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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- フェラスにせよ、渡辺 茂夫にせよ、このレビンにせよ、(ハイフェッツの直弟子エリック・フリードマンにせよ(同じ弟子でもアモイヤルは健在)、オイストラフの息子イーゴリにせよ)、音楽のこわさ、ってありますね。さりとて、音楽の恩恵言わずもがなです。
私の十代で聴いた、レビンのタイスの瞑想曲は最高に美しかった。曲想の持つ危うさが、レビンの演奏家としての危うさと重なり合ってた、なんて知る由もなかったですが。葉加瀬さんのように、クラシックからはじけたら幸せになれる人、多いのかもしれません。
話は変わりますが、かのユング心理学の河合隼雄氏も文化庁長官になられる前、京大同窓で東京交響楽団首席fluteの佐々木真氏とデュエットのCDを作られています。京大オケに在籍された河合隼雄氏、ご自身でおっしゃるように、名手ぞろいの中では上手とまでいかなかったようです。58歳までフルートを手に取らなかったのが、還暦前にして、物理専攻名flutist佐々木真氏に習いはじめたわけです。それから20年。臨床心理の仕事にバランスを与えてくれたんでしょうね。
音楽体験は、プロアマ問わず、一人一人にあり、その機会(演奏にせよ視聴にせよ)は自由に開かれてるようです。どうか、素晴らしい名手たちが迷宮入りしないことを祈りたいです。
レビンのように弾ければ、それだけで素晴らしい(最高)と思います。このパガニーニの奇想曲は、私的には、古今誰よりも上手い、と思います。レビンの前で、ハイフェッツに弾かせてやりたかった5、6、8番など(24番と数曲だけSPであるようですがね)
- 2016-09-27:Sammy
- yungさんの仰る通り、まさに「手の内に入った」堂々たる卓抜な演奏だと思います。作品の多彩さと起伏を生き生きと精力的に表現する様は本当に素晴らしく、時代を超えて今も十分聴き返すに値する名演奏だと思います。
- 2016-09-27:Watcher
- >いかに抵抗感があったとしても、それはこの後に続く音楽であることを捨ててしまった愚かな「非音楽」=「前衛音楽」とは異なります。
確かに、新ウイーン楽派の3人の作品は一見抵抗感がありますが、聴き込んでいくと何とも言えない味わいがあります。ところで、第二次大戦後の前衛音楽を非音楽であると断ずるのはいかがかと思います。
周知の通り、ウェーベルンの音楽は前衛音楽の騎手と言われたブーレーズの作品(主なき槌)やシュトックハウゼンの作品(ピアノ曲???)に直結しています。そういう意味では、新ウィーン楽派の音楽と、いわゆる前衛音楽(特にトータル・セリエリズム)は連続性があります。
- 2016-09-22:yseki118
- 最近、YUNGさんのファイルが良い音で鳴るようにシステムを調整してきたところ、素晴らしい音が出始めました。
私はメモリ再生ではなく、BBG+BOTICですが、SDカードにデータを転送してLANケーブルを抜いて再生すると、驚くような音質で再生されます。
特に、マーキュリーの録音の良さには驚いています。驚きを通り越して驚愕しています。本当に、今から50年以上も前の録音なのでしょうか。
以前は、自分でリッピングしたファイル程には再生できなかったので、演奏を知る程度の扱いしかしてきませんでしたが、素晴らしい音で演奏を味わうことができ、本当に感謝しています。
- 2016-09-22:Joshua
- BudapestともBarylliとも違う魅力あるベートーヴェン、紹介してくださってありがとうございます。
- 2016-09-17:原 響平
- オーマンディーのラフマニノフは1973年盤が芳醇な響きに支えられて人気が高いが、当方は余りにも甘くてねっとりとした演奏で好きになれなかった。1959年盤の演奏は当時のフィラデルフィアサウンドと呼ばれ出したオーマンディーのゴージャスな響きを聴くことが出来る。ねっとり感も少なくメローな響きを随所に散りばめた非常に洗練された演奏。この録音以前に2回モノラルで録音しているから、よほどオーマンディーお気に入りの曲。さて、オーマンディーの演奏スタイルは歴代名指揮者のメロディーラインを際立させる演奏とは違い、色々な音色を一度に響かせる。その技術は大したもの。しかし抑揚感に欠け、奇をてらう表現が少ないため、どちらかというと聴衆の感動は少なく、玄人好みの指揮者からは遠い存在。
- 2016-09-08:Sammy
- この作品の評価、人気とも必ずしも高いとは言えませんが、華やかさ、軽やかさと同居したいわく言い難い空虚感、本当の居場所が実はないかのような茫漠とした寂しさと悲しみを軽口と冗談で包んだような表現は、その分裂感がとても現代的に感じられて、個人的には心惹かれる作品です(と同時に、現代においてはこういう感覚でかかれたものはある意味で溢れているので、陳腐に思える人も少なくないかもしれません…が、それはあくまで今から見ての話ではないかとも私には思えます)。ミケランジェリのピアノで聴くと、それが実に孤高の音楽に聞こえてきます。伴奏も鋭く澄んで表情づけも冴えており、ピアノの質感とよく響きあっているように思います。
- 2016-09-06:Joshua
- よくぞ教えてくれましたこの曲。
名曲だって聴きすぎると飽きてきます。
でも名曲とまでいかなくても、こんな曲を聴いていると、ロシアの名手のためにRコルサコフが創意工夫を凝らしているのが伝わるようで、楽しい気持ちにさせtもらいました。
ついさっきまで、単刀直入、あっさりこってり自由自在のモントゥーのチャイコを聴かせてもらってましたので、打って変わっての驚きでした。
ゴットフリート・フライベルグ。Rシュトラウスのホルン協奏曲第2番の初演者であり(音は残っていない!?)、ウェストミンスターLabelで、Mozartディヴェルティメントといえば、大抵この方だったかと思います。デニスブレインのかっこよさとは別個の魅力あるホルンです。
- 2016-09-04:Joshua
- 第4楽章4分58秒目ルフトパウゼ直後の鋭い弦の切込み、40年前中学生の時聴いた時も今も、この個所に来ると録音であることを忘れさせてくれます。
春の祭典を初演された指揮者ですから、(モントゥにとっては)当たり前のことを積み重ねていくだけで、こんな驚愕をリスナーに与えてくれるんでしょう。
も少し早く小生が生まれていれば、この人が振るエロイカをフェス(建前前の)あたりで聴けたんでしょうね。
その後、ヨッフムは聴けましたが、ムラヴィンスキーはキャンセルとなり、ヤンソンス代理を聴くことになりました。
モントゥーさんを最初に聴けたのは(LPですが)、BACHのドッペルコンツェルト。
Vnは十代のメニュヒンとその師ジョルジュ・エネスコ、オケはパリ交響楽団、とありました。
- 2016-09-03:原 響平
- ケルテスのドボルザーク交響曲は名演揃いですね。特に、ウイーンフィルといれた交響曲No9は粗削りな面がところどころに散見されに、それがかえって生演奏を彷彿とさせている。何回聴いても、第一楽章冒頭のティンパニーの強打には圧倒させられます。さてその流れは、この交響曲No8にも脈々と流れていますね。第一楽章から、重厚な響きに支えながら牧歌的なメロディーを生き生きと再現するケルテスの棒。ついつい「上手いな」と納得してしまいます。ロンドン響も当時の世界一流のオーケストラの力量をまざまざと見せつけ、抜群に上手い。それにしても、1973年にイスラエルの海岸での水泳中にケルテスを若くして失った音楽界の悲しみは相当なものだった。
- 2016-09-01:benetianfish
- yung様のおかげで、私もこの録音を所有するに至りました。ロストロポーヴィチ+リヒテル=悪い演奏であるはずがありません。それにしてもこの演奏を初めて聴いた時、第2楽章の快速ぶりには思わずのけぞってしまいましたね(良い意味で)。どうすればああにも軽快で、見事に歌い上げ、しかも寸分の狂いもなく、チェロのパッセージを楽々と弾きこなすことができるのでしょうか!重量級とはいえ、決して聴いた後に疲れが残るというわけでもなく、以外にも後味すっきりの演奏だと思います。
比較できるほどたくさんの録音を聴いているわけではありませんが、感動的、かつ感心できる演奏としては、これの右に出るものはそうそうないのではないでしょうか。しばらくは、他の演奏は聴けそうにもありません...(苦笑)
- 2016-09-01:benetianfish
- 仰るとおり、1936年の録音とは信じがたい!1950年代のものと言われても、まったく疑わないほどの音質です。
確かに、一部のアリアは「ちょっとトロいのでは?」と思われる個所もありますが、「なんでこんなに速く歌い飛ばすの?」といった演奏がほとんどの現在、このようなじっくりと歌い上げる演奏は、かなり希少といえるのではないでしょうか。私の手元にあるオペラ・オーストラリアの快速演奏とは、良い対比になります。
- 2016-08-29:藤原正樹
- 懐かしいヘンデル。高校二年の夏、夏期講習の帰りに買ったMZ盤で愛聴していました。
デッカが一向に復刻してくれず、キングに問い合わせてもCD化はいつのことになるかわからないというような要領を得ない答えが返ってきただけ。グリーンドアなる板起こしが部分的に出ているだけというのには首をかしげます。これほどの名演奏を自分のところから出さないというのはどういう神経をしているのでしょう。
それとも原盤の保管に失敗して事故があったのでしょうか。
のびやかでありながら第三楽章など嫋々といってもいい表情をみせます。まるでイギリス紳士が過去のロマンスや誤ちを思い出して悲しげな顔をするように。(もちろん、そんな解釈はロマン主義的なものだということはわかっています。この時代、オペラの合間に演奏されたりしたのですから、はもっと粗野なものだったり、騒々しいものだったりしたかもしれません。ですが、最近の演奏は、たとえばピノックのようなそれなりの研究の成果のあるものでも、このニールほど私の心を打たないのですね。)
原盤はどこへ行ってどうなっているのでしょうね。
- 2016-08-28:クライバーファン
- ショルティに比べてれば断然、オーマンディの方が好ましかったです。その理由は、単に残響のあるなし。こういうのは正しい聴き方か、また振り返ってみます。
- 2016-08-26:Sammy
- 興味深く聞きました。作品として特によいとは思えなかったのですが、明瞭かつ溌剌と積極的に演奏することが、実に魅力的な音楽を紡ぎ出す、ということをこの演奏は教えてくれるように感じられました。ただ、それもまた、裏返せば作品の持つ力がある程度あった上でのことなのかもしれませんから、そう見れば、モーツァルトは幼くしてその水準の作品を書き上げていたということも実感されます。
- 2016-08-26:Sammy
- 10番からきき始めたのですが、12番,13番でより厚みと多彩さのある表現に発展していったことが、この明瞭な演奏によって実感されました。解説に書かれているミラノでの進歩をとても自然に受け止めることができました。
- 2016-08-21:Joshua
- モリーニはいいねえ、っていう小林秀雄(かつて入試現代文を彩った評論家)の講演記録での「声」が頭に残ってます。僕もそう思います。渡米しても頑固にレパートリーを守った人です。音はやや細めだけど、ほんとお上品で(それだけならBobescoさんに近いのですが)、何か男勝り的な「凜」としたものをお持ちです。
このBrahmsはイタリア女流De bitoもアップしてくださっていて、そちらもいい(伴奏がEフィッシャー!)のですが、こちらにより惹かれます。そういえば、ミルシュタインも1950年ごろこの3番だけ録ってましたね。
Moriniさんとは中古市でも出会いがありました。1959年ザルツブルグLive、Mozartの5番「トルコ風」協奏曲です。伴奏はジョージ・セルで、フランス放送オケ。いつぞや黒田恭一さんだったか、FMで取り上げてくださってて、録音し忘れたものなので、一層懐かしく、私が買うのを待っててくれたかのようなillusionに酔いしれました。演奏は勿論素晴らしい。グリュミオーやシェリングやムターとはまた違って独特。よくCDジャケットに彼女演奏する写真が載っていますが、決まって目を閉じているのです。しかも口元は微妙に笑みを浮かべ、優しく弓を構えています。余裕、高貴さ、作品への愛情を感じられる写真は演奏にも共通するものです。
蛇足ですが、女流ついでに1つ。東大教授堀米庸三氏の名はチャート式世界史でお覚えの方もまだいらっしゃるでしょうが、その姪っ子さん、エリザベートコンクールの覇者、堀米ゆず子が30年ぶりにバッハ無伴奏を入れましたね。無伴奏をこの暑い夏に聴きなおしています。前橋、潮田、加藤知子、ムローヴァ、堀米さん、と。(これがチェロになると、がさっと人数が減って、バレンボイム夫人しか私は思い付きません)
聴きながらネットでコメント抄を渡り歩くなど(不謹慎な聴き方ですが)してますと、
「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(Bach Sonatas and Partitas for Solo Violin)」なるページに遭遇しました。
世には大人物がいるものでして、100ばかしありますかね、勢ぞろいした無伴奏に録音と演奏評をされてるのです。日々更新の現役サイトです。
また、1997?2008年に活躍されたサイトですが、
「斉諧生音盤志」というページの言及もあり、こちらも懐かしく読ませていただきました。同行の士多かれど、ここまで極めてらっしゃる人もいるのかと感心しました。
- 2016-08-20:たつほこ
- ヴィヴァルィ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「冬」::レナード・バーンスタイン指揮 (Vn)ジョン・コリリアーノ ニューヨーク・フィル 1964年1月27日録音
【 メッセージ 】 この冬と、同じ日に録音した夏がいいです。バルビローリのマーラーが素晴らしい演奏で、ふとみると「私の生まれた月」の録音でした。で、更新履歴のちょっと下にあったこの演奏は、まさに生まれた頃の演奏でした。1/27は月曜日で、週明けからこんだけの録音とは偉い ? なあ。(再送させていただきました)
- 2016-08-19:Joshua
- 出だしの残響のない鋭角的な音。これは、ムラヴィンスキー68年ライブを思い出しました。というより、似た路線の二人がいて、トスカニーニが元祖だったということ。39年というSP最盛期とはいえ、パチパチいうノイズにもめげず最後まで聴いてしまいました。トスカニーニは潔い演奏家でした。でも真似ることは到底できず、お友達にもなりたくない生き様に、このように忘れられない芸術が生まれてくるのは、Wagnerに代表される「音楽と人間性」の不一致でしょうか?してみると、理性や倫理や道徳以前の、人間が文化を持つ以前の生物としての血の騒ぎのようなものに、音楽の表現の可能性はあるのかもしれません。そんなものを脳みその奥から蘇らせてくれる少し危険な、それでいて現実世界から見れば相当無邪気で可愛らしい代物。やはり、あってよかったなあ?という音楽作品の峰々と名演奏の記録、ということです。
- 2016-08-17:Joshua
- いつぞやここでヴァイオリンを弾いているAlexander Schneiderこと、Budapest String Quartetの第2ヴァイオリン奏者が、指揮して11番のピアノ協奏曲を録音したものに感想を寄せたことがあります。Mozartの11番。ソロはゼルキン。あの喜びに満ちた演奏、YUNG氏のこのページの18世紀人の感性の説明、Alexander Schneiderの生き方とVn演奏、そしてこのカザルスがしたためたBrandelburg演奏の存在感、私の中で一本の線でつながりました。そうすると、3番・6番の健康的な弦楽合奏、4番でのがっちるしたシュナイダーのヴァイオリンソロ(第1楽章)。5番第1楽章終わり際のチェンバロソロ=ゼルキンのピアノソロが懐かしく思い出されます。この1番では第3楽章途中で微妙にテンポを落としてヴァイオリンソロを浮かび上がらせるところが私的に好きです。
ホルンをやってるのは誰でしょう?バウマンがイムジチと録音したりしてますが、それはそれとして、この奏者(2人)は上手い!アメリカ・マールボロに集まった若き俊英ですかね。
- 2016-03-31:Sammy
- ニールセンのこの傑作を挙げていただいて、心から嬉しく存じます。私は第1部の演奏も作品の特徴を十分に捉えた優れた演奏と思いますが、やはり真骨頂はご指摘の通り第2部でしょう。劇的な第1部の表現はじっくり踏みしめるようで、こちらこそバーンスタインらしさが出るかと思いきや、慎重にじっくり取り組まれており、清澄な音楽が悲劇性に飲み込まれていく音楽の雰囲気は控えめに、恐らく戸惑い気味に表現されているように思われます。対して第2部は極めて集中力高く、畳み掛けるような音楽の勢いにただ圧倒されます。ここまでの演奏がなされていることに正直驚きを禁じえませんでした。バーンスタイン/ニューヨークフィルの当時の稀有の底力をまざまざと感じさせる名演奏と思いました。
- 2016-03-31:minesaijo
- 構造のしっかりとした演奏ですね。
今のウィーンフィルのオーボエやホルンからはこの当時のような独特の響きが薄れてきていると感じますね。
- 2016-03-31:ヨシ様
- このワルターのブルックナー録音。
コロンビア交響楽団となっていますが、その実体はロサンゼルスフィルらしいです。
確かに聴くとオーケストラ上手さ、音の厚みがコロンビア交響楽団とは違う気がします。
この録音の直前にワルターはロサンゼルスフィルを振って、ブルックナー9番の演奏会をしています。
なので録音時のオーケストラがロサンゼルスフィルの可能性は有り得ますね。
- 2016-03-31:原 響平
- 1960年代前半のバーンスタインが一番輝いていた時期の演奏。ニールセンの交響曲では交響曲No4がティンパニーの活躍もあり有名だが、実はこの交響曲No5の方がニールセンの代表作にふさわしい。バーンスタインの演奏は前半楽章のピーンと張り詰めた空気感の持続と純粋培養された様なオーケストラの響きで、北欧の音楽をまざまざと見せつける。更に小太鼓の扱いも非常に巧みで、思わず上手いな!と唸ってしまう。どこかクール感を漂わせながら、オーケストラに熱気を帯びさせ、灼熱の音楽とする技は、バーンスタインが既に指揮者として巨匠の域に達していた事を物語る。この演奏は、ニールセン交響曲No5の決定盤です。
- 2016-03-21:nakamoto
- こう言った小品は、あまり聴かないので、今迄に何回かは聴いているでしょうけれど、集中して聴けたのは初めてです。チョット遊びが勝った、色彩豊かな曲ですが、わたしは、民族色の強い音楽が好きでは無く、セルの抑制された、純音楽的なところが、好ましいです。分かりやすい曲だと、わたしでもセルの美点がよく聴き取れます。正に完璧な音作りに成ってるのがわかります。
- 2016-03-21:Joshua
- 古い録音から、なんとまろやかな音が聴こえてくることでしょう。
オンラインで2回聴かせていただきました。SPであることが何のハンディになることもなく、作品そのものを楽しめました。
- 2016-03-20:原 響平
- 随分と懐かしい音源を聴いた。確かフォンタナレーベルでLPを\900で販売していたのを購入した思い出が蘇った。当時の再生装置から出てくる音・演奏は、廉価版のそれは、いずれも2流と勝手に思い込んでいた。特に、カラヤン・セル等のレギュラー盤は、録音・演奏もゴージャスで欲しいけど学生には手の届かない高根の花だった。さて、今この演奏を聴きなおしてみると、録音も悪くなく、演奏もアンチェルの指示を忠実に再現した堂々たる演奏。名盤チェコフィルとの差は、録音に多少の色・艶の差があるが基本的な演奏スタイルは変わらない。これは録音したホールとウイーン響の独特な渋めの音色に起因する。尚、市販CDにはモルダウがカップリングされているが、ホルンの強奏に思わずニンマリ。当方の好きなセルもここまでホルンを吹かせていない。アンチェルは本当に上手い。
- 2016-03-20:ジェームス
- 私は最近英國Columbia MONO 原盤を入手したが、歴史的名盤と謂れる割りには余り出来は良くないと思う。ライブのせいもあるかも知れないがカラス、ステファノとも聲が平板でドラマチックではない。
ただセラフィンの指揮はさすがの職人藝で抜群の出来である。
- 2016-03-20:emanon
- 自然な風合いを感じさせる演奏です。この時代のシューマンの交響曲の演奏というと、大なり小なりオーケストレーションに手を加えているものですが、コンヴィチュニーの演奏は「何も足さない・何も引かない」を徹底しているように聴こえます。これは当時としては、大変勇気がいることであったのではないでしょうか。
点数は8点です。シューマンの交響曲演奏の原点がここにあると思います。
- 2016-03-20:emanon
- 私が初めてこの曲を聴いたのが、このワルター盤でした。とても懐かしく思います。この演奏では、ヴァイオリンとチェロの絡み合いがとても美しく、それを支えるワルターの指揮にはある種毅然とした趣きがあって、全体を大きくまとめています。
私が現在聴いているのは、オイストラフ・ロストロポーヴィッチの独奏でジョージ・セルが指揮をした威風堂々とした演奏ですが、このワルター盤もソリストともども小味が効いていて、なかなかいいものです。点数は8点です。
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[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]

ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)
[2025-08-28]

ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」(Ravel:La valse)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:Orcheste de la Societe des Concerts du Conservatoire Recorded on 1960)
[2025-08-26]

フランク:交響詩「呪われた狩人」(Franck:Le Chasseur maudit)
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1954年6月27~7月11日録音(Artur Rodzinski:Wiener Staatsoper Orchester Recorded on June 27-July 11, 1954)