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(P)フリードリヒ・グルダ 1953年10月8日~9日録音ブレンデルのソナタ全集を紹介したときにグルダの全集に関しても少しばかりふれました。
一般的にグルダによるベートーベンのピアノ・ソナタ全集は1967年に集中的に録音されたAmadeoでのステレオ録音と、1954年から1958年にかけてモノラル...

(Cello)レナード・ローズ:ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1952年録音ここではチェロのソリストをつとめている「レナード・ローズ」について先にふれておきましょう。今となってはその名前を記憶している人はそれほど多くはないでしょう。しかし、アイザック・スターンから託されたヨーヨー・マを9歳から育て上げた教育者として...

エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1961年2月録音アンセルメの演奏を聞くとき、そのオーケストラの響きのバランスの良さにはいつも感心させられます。ただし、肝心の来日公演の時には余り出来がよくなかったようで、あのバランスの良さはDeccaによる「録音マジック」のおかげだと言われたものです。
...

(P)エリック・ハイドシェック:1959年11月7日~8日録音ハイドシェックというと最初はヴァンデルノートとの共演で録音したモーツァルトのコンチェルトによって「モーツァルト弾き」と呼ばれ、その後はベートーベンのピアノ・ソナタの全曲録音やいわゆる「宇和島ライブ」によって「ベートーベン弾き」のような言われ...

ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1958年9月録音マタチッチの名前が日本に広く知られるようになったのは1965年秋、スラヴ・オペラの指揮者として初来日したことが切っ掛けだと言われています。この時、歌手はベオグラード国立歌劇場のメンバーがやってきたのですがオーケストラはNHK交響楽団が務めま...

ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 1967年1月13日録音1967年にセル&クリーブランド管でこのメンデルスゾーンの2作品を録音して残してくれたのは有り難いことでした。実は、67年の録音ではリリースは68年で隣接権がぎりぎりアウトかと勝手に思っていたのですが、詳しくチェックしてみると両方ともに67...

ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団 1956年3月23日録音ポール・パレーという指揮者の最盛期はデトロイト交響楽団を率いて新興レーベルだったMercuryと組んで次々と録音活動を行っていたころでしょう。しかし、1963年にデトロイト交響楽団を退任したあとは、驚くほどに何の業績も残していません。
こ...

(P)フリードリヒ・グルダ 1953年10月8日~9日録音ブレンデルのソナタ全集を紹介したときにグルダの全集に関しても少しばかりふれました。
一般的にグルダによるベートーベンのピアノ・ソナタ全集は1967年に集中的に録音されたAmadeoでのステレオ録音と、1954年から1958年にかけてモノラル...

ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1963年2月17日録音この作品が初めて世に出たのは、ウェーベルン研究の第一人者と言われていたモルンデハウアーの尽力によるものでした。
1962年にシアトルにおいて、第1回国際ウェーベルン・フェスティバルが行われるのですが、そのフェスティバルにおいてオーマンディ...

ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1940年3月27日録音60年代の後半にウィーン・フィルと録音したブラームスの交響曲と較べてみると、これははもう別人かと思うほどの縦割りのブラームスです。そして、それは同時にトスカニーニによるブラームスかと思うようなスタイルです。
バルビローリはニューヨーク・フィ...

(P)エリック・ハイドシェック:アンドレ・ヴァンデルノート パリ音楽院管弦楽団 1961年9月5日~7日録音ハイドシェックの名前が世間に知られるようになったのはこのモーツァルトのコンチェルトの録音によってでしょう。
この録音はハイドシェックのピアノも素晴らしいのですが、それと同じくらいヴァンデルノートの指揮が素晴らしいのです。後の世代から俯瞰し...

(P)ウラディミール・ホロヴィッツ:1954年10月16&21日録音ホロヴィッツはクレメンティが「取るに足らない音楽家」だと思われていた時代から彼の作品を積極的に取り上げていた数少ないピアニストの一人でした。そして、コンサートで取り上げるだけでなく録音まで行った人となると、この50年代までの時期ではホロヴィ...

(P)ヴィトルト・マウツジンスキ:ワルター・ジュスキント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年3月2日&4日録音前回紹介したブラームスの協奏曲と同じく、1953年の録音であり、共演しているオーケストラはロンドン響です。
ブラームスの時は指揮者のリーガーが結構泥臭くオケを鳴らしていたので、マウツジンスキも結構それに対抗してピアノをガンガン鳴らしていま...

(P)エリック・ハイドシェック:1959年11月7日~8日録音ハイドシェックというと最初はヴァンデルノートとの共演で録音したモーツァルトのコンチェルトによって「モーツァルト弾き」と呼ばれ、その後はベートーベンのピアノ・ソナタの全曲録音やいわゆる「宇和島ライブ」によって「ベートーベン弾き」のような言われ...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ (Cello)マニュエル・フォイアマン (Viola)ウィリアム・プリムローズ 1941年9月9日録音詳しく調べたわけではありませんが、おそらくはこの作品の世界最初の録音ではないかと思われます。
あちこちで何度の書いていることですが、モーツァルトは20世紀において再発見されました。その切っ掛けは彼の生誕200年を記念して多くの作品が録音さ...

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮:ウィーン・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月1日録音クナッパーツブッシュとウィーンフィルは1955年3月29日から4月1日にかけてムジークフェラインザールで以下の2曲をセッション録音しています。レーベルは言うまでもなくDeccaです。
残念なのは、1955年と言えばすでにDeccaはステレ...

パスカル弦楽四重奏団:(P)アーサー・バルサム1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団1959年6月9日~10日録音ジュリーニという指揮者に対しては「コンサート指揮者」というイメージしか湧きません。しかしながら、ヨーロッパの、それもイタリア出身の指揮者がオペラと無縁であるはずもなく、調べてみれば50年代の初めにはあのミラノ・スカラ座の音楽監督を務めていま...

ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1940年5月6日録音この二つのシベリウスの交響曲録音は、結果として、バルビローリからニューヨークへの「置き土産」のようなものになってしまいました。いや、もしかしたら、42年に録音した交響曲第1番はバルビローリ自身もその様な思いで録音したのかもしれません。
こ...

(P)ゲイリー・グラフマン:シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1960年3月14日録音この、どちらかと言えばマイナーな作品は同じ組み合わせによるショパンのピアノ協奏曲第1番とカップリングでリリースされました。まあ、悪く言えば「埋め草」と言えるのでしょうが、それでも、こういう形で録音が残ったことには感謝したいと思います。
こ...

シャルル・ミュンシュ指揮:ボストン交響楽団 (Tr)ロジャー・ヴォワザン (Fl)ドゥリオ・アントニー・ドワイヤー (Fl)Doriot Anthony Dwyer (Oboe)ラルフ・ゴンバーグ (Vn)リチャード・バージン 1957年7月9日録音昔の巨匠と言われた人は良くバッハのブランデンブルグ協奏曲を取り上げています。もちろん全曲を取り上げなくても、その中からお気に入りの作品を取り上げると言うことはよく行っていました。
ですから、こうしてミュンシュとボストン響がこの作品を取り上...

(P)ヴィトルト・マウツジンスキ:フリッツ・リーガー指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1953年2月6日、7日&9日録音冒頭のオーケストラの前奏を聴いて、これはもうドイツ的な泥臭さ満載だと感心させられました。そこで、指揮者を確認すると「フリッツ・リーガー」となっています。正直言って、「Who are You?」という存在だったのですが、調べてみると1949年...

ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年12月27日録音オーマンディがどうしても低く見られる要因として「オペラ」を指揮しなかったと言うことがあります。実はミンシュもほぼ同様で、彼もまた「オペラ」との縁は非常に少なかった指揮者でした。
そして、アメリカではまだしも、ヨーロッパではその事は決定的な「...

パスカル弦楽四重奏団:(P)アーサー・バルサム1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

(P)ウラディミール・ホロヴィッツ:1953年2月25日 録音グールドは常に演奏会という行為に疑問を持っていましたし、その事を常に口にしていました。その中で有名なのは、演奏会は「ノン・テイク・ツーネス」であり、録音技術の登場によりライヴ・コンサートはその意義を失ったというものです。
しかし、それ以上...

(P)ウラディミール・ホロヴィッツ:1953年2月25日 録音グールドは常に演奏会という行為に疑問を持っていましたし、その事を常に口にしていました。その中で有名なのは、演奏会は「ノン・テイク・ツーネス」であり、録音技術の登場によりライヴ・コンサートはその意義を失ったというものです。
しかし、それ以上...

シモン・ゴールドベルク指揮:オランダ室内管弦楽団 1958年9月22日~23日録音ゴールドベルク指揮がオランダ室内管弦楽団と録音したハイドンの交響曲もまた随分とマニアックな選曲です。そのマニアック度はモーツァルトの選曲以上でしょう。
ハイドン:交響曲第39番 ト短調, Hob.I:39
ハイドン:交響曲第44...

(P)エリック・ハイドシェック:アンドレ・ヴァンデルノート パリ音楽院管弦楽団 1957年12月26日~28日&1958年11月25日録音ハイドシェックの名前が世間に知られるようになったのはこのモーツァルトのコンチェルトの録音によってでしょう。
この録音はハイドシェックのピアノも素晴らしいのですが、それと同じくらいヴァンデルノートの指揮が素晴らしいのです。後の世代から俯瞰し...

パスカル弦楽四重奏団:(P)アーサー・バルサム1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1966年4月4~8日録音スタインバーグは手兵のピッツバーグ交響楽団をともに1962年から1966年にかけてベートーベンの交響曲の全曲録音を行っています。
さて問題は、その録音を聞いてみたいかどうかです。
50年代から60年代はクラシック音楽にとっては輝ける...
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[2025-11-08]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2(Beethoven:Piano Sonata No.14 in C-sharp minor, Op.27-2 "Moonlight")
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
[2025-11-06]

ヴェルディ:弦楽四重奏曲(Verdi:String Quartet in E Minor)
イタリア四重奏団 1950年11月24日~29日録音(Quartetto Italiano:Recorded on November 24-29, 1950)
[2025-11-04]

フォーレ:夜想曲第5番 変ロ長調 作品37(Faure:Nocturne No.5 in B-flat major, Op.37)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)
[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-10-22]

バターワース:管弦楽のための狂詩曲「シュロップシャーの若者」(Butterworth:A Shropshire Lad)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-20]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13()Beethoven:Piano Sonata No.8 in C minor, Op.13 "Pathetique"
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)