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更新履歴(リスニングルーム)
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シュナーベル エードリアン・ボールト指揮 BBC交響楽団 1935年11月4日&14日シュナーベルの絶頂期に当たる頃の演奏です。時期的にはそう言っていいでしょう。
しかし、現在の耳からするといかにもテクニックが弱いという面は否めません。難曲に挑戦するとの意識が過剰なようで、シュナーベルの肩にもちょっと力が入りすぎているよう...

オットー・クレンペラー指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年7月12日録音もう一人の使徒、クレンペラーの録音を追加しました。聞くところによると、この録音は数ある復活の演奏の中で、最短演奏時間の記録を持つものだそうです。しかし、演奏時間が短いからといって決してセカセカした演奏にはなっていません。
実にがっしりとし...

P:ジョージ・セル Vn:ジョゼフ・ロイスマン Va:ボリス・クロイト Vc:ミッシャ・シュナイダー 1946年8月19日&20日録音セルはピアニストとしても非凡な才能を持っていました。幼い頃からピアノの才能を開花させたセルは8歳で公開の演奏会を行い「モーツァルトの再来」とまで評価されたことがあります。
もっとも、いかにセルを贔屓するユング君といえども、いくら何でもそ...

P:ジョージ・セル Vn:ジョゼフ・ロイスマン Va:ボリス・クロイト Vc:ミッシャ・シュナイダー 1946年8月19日&20日録音セルはピアニストとしても非凡な才能を持っていました。幼い頃からピアノの才能を開花させたセルは8歳で公開の演奏会を行い「モーツァルトの再来」とまで評価されたことがあります。
もっとも、いかにセルを贔屓するユング君といえども、いくら何でもそ...

P:シュナーベル セル指揮 ロンドンフィル管弦楽団 1938年1月9日・12月18日 録音この二人の軌跡を眺めていて思い浮かんだ言葉が「双曲線」です。二つの線は永遠の彼方から近づいてきても決して交わることはなく、やがては永遠の彼方へと遠ざかっていく双曲線です。
ロンドンでこの録音を仕上げたときに、その翌年にはともにアメリカ...

Cl.レオポルド・ウラッハ カラヤン指揮 ウィーンフィル 1949年録音責任はおそらくは指揮者にあるのでしょうね。
何とも無理をしてカラヤンの解釈にあわせようとしていますが、その音楽はウラッハの体質は正反対のものですから「やる気」が全く感じられません。
それとは反対にオケの方はやけに張り切っているので、まる...

(Fl.)ルネ・ル・ロワ (Harp.)リリー・ラスキーヌ トーマス・ビーチャム指揮 ロイヤルフィル 1947年録音おそらく彼女なくして現在のハープ音楽を語ることはできないでしょう。今は、ハーピストの登竜門とも言うべきコンクールにもその名を残しています。そう言えば、昨今大変な人気を誇っている竹松舞も「リリー・ラスキーヌ国際コンクール・ジュニア部門第3位入...

ブルーノ・ワルター指揮 ウィーンフィル 1936年録音 ウィーン風という言葉を安直に使うのはためらわれますが、この何とも言えず崩れた雰囲気は、思わずそういう言葉を使わせてしまう魅力を持っています。
アメリカに亡命をしてから、ニューヨークフィルとの演奏がたくさん録音されていますが、こういう雰...

ブルーノ・ワルター指揮 ニューヨーク・フィル 1941年1月20日録音 ワルターと言えばその温和な人柄と、最晩年のコロンビア響とのスタジオ録音が広く流布したこともあって、その音楽までもが穏やかなものだという認識が一般化していきました。
そういう先入観をうち破るには、このニューヨークフィルとのエロイカは最適...

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1943年10月31日&11月3日 ベルリンでのライヴ録音すさまじい演奏です。
これを聴くと、かの有名なカルロス・クライバーの7番でさえ子どもの遊びに聞こえてしまいます。
特に最終楽章の驀進していくベートーベンは、フルトヴェングラーが提示した最高のベートーベン像です。そして、私たちがベート...

フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル 1947年5月25日 ティタニア・パラストでのライブ録音この演奏会の簡単な経緯は6番「田園」の方のページに書いておきましたから、そちらをご覧ください。
6番の方がある意味慎重に歩みをすすめたような感があるのですが、後半の第5番では実にフルトヴェングラーらしい演奏になっています。おそらく数...

フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル 1947年5月25日 ティタニア・パラストでのライブ録音 要望の強かったフルトヴェングラーの歴史的なライブ録音です。
ご存じのようにフルトヴェングラーはナチス協力者として戦後の演奏活動を禁止されます。この辺の経緯については百家争鳴ですし、この短いスペースでユング君の意見を述べることは不可...

チェロ:ガスパール・カサド 1935年録音師であるカザルスの影になってしまってあまり知られることのないチェリストです。しかし、最近は作曲家としてのカサドにも光が当てられ、同時に埋もれていた録音も少しずつCD化されるようになり、演奏家としてのカサドにも再評価が進んできています。
...

エドワルド・フォン・ベイヌム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1950年録音メンゲルベルグの跡を継いでアムステルダムの首席指揮者に就任したのがベイヌムです。(正確に言うと、メンゲルベルグがナチスへの協力容疑で追放されたあとにコンセルトヘボウを引き継いだのがベイヌムです)
メンゲルベルグの片腕として戦前から地道な活...

Vn:アドルフ・ブッシュ P:ルドルフ・ゼルキン 1933年録音アドルフ・ブッシュと言えばブッシュ弦楽四重奏団を率いての演奏が有名です。彼らの手になるベートーベンの弦楽四重奏は戦前におけるスタンダードとも言うべき存在でした。
ソリストとしてよりはカルテットのリーダーとしての方が評価が高いことは事実...

トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1941年3月29日録音録音は1941年という事でかなり古いものですが、意外なほど聞き易い音質です。
この演奏は悪名の高いNBCの8Hスタジオで録音されたものですが、よく言われるようなキンキンとした掘りの浅い音質にはなっていません。
こういう録音を聞いてみ...

ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1947年1月20日録音ギリシャ生まれの指揮者で主にアメリカを中心に活躍した人でした。
ただ、ニューヨークフィルの音楽監督を務めて大失敗の結果に終わったためにその実力が過小評価されてきた不運な人でもあります。(彼は「怒らない」人で有名だったのですが、メジャーなオ...

トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1946年3月24日年録音実にトスカニーニらしいシャープな演奏です。
この作品の決定盤と長らく言われてきたフルトヴェングラーの「怨念の塊」みたいな演奏とは対極に位置する演奏です。
日本人の「短調好き」はよく言われる話ですが、トスカニーニのような演奏がこの作品...

シュナーベル 1932年3月22日録音第1楽章
ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ ホ長調 4分の2拍子 ソナタ形式
第2楽章
プレスティッシモ ホ短調 8分の6拍子 ソナタ形式
第3楽章
アンダンテ・モルト・カンタービレ・エド・エスプレッシーヴォ ホ長調 4分...

シュナーベル 1932年1月21日録音第1楽章
モデラート・カンタービレ・モルト・エスプレッシーヴォ 変イ長調 4分の3拍子 ソナタ形式
第2楽章
アレグロ・モルト ヘ短調 4分の2拍子 三部形式
第3楽章
アダージョ・マ・ノン・トロッポーアレグロ・マ・ノン・ト...

シュナーベル 1932年1月21日&3月21日録音第1楽章
マエストーソーアレグロ・コン・ブリオ・エド・アッパッシオナート ハ短調 4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章
アダージョ・モルト・センプリーチェ・エ・カンタービレ ハ長調 16分の9拍子 変奏曲形式
まさに変奏曲形式の...

シュナーベル 1932年3月22日録音第1楽章
アダージョ・カンタービレーアレグロ・マ・ノン・トロッポ 嬰ヘ長調 4分の2拍子ー4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章
アレグロ・ヴィヴァーチェ 嬰へ長調 4分の2拍子 ソナタ形式...

シュナーベル 1935年11月15日録音第1楽章
プレスト・アラ・テデスカ ト長調 4分の3拍子 ソナタ形式
第2楽章
アンダンテ ト短調 8分の9拍子 三部形式
ロマン派の「無言歌」を思わせるようなロマンティックな音楽です。
第3楽章
ヴィヴァーチェ ト長調...

シュナーベル 1933年4月13日録音第1楽章
「告別」 アダージョーアレグロ 変ホ長調 4分の3拍子ー4分の2拍子 ソナタ形式
冒頭の三つの音符に「Lebewohl」の言葉がつけられていて、この動機が楽章全体に頻出します。
第2楽章
「不在」 アンダンテ・エスプレ...

シュナーベル 1932年1月21日&2月3日録音第1楽章(速く、そして終始感情と表情を持って)
ホ短調 4分の3拍子 ソナタ形式
第2楽章(速すぎないように、そして、十分に歌うように演奏すること)
ホ長調 4分の2拍子 ロンド
実に叙情的で歌心にあふれた音楽。後期様式への入り...

シュナーベル 1934年4月24日録音第1楽章
アレグロ・マ・ノン・トロッポ イ長調 8分の6拍子 ソナタ形式
第2楽章
ヴィヴァーチェ・アラ・マルチャ ヘ長調 4分の4拍子 三部形式
第3楽章
アダージョ・マ・ノン・トロッポーコン・アラ・アフェット イ短調 4...

シュナーベル 1935年11月3&4日録音第1楽章
アレグロ 変ロ長調 2分の2拍子 ソナタ形式
第2楽章
アッサイ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調 4分の3拍子 スケルツォ
第3楽章
アダージョ・ソステヌート 嬰ヘ単調 8分の6拍子 ソナタ形式
おそらくはピアノ音楽とい...

ブルーノ・ワルター指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1946年1月10&12日録音一昔前は「田園」と言えばワルターでした。
とりわけ最晩年のコロンビア響との録音は絶対的な存在として長く君臨してきました。古いクラシック音楽愛好家にとっては牛が鍬を引くジャケットはおなじみの物でした。
ここで紹介している録音はワルター...

シュナーベル 1933年4月12日録音第1楽章
アレグロ・マ・ノン・トロッポ ト長調 2分の2拍子 ソナタ形式
第2楽章
テンポ・ディ・メヌエット ト長調 4分の3拍子 ロンド...

シュナーベル 1934年4月25日録音第1楽章
アレグロ・コン・ブリオ ハ長調 4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章
アダージョ・モルト ヘ長調 8分の6拍子 三部形式
天使のほほえみがにわかに雲に覆われたよう。導入部をそのように喩えた人がいました。...
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[2025-09-16]

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]

ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)
[2025-08-28]

ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」(Ravel:La valse)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:Orcheste de la Societe des Concerts du Conservatoire Recorded on 1960)