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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- いつもながら、yung様の慧眼に脱帽。 グールドというと多くの奇行と彼がバイブルのように持ち歩いていた漱石の「草枕」が思い出されますね。
「則天去私」。神を捨てることでむしろ神にうんと近づいてしまった感があります。まあ、無心論者というのは有心論者ですがね。彼はむしろ禅僧めいていますが。
クールな演奏って好きです。情熱的な演奏っていうのは、あれは自己完結して聴衆のことを考えていませんね。
でも、それができるのは中年以降ですか・・・。若い時はやり過ぎる方がいい。そうでなければ年をとる意味がない。バルビローリが若き巨匠、デュプレを評していった言葉ですがね。そういう意味で55年版は素晴らしい!
- 2008-05-25:ケンプ、ケンペン、ケンペ
- 51年録音ですが、素晴らしい音です。
コンセルトヘボウは、この時代の人が聞いた時、僕らが最初にシカゴ・ショルティの春祭を聴いたような衝撃を受けたのではないでしょうか。そんなことを言うと、そう、セル・クリブランドのチャイ5はこれとよく似てる、と私は思います。
どこもかしこも上手いのですが、ひとつ、4楽章コーダで、トロンボーンの曲芸が聴けます。同時期のベイヌムのブラ1もオーケストラ美の典型です。
- 2008-05-25:ケンペンを偲ぶ
- なかなかの名曲。チャイコのセレナード、1812年の3曲でカプリングのアルバムですね。
レコ芸でも、YUNG氏の表記と同じく、ラムルー管弦楽団の演奏となっていましたが、
CD 表記では、コンセルトヘボウ、としか記されていません。録音表記では、55年(ケンペンの亡くなった年)フランスとは、書いてあります。フィリップスのミスですね。62歳でケンペンは亡くなった訳です。もすこし生きていて欲しかったです。
- 2008-05-22:ますだよしお
- 35年録音だから聞くのを敬遠したらソンですよ。この頃には、人の声はきれいに録音に納ってますよ。オーケストラの全奏(トゥッティ)はさすがに音は割れますが、何をしているのかは、しっかり聞き取れます。感覚の喜びに至らないだけです。感覚の喜びを求める人は、そもそもこのサイトでモノラル録音で音楽を楽しんだりしないでしょう。エピキュリアンでなくとも、音楽は楽しめるのではないですか。
さて、ブッシュ兄弟の指揮者フリッツは、グラインドボーンでいい演奏を聞かせますね。ここまでなら、評論家渡辺学而の口調ですが・・・・今の若い人、渡辺学而ってわかりますか?FMのエアチェックのたびに彼の解説があったものです。今はあまり聞かなくなったように思いますがね。
1935年。SPは当然。片面10分足らず。デジタルとは遠い時代に、小賢しい計算もなしに、一瞬一瞬に全力を尽くす指揮者、歌手ひとりひとりが感じられるのは私だけでしょうか?時間の価値が、便利で理想的な音環境にある今ほど、
希薄になってきた気がします。
こう書くと、吉井亜彦みたいですね。独自の評論って難しいですね。
- 2008-05-20:佐藤
- クラ☆おた さんと私も同意見です。
クラシックを聞き始めた頃,お金がないのでEP盤というレコードを良く買いました。
リヒターの演奏によるバッハのトッカータとフーガが聞きたくて買いましたらB面がトリオソナタ第2番でした。
そのうちトリオソナタ第2番の方が好きになって安物のオーディオ装置でヴォリュームを上げて良く聞きました。
リヒターは大好きな音楽家の一人です。
しかしヴァルヒャのオルガンの音は古風な音がしますね。
- 2008-05-20:koco
- これはいわゆる晩年のミュンヘン・フィルのようなテンポの遅さはとくにないですし、とても聴きやすいと思います(個人的には結構好き!)
チェリビダッケ氏はブラ4の録音をこのBPOに、70年代にはシュトゥットガルト放送響と、さらにミュンヘン・フィルと録音していてどれも聴いてみましたが、明らかに年をとるにつれてテンポも遅くなっているのがわかります
- 2008-05-20:佐藤
- ゲルハルト.タシュナーという名前は初めて聞きましたが演奏にも驚きました。
まるでヴィオラのような太い音で,これほどジプシーの音楽を感じさせてくれる演奏は初めてです。しかもテクニックは抜群です!
2曲目も弦がピンと張り詰めていて強靭な音楽になっており,繊細でロマンチックなメロディを持った音楽だと思っていたのが間違いでした。
3曲目のテクニックの冴えも最高です!
ツィゴイネルワイゼンというとハイフェッツが有名ですが,私はモノラル盤のフランチェスカッティが好きで良く聞きました。
その演奏とは対極にある演奏ですが良いものを聞かせて頂きました。
- 2008-05-18:Massey
- 5月下旬にさしかかって、暑くもなく寒くもなく、いい日和ですね。こんな日が毎日ならなあ、そしてこのサイトを何度訪れたことでしょう。
この23番は、46年なんで音がいいかも?という程度でダウンロードしましたが、いいですねえ!マイクが近いのが私の趣味ですがこれは、そうですよ。
さて、今後は、全集モノをたくさん作ってもらってますので、カラヤン・フィルハーモニアのベートーベン、YUNG氏推薦(と思っているのですが)ペルルミュテールのモーツァルト・ソナタ集、シェルヘンのハイドンなどを、聞き比べていこうと思います。また、感想を書かせてもらいます。たのしみです。
- 2008-05-17:佐藤
- コリンズのシベリウスの交響曲第1番と第2番はロンドンのLPで良く聞きました。
厳しい音楽作りをしていますが,美しいメロディの部分はテンポを落として実にロマンティックに歌いあげていました。
コリンズの指揮した1番と2番では1番の方が好きですが,2番の最終楽章の最後の所のドラマチックな盛り上がりは見事だったと思います。
去年の秋にCD店でデッカの全集を見つけ早速買いましたが,やはり1番と2番が良かったです。
古くはカヤヌスの指揮した録音が有名ですが,それを聞いてみたいです。
またシベリウスの管弦楽曲は男らしさの中に繊細な情緒をたたえていてとても好きです。これも何かお持ちでしたらお願い致します。
コリンズを評価して頂いてありがとうございます。
- 2008-05-17:夜のガスパル
- “クナもバッハの前では敬虔”・・・いつもながらユング君のコメントは大事なところ突いてるなーと思います。
それにしてもこの録音は夢のように美しい。色々指摘したいところがありますが、第3楽章のコーダでのシュナイダーハンのバイオリンの甘い音色が切なすぎる。この曲はグリュミオーのLP(指揮はレッパード)が好きで聴いているが、その部分だけはこちらの演奏のほうが際立って美しいと思う。バッハのV協はそれこそいろんな録音がひしめいているが、私のとってこの録音の占める位置はとても大きい。
なおシュナイダーハンはアッツモン指揮でのLPでもこの曲を入れており、そこでもこれに近い表現をしている。こういう表現は時代がかって聴こえるのは確かだが“古色蒼然”で片付けられるべきものではないと思う。私は人の心を打つことに臆病な一部の古楽器的な演奏こそ間違ったバッハと思えてならない。カザルスも言っていたはずだと思うのだが。
- 2008-05-11:かなパパ
- いろいろ聴き比べをしていて、フルトヴェングラーのを聴いたところ、「なんだこれは!!」
ユングさんの言うとおり、細部の細かいからみはすべて塗りつぶされて音の固まりのようでした。冒頭の3分間だけ聴いて他の指揮者の演奏に変更してしまいました。
特に1楽章の特徴は、各楽器の旋律のからみにあると思っています。
楽譜を見ても終始、その旋律のからみのすばらしさがわかります。
フルトヴェングラーのような有名な指揮者が、この様な指揮をしていたなんて、非常に残念です。
- 2008-05-10:Massey
- 終楽章を正しい速度=速く、で演奏しています。この後で全集を作ったベームが律儀に2倍のスピードでBPOに弾かせてるのを考えると、ラインスドルフは慧眼の持ち主ですよ。ラインスドルフのMOZARTはどれを聴いてもハズレはなさそうですよ。モノながら、録音は優秀明晰です。
- 2008-05-08:Joshua
- これは最高の音楽ですよ。理屈抜きで、皆さんにお勧めします。
レコードでは、ウェストミンスターから出ていたものです。
ブダペストもいいですが、現代モノはどれもしつこく聞こえますね。
アルバンベルク、メロス、タカーチ、ジュリアード、どれもバリリの後では、もうひとつです。この地味に扱われがちな、13番という隠れた名曲、未だご存じない人は、MP3にもアップロードしてもらってますので、繰り返しますが、「みなさん、この演奏を聴きましょう!!」
- 2008-05-06:ますだよしお
- ライナーのMOZARTがいいなあ、と思っていたら、このラインスドルフもいいじゃないですか!丁寧だし、熱さもあるし、オケのロイヤルフィルもいい線行ってますよ。さすが、ワルターの弟子、とうのは早計としても、この知られざるモノラル時代唯一(?)の交響曲全集の価値は見直すべきですね(YUNG氏に同感)
ラインスドルフはRCAにフィガロやドンジョヴァンニ(あの指環のニルソンが出演!)、名花アンナ・モッフォをタイトルロールに、蝶々婦人、ラ・ボエームを入れてましたね。小生の第2の愛読書昭和49年刊「ステレオ名曲に聴く(小林利之著)」より。
エーリヒ・ラインスドルフ(Erich Leinsdorf)は 1993年まで生きていたんですね。
来日とかはしたんでしょうか? Wikipediaに、
after the sudden death of Artur Bodanzky in 1939, Leinsdorf was named the Met's "head
of German repertoire".In 1942 Leinsdorf became a naturalized American citizen.
From 1943 he had a brief three-year post as Music Director of the Cleveland Orchestra
とあり、YUNG氏アップロードなるボダンツキの後任のメト、ロジンスキーとセルに挟まれてのクリーブランド(その間、徴兵され軍楽隊のバンドリーダー)、ロチェスターへの降格・・
・・・ボストン響監督に8年。70年代以降はレコード界では地味だったと思うのですが、
ベルリン響の主席とか、メト、NYPを中心とした客演生活で過ごしたようですね。チェリビダッケとも、また一風違う裏街道を歩んだ名指揮者・・・・・それで片付けるには惜しい人です。
- 2008-05-06:夜のガスパル
- 『一期一会の素晴らしい演奏』というユング君のコメントがぴったりだと思います。第一チェロのカザルスが、時にはうなり声をあげて他のメンバーをリードしており、カザルスの偉大さを強く感じます。実際、カザルスの音楽創りの中で若いスターンが太い音で小細工なしに真っ直ぐ本質に向かっており立派です。それにしても、これほど血が通い脈を打つ様な音楽にはなかなかめぐり合えません。有名な2楽章も良いですが、悠然と歌われる第一楽章は生きる喜び、人として存在する喜びを感じます。色々な曲において“これを超える演奏は無理”と感じる録音がいくつかありますが、その最右翼ではないでしょうか。モノラル録音ながら他を聴く気になれません。
しかしユング君のコメントはどれも素晴らしいですね。
- 2008-05-04:津田泰孝
- アゴーギグはあっさりめではあるが方向が明確だし、なによりも音色の変化が素晴らしい名演と思います。
- 2008-05-04:中務 浩
- ユング君のコメントを見て聴いてみたくなりました。私はクナや朝比奈さんのブルックナー演奏が大好きです。そういえば無類のブルックナー好きの友人が私に海賊版などの新しい(実際は古い演奏ですが、、)物が手に入った時にカセットに録音してくれた時、なぜかその中にフルトヴェングラーのもありました。一度も聴かずにどこかにしまっておいたのですが、このような聴きかたもあるのだと思うと、引っ張り出して聴いてみたくなりました。もちろんテンシュテットの3番も聴いてみたいです。久しぶりにブルックナー熱が自分の中で再燃しました。クナの有名なミュンヘンフィルの8番は、もう自分にとりましては愛すべき演奏で、熱心に聴いていた高校生の頃にタイムスリップさせてくれる唯一の物です。そういうつきあいかたもありですよね。
- 2008-05-04:アマデウス
- この演奏つまんない!
もーちょっと曲想つけたら?
- 2008-05-04:koco
- N響2月定期を指揮したチョン・ミョンフン以来ブル7だけでなくブル4なども聴き始めてお気に入りの交響曲がいくつかありますが、野性的とも評される第3楽章はほんとうにイイですね
それと、シューリヒトという指揮者は個人的にお気に入りの指揮者の一人なので、ぜひこれからもアップできるものがあれば... と思います(ただ高齢になってから名声を得たということですが)
- 2008-05-03:ますだよしお
- 62年前に、こんないい音(ほとんどスクラッチノイズが感じられず、楽器間の分離も良い)のマーラーがあったんですよ。これに遡る37年録音の同曲メンゲルベルグ盤もとても聴きやすい音ですね。4番というのは、第3楽章の終わり際を除くと録音に向いた曲なのではないでしょうか。わが愛読書の宇野功芳著「ブルーノ・ワルター(レコードによる演奏の歩み)」(音楽之友社)のマーラー4番の項には、「この曲をワルターがステレオに再録音しないで世を去ったのは、かえすがえすも残念である。」とあります。レコード評ですので、リマスター後のCDで大幅改善されたのかもしれませんね。ちなみに、41年録音のエロイカも聞かせていただきましたが、いい音ですね。音割れがありません。同時期のシューマンの3番「ライン」も、できればアップロード願いたいですね。功芳曰く「非常な名演奏」、らしいです。
- 2008-05-01:サーラ水心
- もう、あの頃から50年近く過ぎ去ってしまったなあ。そのころ、片田舎の徳島でもラジオ『文化放送』の電波はキャッチできた。夜10時30分?旺文社提供『百万人の英語』。ハイドンの『時計』の音楽に続く『五十嵐しんじろう先生』の張り切った声・・。なつかしいな!
- 2008-04-29:tomochan2002
- 家にあるLPよりいい音なので、LPからパソコンに録音するのをやめました。
- 2008-04-29:亜季
- 1950年…没年の録音で、この上なくピュアな美しさと深い孤独が、胸に染みます。
リパッティが不治の病におかされていたことと、彼の演奏に対する評価を結びつけることは邪道かもしれません。
しかし、彼の深刻な病状が、結果的に彼がコマーシャリズムに呑み込まれるのを防いだことも一面の事実だと思います。
彼の発病以降、本人、聴衆、音楽プロデューサーからも「ウケる、売れる」といったコマーシャリズム的要求は一切消失したと想像します。
そして、きらめく結晶のように純粋な演奏が残されました。
- 2008-04-28:hal
- モーツァルトの系譜はメンデルスゾーンへ繋がっている!
この曲を聴く度にそう思わされます。
それは、彼らがどちらも若くして天性の才能を発揮し、そして夭折していったという事実だけに留まらないような気もするのです。
モーツァルトもメンデルスゾーンも、"歌"をその音楽の本質的なところに持っていると言うところは誰しもが認めるところでしょうが、そこに悲しみを内包して見せたのがモーツァルトで、ただ美しいだけで終わってしまったのがメンデルスゾーンであると人は言います。
しかしそれは本当でしょうか。自分はメンデルスゾーンの旋律を聴くたびに、そこに言いようもない深い感情を感じるのです。
この五番は最たるもので、「宗教改革」という副題が指すように信仰心が表れているだけではなく、いや、仮にそうだとしたら私たちは第一楽章の迸る激情や第二楽章の長閑な牧歌を前に何と言えば良いのでしょうか、より普遍的な人間の感情を説いているかのように聞こえます。
それはユダヤ人と宗教の問題を更に超えた、もっと普遍的なところにある様々な感情の葛藤、仮にこのような言い方が許されるのならば、"青春"が、この曲からは聞こえてくるのです。
そしてその葛藤を経た第四楽章、信仰の象徴たる「神はわがやぐら」が有機的に曲を作り出していく時、私は神を寄る辺として生きて行こうとする美しい信仰の告白を聞くと共に、笑われるかもしれませんが、ジュピターシンフォニーの第四楽章の影を聞くのです。
メンデルスゾーンは古典的な様式美を守り通した人物ですから、その音楽は、ロマン的解釈からすれば確かに感情は希薄に聞こえるのかもしれません。
しかしこの21歳の若き作曲家の、青春の慟哭と敬虔な信仰が奇跡的にも一つになったこの曲が
21世紀の私たちの耳に届く時、私たちは本当にそう簡単に言いきってしまって良いのでしょうか。つまりメンデルスゾーンの音楽は低俗で薄っぺらい、と。
ベートーヴェンが讃えられた19世紀にあって、モーツァルトの系譜を歩めた可能性のある作曲家はメンデルスゾーンだけだったように思います。
シューベルトもシューマンもブラームスも、皆自分の内側へ内側へと入っていってしまいました。
しかしメンデルスゾーンだけは、自分自身を遠くから見つめる術を知っていた。
そしてそれこそ、どんな苛酷な時にも楽しく美しい歌を書き続けた、モーツァルトの姿ではなかったでしょうか。
惜しむらくはその彼すらも若くして天に召されてしまったということです。
私は彼の後に、モーツァルトの後継と呼べるような作曲家を知りません。
そして私は、四楽章の終盤(この録音だと11:50ですね)、単に音階を一つ一つ登っていくだけの単純な、それこそモーツァルトのように単純な旋律に、いつも涙するのです。
- 2008-04-26:ますだよしお
- これは隠れた名演ですよ。
凄いスピード!一糸乱れず着いていくシカゴのオケメンたち。
録音がいいので、メカニックの優秀さが一層楽しめます。
もちろんそれだけじゃ、すぐに厭きます。どう言うのかな?
トスカニーニそっくり、は言い過ぎでしょうか?
ともかく、熱さも十分伝わってくる演奏なのです。
ついでながら、アイネクライネも良かったですね。
小生がこの演奏に触れたのは、10代の頃、世界名曲全集モーツァルトの巻でした。このシリーズにはライナーのレアものがあって、田園、ハイドンのV字(88番)など楽しんだものです。
(若杉弘・読響の軍隊・ト短調とか、大橋国一の「楽に寄す」とか今思うと貴重な音源です)
YUNG氏にリクエストですが、ライナー時代のシカゴで、上記の田園、V字のほかに、英雄の生涯、ドンファン、ブラームスの3番シンフォニーなどが入るようでしたら、ぜひアップロードしてください。
当時の主席ホルン奏者フィリップ・ファーカスの「いい音」が楽しめますよ。
- 2008-04-26:kuriking
- 正直、演奏家の方ごとの違いが分かる程、クラシックを
特に同じ曲を聴き比べたコトはないのですが
このピアノの音は大好きです。
こういう音を聴きたくて、クラシックを聴いてる気がします。
- 2008-04-25:
- ラフマニノフの第3番のコンチェルトは、ロマン派のピアノ協奏曲の究極の姿でありこの曲の後にはロマン派のピアノコンチェルトは存在できないということに尽きる。多少近代的ではあるが、プロコフィエフの第3番がこの曲と並列して存在している。このことを下敷きにして、多様な解釈が可能なのだと思う。音楽の歴史はこの曲を肯定している。またこの曲は職業としてのピアニストの存在を私には意識させる。指の動くこと、音量があること、音色の美しいこと、旋律を歌わせることができること、オーケストラと協調できる柔軟さがあること、過度に個性を打ち出さないこと、などなど。この曲の演奏に必要なことは、コンクールの覇者には当然満たされているだろう。話は変わるが、ヨーロッパ初演はコルトーだったとか。録音はあるのだろうか?
- 2008-04-16:作曲家志望
- 早速6番を聴かせてもらいました。
吉松隆経由でこの曲を知って以来一番好きなシンフォニーです。
演奏ですが、とても丁寧なので驚きました。
あまり聴きなれないテンポなので、1楽章の疾走感が薄れるのでは?とも思いましたが
杞憂でした。強すぎず、弱すぎず、とても良い案配でオケが鳴っており、
とても聴きやすかったです。
- 2008-04-13:亜季
- もちろん、他のピアニストの舟歌がダメなわけではありません。
ポリー二の音色は繊細で美しいですし、コルトーの演奏は盛り上がります。
でも、リパッティの舟歌の自然さには、ただ驚嘆するのみです。
他の人の演奏では、どうしてもピアニストの解釈と個性がにじみますが、(当然ですよね)リパッティの舟歌を聞くと、もはやピアニストの存在すら透明になっているようです。
眼前に広がるのは、静かにゆらぐ水面…気がつくと自分は小船の中にいます。
一切の恣意的なコントロールから解き放たれたピアノの音が、とめどなく溢れ出し、ゆらぎ、そっと小船を押してゆくのです。
- 2008-04-12:セル好き
- こういう感じの演奏って、最近じゃ内田光子さんが第一人者ですね。
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[2025-09-20]

エルガー:序曲「フロワッサール」, Op.19(Elgar:Froissart, Op.19)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-09-18]

バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564(Bach:Toccata, Adagio and Fugue in C major, BWV 564)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-16]

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)