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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- CBSソニーの廉価版で買ったのがこの演奏でした。LP盤の音は良くはなく、演奏の特徴は何とか捉えられる程度でした。長い間聴かずにいましたが、ユングさんのアップを聴いてみたら、トゥッティのリミッターが外れ、ノイズも少なく、聴きやすい録音になり、いっぺんに好きになりました。いかに復刻するかは、やはり大事だと思いました。(安物のレコードプレーヤーも鑑賞に影響しましたねえ。)デジタルで得られるものは、「ワルターNYのブラ1」にはあったということです。今は亡き宇野功芳氏は、ワルターと文通した数少ない日本人でして、その著、ウィーン時代に始まる全ディスコグラフィーをコメントした本がありました。Amazonを見てびっくり、「名指揮者ワルターの名盤駄盤」はkindle版まで出ています。その著では聴いたLPの音がよろしくなかったのでしょう。「ある部分では奏者(ホルンを指して)が勝手に喚いている」なんてくだりがあります。このサイトに聴く限り、威圧感こそあれ、NYフィルはヴィルトゥオーゾ・オケです。こんな演奏が身近に聴けたニューヨーカーたちは幸せですよ。
- 2024-02-12:R100RT乗り
- さすがBlue Sky Label! よくこんな演奏を探し出してきたなと感心します。演奏時間長いのですが、まったくもたついているように感じません。音質は残念ですが、演奏は名演です。
- 2024-02-10:大串富史
- ディーリアスと、指揮者とオケの皆様に、そして何より管理人様に感謝を込めて。
#自分的にはチェロ協奏曲が捨てがたいのですが、くっつけると上手くくっつかない場所が3ヶ所ぐらいありまして… 一方でこちはくっつける必要がなく、本当に感謝です(まて
思うに中国人の学生に日本語レッスンの合間のバックグラウンドミュージックは、ディーリアスで決まり、のようにも思います。何も反応がないように見えて、その実まあ離席せずに聴いてるのかなー、みたいな。
#というのも小学校4年生になる娘(ハーフであるもののほぼ中国人)に言わせると、バルトークのオケ協もやっぱり怖い音楽で、いやこれが第二次大戦のころの音楽なんだよと説明すると、中国人の妻もすかさず、でしょう!怖い音楽!というところに落ち着いてしまうのです… 妻に言わせると、スペイン奇想曲でさえ騒がしいとのことなので(先日帰りの雪道でナビを起動しながら車中クラシック・アワーをしていた時の感想です)、全く何の背景もない中国の人たちにとって、クラシック音楽の敷居は思いのほか高いと思い知りました…
管理人様には毎回、感謝の言葉しかありません。ご自愛しつつ、このよいお仕事をお続けくださいますよう。
- 2024-02-04:小林 正樹
- 即興をしようがしまいが、グルダの表現は大好きです!
いわゆるグルダファンですねん、こんなんを生で聴きたかった。彼のべーゼンの響きが大好きです。これぞとは言わないまでもウィーンのピアノの響きが充満しておりますですなぁ。アップおおきにです!
- 2024-02-03:rebase
- この録音もパブリックドメインなのか。という、感慨深い思いです。
デュプレのエルガーを目的に購入しましたが、当時高校生の自分はカップリングのこちらの曲に一目(耳?)惚れしてしまい、何度も何度も覚えるほど聴き込んでいました。
最初から最後まで歌い通すチェロ、特に、Con moto tranquillo の独奏チェロの旋律が好きで何度も口ずさんでいたのを思い出します。
今も大好きな曲と演奏です。
- 2024-01-26:小林 正樹
- イッセルシュテットの名は僕が中学生の時、学校の図書館(独立していた!)で開いたレコードコンサートです。レコード屋さんで聴かせてもらった新譜、第9でした。そのあまりにも素晴らしい「録音」と音の良さに仰天して、親に無理を言って買ってもらった。解釈云々はよくわからなかったけどオーケストラが無茶苦茶にすごかった。当時確か生では京都のオケと外山雄三氏の演奏で聴いていたけどこのレコードのウィーンフィルなるオケの凄さに圧倒された。それまでは早い楽章、迫力の楽章ばかり追いかけていたけどこの盤で初めて第3楽章の「得も言えぬ」気持ちの良さ(美しさは解ってなかった、多分)に感激した(感動までいかない)。その指揮がこの舌を噛みそうな名前のマエストロだったわけ。この人が読響に呼ばれて来日して「11PM」というエロ系の深夜放送(!)にチョイ出演してるのを見たときは、妙にうれしかったなぁ(おっさんも仲間やんけ!)。あとはブラームス第4が、なんというかまだ見ぬ北欧、北ドイツの自然の茫漠とした雰囲気を感じさせてくれて未だに愛している盤です。北独放送オケというと、僕の大大好きなベルリンフィル(戦時中の)のコンマスだった「エーリヒ・レーン」が一時ここでもコンマスをしてたらしい。息子さん(エーリヒ・シュミット英名エリックスミス)はデッカの重鎮だったようですな。いやいい時代でした!
- 2024-01-16:大串富史
- エラム様と管理人様、もちろんブルックナーに、そしてへの感謝の辞を述べつつ。
エラム様のコメントを見て思い直し、ウィキペディアのブルックナーの項も見ながら、この年になって初めてブル5を聴き、踏ん切りがつきました。
何の話かというと、ごめんなさい第5番でも第7番でも第8番でもない、やはり第9番こそ、中国人の学生たちがブルックナーのファーストインプレッションとなるべきで、これが現代人である我々にはやはり一番分かりやすいのでは、とにかく聴かせてみよう、いや絶対聴かせるという踏ん切りです。ふふふ…
#でも第2楽章は流しません… 前もコメントでご紹介しましたが、彼らには抗日映画でよく使われたある曲(というか、リズム感)へのトラウマめいたものがあって、ラヴェルのボレロでさえある学生からのクレームがあったのです… その件の曲というのは、タコの第7番のドイツ軍のテーマから着想され作曲されたものだそうで、こんな感じです(第7番の演奏ビデオにもろに音楽をかぶせてあるので、違和感ありまくりですが…)… https://www.youtube.com/watch?v=sAHViviRNNI
でまず聴かせる予定のない第2楽章のテンポからチェックし、続いて第1楽章の冒頭の霧?とノイズ兼ね合いを聴き比べ(レッスン用のモノラルなイヤホンマイクでモノラルなスマホでの再生時の各パートの鳴り具合も確認し)、それから第3楽章のオケの歌い方(歌わせ方)を聴いて、自分的にはこれがベストなように聴こえました。
#こんな風に書くと、管理人様の仰るところの事大主義の使者なるブルファンの大先輩たちから自分もきついお叱りを受けるのでは…などとちょっと心配なのですが、先にお断りしておくと、熱いブルファンの皆様とどのブルが一番ブルらしいのかみたいな話をさせていただいているのでは全然なくて、日本語を学んでいる中国人学生たちがあたかも映画音楽やコマーシャルのバックグラウンドミュージックを聴くように聴いた時に違和感が一番ないと思われる演奏(プラス自分好みの演奏)という意味なんですごめんなさいー
で改めて思うに、整った8番より端折ってる7番の方がいいと思いきや、5番を聴いてそうかやはり5番の方がより整っておらずブルックナーらしいのかー(まて)みたいに思っていたところ、5番を素直に流してしまうと、あの休止?の連続?はどうなのかとやはり心配になりました… というか、ブルど素人のわたしなどに言わせれば、9番って一番分かりやすいなー、なんです…
#未完の第4楽章にしても、YouTubeでのナクソク提供のあれ( (1992年SMPC補筆完成版)を聴いて、これまた休止の連続だけど大体分かったからまあいいか許せる、ぐらいなのです(ご本人は絶対許せないレベルのような気もしますが)…
最後になりますが、管理人様にこのような聴き比べの機会のみならず、実際にバックグラウンドミュージックをご提供いただいていることに、ただただ謝意を表しつつ。
#うーん第1楽章第3楽章とも20分かー最後まで誰が残るのか(まて
- 2024-01-13:エラム
- 5番は確かに冗長に感じる部分はあるとはいえ、それでもシャルク改竄版の大幅なカットは許せないレベルです。ただ、コーダでのシンバルやトライアングルの追加に関しては理解できる気がします。
この曲の売りはやはり終楽章のコーダ部分の盛り上がりだと思うのですが、本来求められるべき演奏をできている例は少ないと思います。何が言いたいかというとコラール部分の迫力不足です。コラール手前までは散々盛り上げておきながら、コラールに入った途端に音圧が弱くなる演奏や録音がかなり多いです。何度も何度もこの曲を指揮した朝比奈も、色々な録音を聞いていると非常に上手くいっている場合と不首尾だった場合が混在してるように思えます。
おそらくブルックナーの作曲技量の問題で、演奏する側が相当注意して組み立てないとそういう残念なことになるのでしょうが、シャルクは普通に演奏しても大盛り上がりできるようにシンバルやらトライアングルで補強したのだと思います。
もしもカット部分がこれほど多くなければ、改竄版を選択する指揮者がもっといても不思議ではないと思います。例外的な例としてマタチッチは一部の演奏(N響来演時など)で原典版をベースに一部カットしてコーダは改竄版に従ってシンバルやトライアングルを入れていたみたいですね。
- 2024-01-11:ミッキー
- バラード4曲をミスタッチ少なく、技術的にも克服して演奏する。大変難しい事です。でもね、コルトーさんのように、演奏の裏に何か下敷きがある。テキストがある。それも、詩的な物。
「詩」って、どんなモノなのか、簡単に語れますか?
その為に、紀貫之が書かれた、古今和歌集の「仮名序」。現代語に意訳して、大事な所を引用します。
『力を入れないで、天地の神々をも感動させる。目には見えない「鬼神の心」だって、しみじみとした思いに、させてしまう。見知らぬ男女の関係に、恋を芽生えさせる。勇猛な武士の心を和らげる。そんな力量を持つ文章。それは、飛び切り良く出来た「和歌」なのである』。
この和歌を、「詩」に置き換えて、いただければ良いのだ。詩・・・つまりポエム。
どんなに優秀な演奏であっても、それは、物理的には、音が連続的に変化している。空気の振動に過ぎない。
その行為でもって、イメージが変換していく。ショパンの音楽的なイメージ→ショパンが精巧が書いた楽譜→演奏者コルトーが感じたイメージ→ピアノから紡いだ音→聴衆の耳に届くた空気の振動→聴衆の大脳に届いた情報。
さて、この情報を、美しいとか感動したと、感情表現するのは決して悪くない。そこに、詩的な物の存在を感じる事が出来たら、素晴らしい連鎖であると言える。
そう言う演奏の記録が、ここにあるのだ。そういう録音は殆どないと断定できる。
- 2024-01-11:大串富史
- ブルックナーと指揮者とオケの面々、そして管理人様への感謝と共に。
ブルックナーの最高傑作は第8番という話を聞き拝聴させていただいたのですが、第4楽章の冒頭以外は、うーん…となってしまい、やっぱり第9番でしょう、あれ?テンポ感が違う…中二病のあの時のファーストインプレッションはたしかロジェストヴェンスキーだったような、でもレコードのジャケット柄が違うし…と聴き比べをしているうちに、はたと気が付いたのは、第9番は前にも別コメントで書いたように第2楽章が学生(日本語を学んでいる中国人の生徒さんたち)に少なからぬ動揺を引き起こしかねない、いわゆる奇天烈(キテレツの方がなんだかしっくりしますね余談ですが)なんだそうなんだ、ということで、この第7番を聴いて、ああこれだこれで行こう!と思った次第です。ふー
#この曲の第2楽章は中学校の時分に某先生の葬儀の時に流されて(それが亡くなった先生の遺言だったそうです)、やっぱりレガートし過ぎじゃ駄目だよな、スッキリ行ってほしいということで、他のテンポ感も含めこの録音に行きついた次第です。第3楽章なども、ゆっくり聴かせるみたいな話だと聴衆である学生はあくびをしてしまうわけで(中国人は日本人よりよくあくびをするように見受けられます…)、このぐらい端折ってクラシック音楽慣れしていない聴衆にはなんぼ、ってもしかするともしかして、当時これがダントツで他はブーイングというのは、テンポ以前にこの曲自体がある意味人間という生き物の音楽に対する生来の特性(端折っている、整っていればしっくりというわけでもない)をうまく突いているのかとも思ったりします。
#それにしても、日本語レッスンの合間のバックグラウンドミュージックという枷さえなければ第9番だしバルトークだし、個人的には悩ましいです… この第7番とて、第4楽章はあくび防止対策で流さないかも、みたいな。
管理人様には、こうした聴き比べの場をご提供いただいていることにただただ感謝です。なにしろ、あの時お金さえあれば(あの時分は時間は相応にあったので)と悔し涙を飲んで聴き逃していた数々の楽曲また名演を、こうして仕事の片手間に拝聴する機会をご提供いただいているわけですから。
これからもご健康にご留意いただきながら、よいお仕事をお続けくださいますよう。
#余談ですが、わたしの父(90歳になります)も今同居中の義理の母(83歳です)も、中国語で言うところの閑不了つまりじっとしていられないたちで、他の人が止めないとこれまでと同じことをあくまでやり遂げようとします…(義理の母が今ちょうどそんな感じで、夫婦がする家事に何らかの形で共にあずかって帰属感なり安心感を得ようとするあまり動き過ぎてひどい咳が止まらないのを、よく寝てよく休まないなら病院行きだよ!と脅しつけなければならない毎日です…)わたし自身も自戒中です…
- 2024-01-09:赤間 隆
- 緊張感と熱さのある素晴らしい演奏と、当方の貧弱な再生装置でも分かる素晴らしい録音でした。今の気分ではこの曲のベストワンです。有り難うございました。
- 2024-01-08:大串富史
- ヨハン・セバスティアン・バッハと、その息子であるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハに、チェリストのアンドレ・ナヴァラとフランスオケの面々に、そしてもちろん管理人様にも、深い感謝をお送りさせていただきつつ。
#ようやく時間が少し取れました… 貧乏暇なし、ですか…
この曲は初めて聴きました。というか、ヨハン・セバスティアン・バッハ以外のバッハはイケていないという認識を、この作品を聴いて改めさせていただきたく思いました。
#録音状態もかなり良好ですね!レコード制作の面々にも感謝です…
今ちょうど第2楽章なのですが、これは父のセバスティアンとも、後世の誰とも違うなあと感慨深いです。渋すぎることも明るすぎることもなく、いいツボを突いているというか。オケの響きも指揮のテンポもバッチリ、というかしっくり、なんでしょうか。
とはいえ、この楽曲を紹介してくださり時間を割いて楽曲解説をも準備してくださった管理人様がいらっしゃるので、リスナーである我々もその恩恵を受けられるわけです。いつも感謝に堪えません… 最近はご健康の方は如何でしたでしょうか。どうぞご自愛しつつ、これからもよいお仕事をお続けくださいますよう。
#最近になってこちら(中国)でホンダのフィット(中古)を買って乗っているのですが、こちらの曲を車内で流させていただき、純粋に仕事から離れてクラシック音楽鑑賞の機会をわたしたち(わたしと中国人の友人たち)にご提供いただいていることにも、合わせて感謝を申し述べさせていただきます。いえ、バルトークのオケ協がボーダーラインです。不思議な日本の役人違った日本語教師と思われても困ってしまうので(まて
- 2023-12-29:小林 正樹
- これはえらいものを聴いてしまった!20年前に聴きたかったなぁ。月並み表現やけど、ここにはヴァイオリンとピアノという組み合わせの「最高」の姿がありますね。まぁ録音のやり方にもあるのでしょうが(オンマイク?の面白さ)、これだけスコアに忠実に練習されて録音の本番で、ここまで美しく「芸術的に」仕上げるというのは、たとえ取り直しがあったとしても、凄いことです。この作品をかなりの数、本番と録音含めて聴いてきましたが、どれもこれも、相当な巨匠といわれる人たちのものでもどこかで、うーん難しいわなぁと思ってばかりでした。ところがどうだ!このお二人の凄いこと。アンサンブル「芸術」の極北ではないの?こんなのありえまへーんってなりましたわ。PCの前で演奏聴きながら、ひそかに体が指揮者の動きをしまして(よくあるでしょ)この作品はスコアを大体覚えてるので、ここあそこそれあれとやってるともう気分はジョージ・セルやぁ!!いやあ年の暮れにえらいもんを見つけましたわ。ええ年越しになります。
モリーニ+フィルクシュニー+ユングさん万歳や。ありがとうございました!
- 2023-12-07:アドラー
- 何度聞いても凄い演奏ですね。ユングさん仰るように今の若いピアニストならこれをある程度は演奏する力はあると思います。You tubeで今の若い~中堅世代の有名そうなピアニストの演奏を幾つか聴いてそう思いました。昔ならともかく、今は指の動きだけなら、ホロヴィッツだけがダントツ、という時代とは違いますね。
それでも、やはりホロヴィッツは全然違って聞こえます。刻印付けかもしれませんし、好きな演奏家を応援したい気持ちのためもあるかもしれませんが。
おそらく、ホロヴィッツだってこの曲の演奏は実際は楽ではないでしょうけど、聴いた印象としては、今の(この曲が弾けるようになった)ピアニストは頑張って何とかこの曲をテンポ通りに弾けるようになっているのに対し、ホロヴィッツは逆に、この難曲を追い回すだけの技巧のゆとりで演奏している、ように聞こえます。弾くだけでも大変だと思われる速く難しいそうなパッセージなのに、切れのあるシャープな音が曲のあちこちから聞こえてきたり、一瞬のうちに深い孤独感のあるロシア的な情緒のパッセージが訪れる瞬間があったりして、リスナーとしては、テクニックも凄いのですが、そこからロシアの音楽が聞こえてくることが凄いなあと思います。
- 2023-12-06:ワラビー
- ユングさん、クラシック解説ありがとうございます。楽しみに拝聴させていただいております。さて、昨日アップロードされたヴェーグ四重奏団の楽曲ですが、ウィーンコンチェルトハウスのものだと思います。ご確認をよろしくお願いいたします。ではまた。
[管理人]
またまた、音源ファイルへ紐づけるファイルの置き換えを間違えたようです。我ながら困ったものです。(^^;
早速に手直しはしました、ご指摘、感謝。
- 2023-12-02:小林 正樹
- 以下のユングさんのお気持ちは痛いほど私には理解できまする!
>>・・そして、最近感じるのは、あまりにも多くの「オレが、オレが」という強い自己主張と、それを正当化するためのあれこれの言い訳に満ちた演奏を聞かされ続けてきたというか、自分でもそれがいいと思って聞き続けてきたと言うべきか、つまりはそう言う演奏に埋もれてきた後で60歳も超えてくると、なんだかこういう演奏に安心感を感じる自分に気づくのです。うーん、何とも回りくどく、結局は何を言いたいのか分からない物言いですみません。<<<
・・どうか懲りずに、よき音芸術の発掘をお願いいたします。でも健康第一です。
決して無理をなさらぬようにお願いいたします(これ本心です)!!!
- 2023-12-01:大串富史
- うーん、うーん、やはり管理人様への感謝が最初で最後、ですか…
ラフマニノフのこの曲は初めて聴きましたが、自分的にはよさげだなーと思いつつも、第3楽章を最後まで聴いて、この曲はやはり現代人(わたしの場合はバックグラウンドミュージックとしてクラシック音楽を聞くことになる中国人の学生たち、恐らくはその半数以上が大学生かそれ以下)が最後までついて行けず、最後までついて行っても、うーん、うーん、となってしまわないか、ちょっとだけ心配です(日本語「ちょっと」の湾曲的用法ごめんなさい)…
#いやこの場をお借りしてもっと言いたいことを言わせていただけるなら(ってもう言ってますごめんなさい)、結局バルトークのオケ協でさえバックグラウンドミュージックの聴衆が二人(自分ともう一人の学生)になってしまい泣く泣くお蔵入りしてしまうのを見るにつけ、現代人とは一体全体どういう人たちなんだと思ってしまうのです… まあそこで、はっと我に返るのですが。今は第二次大戦のあの時代でさえなく、あの頃の聴衆と今の我々(の大多数)はかくも違うんだなあと。
もっともラフマニノフの前奏曲は(曲が短いこともあり)まだリストに残っていますし、コンドラシンもモスクワフィルもよさげですし、楽曲をアップしてくださっている管理人様への感謝をはじめ、感謝はただただ尽きないわけですが…
#それにしても、現代人のこの生活の忙しさには半ば呆れてしまいます… 家族の食事が終わったようで(わたしは基本的に夕食は食べないのです)、小4の娘(孫ではなく予想外の妊娠で授かった娘)と病気の妻と82歳になる義理の母親を残し一人クラシック音楽鑑賞はやはり不可能です残念無念…
- 2023-11-26:エラム
- この曲は「ピアノソナタの未完成交響曲」とでも言うべき、ことによると未完成交響曲に負けるとも劣らない名曲だと思います。殊に第1楽章のあまりにも美しい曲想の変化は筆舌に尽くし難い。
未完成交響曲との著しい知名度の差は、単に演奏機会の少なさから一度も聞いたことがない人が多いからではないでしょうか。
私も内田光子のコンサートで聞いたのが初めてでした。シューベルトの4番、15番、21番の3つのソナタを並べたプログラムで21番は当然として4番も予習済みでしたが15番は全くの未聴で臨みました。知らない曲でどれだけ退屈な30分間となるのか心配していたのが、結果的にその日最も心が震えた30分間となりました。
是非とも多くの人に聞いていただきたい楽曲です。
- 2023-11-25:元クライマー
- CDで持っていますが、この歌唱を取り上げてくださったことに感謝します。
オペレッタを歴史的な名歌手が歌った希少なアルバムと思います。シュワルツコップの上品な色気と、情感あふれる歌唱が存分に生かされています。
- 2023-11-19:クライバーファン
- 内田光子さんのインタビューを読んでいたら、ハスキルは「ミュンシュ/ボストン響とひいているK四六六、あれは素晴らしかった。ライブはミスがあってもやはりいいと思う。」というのがありました。
ユングさんのご感想がもしこのサイトにのればうれしいです。
- 2023-11-17:奥山子
- 何年か前にデータベースにアップロードされていたのを目にしてから、ずっと紹介される機会を心待ちにしていました。
ラフマニノフの交響的舞曲は時代が下るにつれて演奏と録音が増え続けている数少ない曲の一つで、その過程で名演として評価を確立したのがこのコンドラシン盤だと思っています。
単純に大河OPっぽく楽しめる雰囲気が人気に繋がっている部分もある一方、この曲は2台ピアノのための作品としてとりわけ優れたものだと感じています。
そういえばアルゲリッチがかなりの頻度で弾いていて、録音に限っても複数あったと記憶しています。
ラフマニノフとホロヴィッツの初演もさぞ素晴らしいものであったろうと想像してしまいますね。
- 2023-11-16:鈴木孝庸
- いつも楽しく拝聴いたしております。このたびは、私も大好きなマリア・シュターダーをお取り上げくださり、解説もなるほどと拝読いたしました。シュターダーは、LPもCDも出来るだけ入手するようにしておりますが、イッセルシュテットとの「エクスルターテ…」は、CD未購入です。
ところで、今回御紹介のステレオ盤、拝聴してたしかにステレオのようですが、写真に出ているLPは、私も持っているものと同じ盤のようですが、これはモノラルではないかと思いました。
余計なこと申して大変失礼いたしました。
[管理人]
全然余計ことではないです。差し替えを忘れていました。(^^;
- 2023-11-15:東丈
- マルケヴィッチは大好きな指揮者ですが、特にこのエグモント序曲は素晴らしい!どの楽器も皆全力でなっているし、弱音の部分も針を刺すとパンと破裂しそうなものすごい緊張感を感じます。今後もこれ以上の名演は出ないのではと思います。演奏後はへろへろになったのではというコメントには笑えました。
- 2023-11-04:クライバーファン
- まずはじめに、「その生涯で3度もベートーベンのピアノ・ソナタを全曲録音したピアニストというのは他にいるのでしょうか。」についてですが、我らがバレンボイム大先生が、5度目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を2020年に完成されています。すごい記録ですね。
バックハウスのステレオ盤しか全集をもっておらず、テクニックに満足できないので、他の良い演奏を探しており、このサイトのベートーヴェンをいろいろ聞いています。このブレンデルですが、硬質なトーンで一貫されておりそこは良いのですが、フォルテで音が少し潤いがなさすぎる気もします。録音のせいかもしれませんが。
ブレンデルの70年代の録音にも興味を持ちました。聞いてみたいと思います。
- 2023-11-01:クライバーファン
- これはすごい演奏ですね。中弱音主体の音が感覚的にとても美しいです。圧倒されました。
ホロヴィッツが語ったとされる「最高のモーツァルト弾きを知っていますか。エトヴィン・フィッシャーですよ。」という言葉を思い出しました。
- 2023-10-31:小林 正樹
- 久しぶりに書きます。日本シリーズの前にリストでも聴こかいな、と思ってユングさんの頁探してると、おっケンプが?と、しかもフィストラーリと?。なんかどこかゾワゾワする気持ちの高ぶりや!どれどれと思ってクリックオン!なんという「美しいリスト」じゃこれは。音の洪水的熱狂の奴はよけあるが、これは一体、ウームとなったわけでして、淡々としている美音というか美音を求めることだけが第1義ではないだろうけど、何と申しましょうか譜面を丁寧に「歌って」いて、鍵盤を触ったらこうなってんわ。というような境地がええなぁ、と。
第1協奏曲の1楽章途中のカンタービレなどゾクッとを通り越して夢の境地!そして聴き手としてボケッとしてたらフィストラーリ氏の的確な的を得た厳しいリズム表現で「ぼーっとしてんじゃねえよ!」と叱られて、誠に良い気分でした。あぁ僕は今日機嫌がよいぞって思った一瞬でした。
おっとタイガースを見なければ・・・。
良いものを有難うございました。(ケンプさんのはシューベルトも大好きやねん)
- 2023-10-31:クライバーファン
- 今年は、オペラを聞いてみようと、40曲ほど新たに聞きまして、ロッシーニもいままで一度も聞いたことはなかったのですが、湖上の美人、ブルスキーノ氏、ランスへの旅、エドゥアルドとクリスティーナ、イタリアのトルコ人と5曲ほどオペラ全曲を聞きました。
それを聞いた後にこの演奏を聞きましたが、ランスへの旅なんかと共通して、メロディがとても綺麗ですね。ロッシーニはハイドンなんかと違い、1回聞いただけで綺麗とわかる旋律を作れる人だと思いました。またプッチーニのようにベタベタに甘いところはないです。
とても気に入った曲で、あらためてこういうサイトで未知の曲に巡り合えたことに感謝します。アップロードありがとうございます。
- 2023-10-30:クライバーファン
- ドナルド・キーンの著書を読んで、ヴィヴァルディのオペラ「オルランド・フリオーソ」を聞きましたが、ドナルド・キーンが賞賛するほどには良さが分からなかったです。
そこで目に留まったこの曲の演奏を聞きましたが、予想に反して面白かったです。というのも、ソプラニーノ・リコーダーの演奏をはじめて聞いたからです。
音はピーヒャラなるのですが、なかなかかわいらしい音で、かつ、美しいと思いました。
なんどか聞いてみたいと思います。
あと、マリナーの演奏もまとめて聞いてみようと思います。というのも、バロック時代はモーツァルトまでの曲は、大編成で演奏しても良さが発揮されないと思ったからです。マリナーのような小編成で演奏した演奏をもっと聞いてみます。
- 2023-10-28:クライバーファン
- 現在、ベートーヴェンの作曲を全曲聞こうと少年時代から順に聞いています。
そのなかで、
「クラヴィーア四重奏曲ハ長調」WoO36-3
の1969年のエッシェンバッハ他の演奏が気に入りました。ところでこの曲は、モーツァルトのアウエルンハンマー・ソナタから大きく影響を受けているということで、こちらも聞いてみました。
どうもベートーヴェンに比べてこじんまりとしていて、面白くないですね。ピアノが主導しているところはそうあるべきなので良いとは思いましたが。こういう演奏を聞くと、トスカニーニが言ったという「僕はモーツァルトにはたまにうんざりする」という言葉を思い出します。
- 2023-10-27:クライバーファン
- 第2楽章の優美な旋律に惹かれました。はじめて聞いた曲で、ほかの楽章は特に印象に残らなかったのに対して、一聴しただけで感銘を受けたのが第2楽章です。
個人的には弦楽四重奏というジャンル自体が嫌いです。ヴァイオリンが2本で耳に刺激的に聞こえるというのがあります。でもヴァイオリンの音というのは実演で聞くと、安い再生装置で聞くのと大分違う音なので、弦楽四重奏も実演だと大分違う音なのかもしれません。というわけで、弦楽四重奏の実演にも行ってみようと思っています。
それにしてもハイドンという人は、モーツァルトほど、聞いてすぐに覚えられるようなメロディを作らない人ですね。そういうところはベートーヴェンに似ていているのかもしれません。逆に言うと、モーツァルトに比べると、何回聞いてもなかなか飽きないという長所もあります。
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[2025-05-06]

ショパン:ノクターン Op.55&Op.62&Op.72&Op-posth(Chopin:Nocturnes for piano, Op.55&Op.62&Op.72)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
[2025-05-03]

ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調, Op.90(Brahms:Symphony No.3 in F major, Op.90)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1963年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1963)
[2025-04-30]

ショパン:ノクターン Op.37&Op.48(Chopin:Nocturnes for piano, Op.37&Op.48)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
[2025-04-27]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第6番 ヘ長調(Rossini;Quatuor No.6 in F major)
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-25]

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調, 作品73(Brahms:Symphony No.2 in D major, Op.73)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1962年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1962)
[2025-04-22]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第5番 ニ長調(Rossini;Quatuor No.5 in D major )
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-19]

ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調, Op.68(Brahms:Symphony No.1 in C Minor, Op.68)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1951年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1951)
[2025-04-16]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590(プロシャ王第3番)(Mozart:String Quartet No.23 in F major, K.590 "Prussian No.3")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2025-04-12]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第4番 変ロ長調(Rossini;Quatuor No.4 in B flat major)
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-09]

ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27(Rachmaninoff:Symphony No.2 in E minor, Op.27)
アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1945年1月15日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on January 15, 1945)