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更新履歴(リスニングルーム)
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フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル 1944年2月7〜8日録音最初の一音を聞いただけで、これは異常な演奏だと言うことが分かります。これではまるで、ドン・ジョバンニの地獄落ちです。
白鳥の歌と称されるこの作品が持つ晴朗さや優美さからはほど遠い演奏ですから、作品の紹介にこの録音を使うのはミスチョイスとい...

ジョージ・セル指揮 ニューヨークフィル (P) アルトゥール・シュナーベル 1944年12月14日 録音この録音はサーバーにアップすべきかどうか、随分と悩みました。
録音状態があまりよろしくないからです。シュナーベルのピアノがちょっとピンぼけであまりにも気の毒なのと、第2楽章では完全に歪んでいる部分があるからです。
しかし、セルとシュ...

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1945年1月28日ライブ録音何という凄まじいブラームスの演奏でしょう。インターネットでのストリーム配信という制限の中でどこまでこの演奏の凄まじさが伝わるのかは不安ですが、ユング君のメインシステムを通して聞いたときは思わず姿勢をただしました。
フルトヴェングラーはこ...

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル管楽器セクション 1947年11月〜12月録音フルトヴェングラーが君臨していた時代のウィーンフィルは、管楽器のセクションに蒼々たる名手が顔をそろえていました。
そう言う名人たちがフルヴェンの棒のもとで演奏したのがこの録音です。
後にほぼ同じメンバーでもう一度録音していますが、そ...

カラヤン指揮 ウィーンフィル(1949年録音)若きカラヤンの演奏ですが、印象に残るのはウィーンフィルの弦の素晴らしさです。おそらくはウィーンフィルに対して一歩引いた位置で指揮をしているようで、主導権はオケの方にあるような演奏です。
こういう演奏スタイルはどこかで聞いたような気がするな...

ワルター指揮 ニューヨークフィル 1945年録音ワルターのモーツァルトは50年代にニューヨークフィルと録音した一連の演奏がベストということになっています。まあ妥当なところでしょう。
残念ながら著作権が未だ消滅していませんので、さてどうしようかと思ったのですが、38年のSP盤はそれなりに...

ライナー指揮 ピッツバーグ交響楽団 1946年録音ライナーとモーツァルトというのはミスマッチなような気がするのですが、これは実に立派な演奏です。とにかく音の輪郭線が明確でクリアです。
昔ウィスキーのコマーシャルで、「何も足さない、何も引かない」というキャッチコピーがありましたが、まさにそ...

フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル 1943年6月30日録音この作品のドラマティックな性格はフルトヴェングラーにはピッタリだと思うのですが、何故か録音は少ないようです。
戦時中にはここでお聞きいただいている一種類しかないようです。
戦後のスタジオ録音(確か、EMIのブラームスの交響曲全集の埋...

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1944年6月2&3日 録音ウィーンのムジークフェラインザールで行われた演奏会の録音ということになっているのですが、一部では別の音源ではないかという説が出回っているそうです。おまけに、その音源というのがフルヴェンの演奏ではないのにフルヴェンだといって出回っていた音源(...

フルトヴェングラー指揮 フィッシャー フィルハーモニア管弦楽団 1951年2月19,20日録音フルトヴェングラーとフィッシャーとの組み合わせというと、戦争中のブラームスの第2番のコンチェルトが有名です。(有名じゃないかな・・・^^;)
あれは戦争中のフルトヴェングラーの演奏に一貫する、思いつめたような凄まじさが全曲を貫いています。...

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1951年1月8〜10日録音フルトヴェングラーのレパートリーの中では周辺部に属するもので、それ故にあまり注目を浴びない録音です。
しかし、51年という年はスタジオ録音でテープも用いられ始めたようで、飛躍的に音質がよくなっています。これはフルトヴェングラーを聴く上で注...

メンゲルベルグ指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団他 1939年4月2日 ライブ録音音楽を語るのに、音楽以外のあれこれを持ち出して論議するのを嫌う人がいます。ユング君自身も基本的にはそういうスタンスを取っていますが、それでも、時にはそういう「あれこれ」にふれずにはおれない演奏というものがあります。
このメンゲルベルグ指...

P:ディヌ・リパッティ アッカーマン指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 1950年録音録音が貧しいのが本当に残念です。
決別のコンチェルトとも言うべきこの作品を、この世への決別を目前にした一人の若き天才ピアニストが遺言のように残した演奏です。
おそらくこの演奏以上に、遠く離れた愛しきものどもへの憧れと追憶を感じさせて...

ゴロヴァノフ指揮 ボリショイ歌劇場管弦楽団 1945年録音保存状態が悪かったようで、ノイズが盛大に入っていますし、ところどころ音が歪んでいます。しかし、オケの音自体はしっかりとらえられていますから、ユング君のサイトを訪れてくれる常連さんなら音楽を鑑賞するには不足はないでしょう。
ゴロヴァノフ...

シュナーベル 1947年録音今まで聴いたシュナーベルの録音の中では一番輝かしい音色です。
正直言って、これを聴いてちょっと驚きました。シュナーベルというのはもう少しなよっとしたイメージがあったのですが、それが録音や復刻によるもんだとすればちょっと認識を改めないといけ...

カルヴェ弦楽四重奏団 1937年10月25日録音第1楽章の再現部の繰り返しはカットされてるようですが、これは当時としては珍しくなかったようです。
それよりも注目すべきは第3楽章のテンポ設定です。
シューベルトはアダージョと記していますが、その指定を忠実に守ると間延びがしすぎるとい...

カルヴェ弦楽四重奏団 1937年5月7&8日録音第2楽章は歌を紡いでほしいが、それだけに流れたのではこの作品の本質を見失ってしまいます。かといって劇的な緊張感だけで全曲をがっちりと演奏したのではどこかに物足りなさを感じてしまいます。
そう言う意味では演奏する側にとっては結構難しい作品だ...

ワルター指揮 ウィーンフィル S:Kerstin Therberg T:Charles Kullann 1936年録音この作品はマーラーの死後約一年後に初演されますが、その時の指揮者がワルターでした。マーラーとワルターの師弟関係についてはあちこちで言い尽くされていますから今さらここでふれる必要はないでしょう。
ワルターはロマンティックな指揮者だと言わ...

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1944年12月19&20日録音フルトヴェングラーによるエロイカと言えば定番中の定番です。おそらくその価値は21世紀においても揺らぐことはないでしょう。
なぜならば、それはエロイカの演奏史における一つの極点をあらわしているからです。
今後様々なアプローチによるエロ...

カール・シューリヒト指揮 ベルリン・フィル 1942年録音ウィーンフィルのメンバーから「偉大な老紳士」と慕われたのが、ここで聴くことのできるシューリヒトです。
彼が活躍した時代は偉大なビッグネームが目白押しで、そのような中では目立たない地味な存在でした。彼が作り出す音楽自体も、テンポが速くてさら...

エリーザベト・シューマン 1934年録音エリーザベト・シューマンは戦前のドイツを代表するソプラノ歌手で、最大の当たり役は「薔薇の騎士」のゾフィー役でしたが、ドイツリートでも優れた歌唱を聴かせました。...

キルステン・フラグスタート 1936年録音「神のような」と形容された偉大なワグネリアンソプラノ。
雄大なスケールと気品あふれる風格はこのような小品からでも伝わってきます。...

シュナーベル 1947年録音ホロヴィッツはシュナーベルのことをそう表現したそうです。
昨今のハイテク演奏を聞き慣れた耳には物足りなさはあるかもしれませんが、現在のベートーベン演奏の源流がどこにあったかは確認しておいてもいいでしょう。...

ゲルハルト・タシュナー 1943年録音と、言う人が多いでしょうね。実はユング君もそうでした。
ところが調べてみて、ビックリ!
なんと、1940〜45年にかけて、フルトヴェングラーのもとでベルリンフィルのコンサートマスターをつとめたのが、このゲルハルト・タシュナーなのです...

ゲルハルト・タシュナー 1949年録音と、言う人が多いでしょうね。実はユング君もそうでした。
ところが調べてみて、ビックリ!
なんと、1940〜45年にかけて、フルトヴェングラーのもとでベルリンフィルのコンサートマスターをつとめたのが、このゲルハルト・タシュナーなのです...

(P)クララ・ハスキル:ヘンリー・スヴァボダ指揮 ヴェンタートゥール交響楽団 1950年9月録音こう表現した人がいました。
確かに、彼女の演奏で救われた人は数限りなくいるでしょうから、彼女の手は菩薩かもしれません。
それにしてもハスキルとは不思議な人です。
彼女にしか出せない微妙なニュアンスによって、音楽はどの一瞬においても...

(Fl)マルセル・モイーズ ウジェーヌ・ビゴ指揮 管弦楽団 1930年録音1889年5月にフランス東部のサンタムールと言う小村に生まれる。
生まれてすぐに孤児なるが、として残されたが心やさしい婦人に片田舎の農場で我が子同様に育てられるも、7才の頃偶然に実祖父母と出会い引き取られる。
14才でパリ音楽院に入学し...

(Fl)マルセル・モイーズ ウジェーヌ・ビゴ指揮 管弦楽団 1936年録音20世紀のフルート演奏を語るときに、絶対に忘れてならないのがマルセル・モイーズです。
その功績を一言で表現すれば、「近代フルート奏法」の確立者と言うことでしょう。演奏家としての全盛期は30年代だと言われていますが、晩年はチューリッヒの近く...

シュナーベル 指揮:アルトゥール・ロジンスキー ニューヨーク・フィル 1946年録音こればっかり言っていると、シュナーベルは歌うだけの人かと言われそうですが、やはりここでも一番素晴らしいのは中間のアンダンテ楽章です。ちょっと雑音が入るのが残念です。
ヴェールをかぶった熱情という表現にピッタリの演奏です。
それから、...

ディヌ・リパッティ カラヤン指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団 1950年8月23日 録音リパッティのコンチェルトというと、まずはグリーグとシューマンが有名ですし、一部ではショパンの第1番のコンチェルトも高く評価されています。それ以外となると忘れられた存在になりつつありますが、決して数は多くないリパッティの録音なんですから楽しま...
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[2025-09-16]

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]

ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)
[2025-08-28]

ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」(Ravel:La valse)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:Orcheste de la Societe des Concerts du Conservatoire Recorded on 1960)