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フランス・ブリュッヘン指揮 アムステルダム合奏団 (Harpsichord)グスタフ・レオンハルトt (Oboe)アド・マーテル,リリアン・ラガーイ 1964年録音(Frans Bruggen:Concerto Amsterdam (Harpsichord)Gustav Leonhardt (Oboe)Ad Mater, Lilian Lagaay Recorded on 1964)「フランス・ブリュッヘン」と言う名前は私の中ではあまり好ましくはありません。何故ならば、その名前は私の中ではピリオド演奏の「元祖」と言うか、「元凶」(^^;と言うか、そう言うものとどうしても結びついてしまうからです。
そんなブリュッヘンも亡...

(P)ヴィルヘルム・バックハウス カール・ベーム指揮 シュターツカペレ・ドレスデン 1939年録音(Wilhelm Backhaus:(Con)Karl Bohm The Staatskapelle Dresden Recorded on 1939)ベームとバックハウスによるブラームスのコンチェルトと言えば、1967年盤が今も不朽の名盤としての地位を保っています。あの冒頭のウィンナ・ホルンのソロを聞くだけで陶然たる気持ちにさせられる素晴らしい演奏でした。
ただし、そんな事を書くと、そ...

ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded on 1961)レイボヴィッツの録音活動の少なくない部分を「リーダーズ・ダイジェスト」が占めています。
「リーダーズ・ダイジェスト」は月刊の総合ファミリー雑誌だったのですが、書店売りは行わずに会員制の通信販売というスタイルをとっていました。この販売方法と...

(P)サンソン・フランソワ:1963年4月29日~30日録音(Samson Francois: Recorded on April 29-30, 1963)この一連のベートーベンのソナタを聞いたときには、流石に驚かされました。いかにフランソワといえども、相手がベートーベンと言うことであればもう少し謙虚になるだろうと思ったのですが、やはりフランソハはフランソワです。
どうやら、フランソワという...

フランツ・アンドレ指揮 ベルギー国立放送管弦楽団 1966年発行(Franz Andre:Belgian National Radio Symphony Orchestra Released on 1966)オペレッタというのは一般的には「喜歌劇」と訳されます。しかし、その中味は喜劇だけではなく、ラヴロマンスや風刺劇、さらには涙をさそう悲劇というものもあります。ですから、本来は「小さな歌劇」と訳した方が妥当なのかもしれません、
しかし、オペラ...

(Cell)ルートヴィヒ・ヘルシャー:(P)エリー・ナイ 1956年録音(Ludwig Hoelscher:(P)Elly Ney Recorded on 1956)ルートヴィヒ・ヘルシャーとエリー・ナイという、ある意味では凄い組み合わせによるベートーベンのチェロソナタ全曲と3つの変奏曲の録音です。
何が凄いのかと言えば、分かる人は分かると思うのですが、ともに元ナチス党員だった過去を持っている二人によ...

ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1940年1月22日録音(Dimitris Mitropoulos:Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on January 22, 1940)調べてみると、ミトロプーロスはベートーベンの作品を殆ど録音していません。例えば、交響曲でいえば、もしかしたらこの「田園」だけのような気がします。
一般論でいえば、ベートーベンの交響曲を任されないのは指揮者としては二流の証明です。しかし、ミ...

ピエール・モントゥー指揮 サンフランシスコ交響楽団 1945年3月3日録音モントゥは1935年から1953年までのおよそ20年近い歳月をサンフランシスコ交響楽団とすごします。そして、初期の録音を聞く限りでは、サンフランシスコ交響楽団は本当に田舎のオケで、「下手くそなオケ」であったことは否定できません。
確かに、...

(P)ヴィルヘルム・ケンプ:フェルディナント・ライトナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1961年6月~7月録音(Wilhelm Kempff:(Con)Ferdinand Leitner Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on June-July, 1961)ソリストにはコンプリートする人としない人に別れるみたいな事を書いたことがあります。その二分法を適用すればケンプは典型的な「コンプリートする人」に分類されます。
しかし、そのコンプリートの仕方は一般的なコンプリートする人と較べれば随分と様子...

(Hr)ジョゼフ・エガー:(Vn)ヘンリク・シェリング (P)ヴィクター・バビン 1959年3月12日~14日録音(Joseph Eger:(Vn)Henryk Szeryng (P)Victor Babin Recorded on March 12-14, 1959)ジョセフ・エガーの名前はこの国ではそれほど知られていない様に思います。そう言う私もこのシェリングなどとの協演によるレコードで初めて彼の名前を知りました。
彼のソリストとしてのキャリアはほぼ50年代に集中しているのですが、それは彼のソリスト...

(Vn)ヘンリク・シェリング:アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1964年7月録音ピエール・モントゥと録音したブラームスの協奏曲を聞いたときに「悠然たるテンポとスケールで開始される導入部を聞くだけで、これが幸せな結果を招くであろう事は察しがつきます、と書きました。
それと比べれば、ドラティの音楽は楷書体です。もちろん、...

ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン交響楽団 1957年録音ホーレンシュタインの演奏を聞いていつも思うのは、どの作品においてもやや遅めのテンポを採用していることです。
一般的に遅めのテンポというのはクレンペラーのように構築性を押し出すためや、クナパーツブッシュのように音楽にうねりをもたらして巨大化...

ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音レイボヴィッツの録音活動の少なくない部分を「リーダーズ・ダイジェスト」が占めています。
「リーダーズ・ダイジェスト」は月刊の総合ファミリー雑誌だったのですが、書店売りは行わずに会員制の通信販売というスタイルをとっていました。この販売方法と...

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 1951年録音 ちなみに、この時代のエリート四重奏団はワルター・バリリをリーダーとしたバリリ四重奏団でした。
まあ、言ってみればバリリ四重奏団の方はウィーン・フィルという「金看板」を背負わざるをえないのですが、コンツェルトハウス四重奏団のほうにはそう...

アンタル・ドラティ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年8月16日~21日録音チャイコフスキーの組曲を4曲まとめて録音していたというのは、さすがは録音活動に極めて熱心であったドラティならではのお仕事でしょう。
この組曲は、規模的には交響曲に匹敵するほどのボリュームがあります。実際、この録音の初リリースもLP2枚組み...

トマス・ビーチャム指揮:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (A)モーリーン・フォレスター (Br)ジョン・キャメロン ビーチャム合唱協会 1957年4月1日録音「イギリスの生んだ最後の偉大な変人」と呼ばれたビーチャムがいなければ、おそらくディーリアスという作曲家は存在しなかったでしょう。
かつて、ロベルト・カヤヌスをベリウス演奏の「原点(origin)」と書いたことがあるのですが、ビーチャムとデ...

(P)ヴィルヘルム・ケンプ:フェルディナント・ライトナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1961年7月録音ソリストにはコンプリートする人としない人に別れるみたいな事を書いたことがあります。その二分法を適用すればケンプは典型的な「コンプリートする人」に分類されます。
しかし、そのコンプリートの仕方は一般的なコンプリートする人と較べれば随分と様子...

(Cell)ルートヴィヒ・ヘルシャー:(P)エリー・ナイ 1956年録音ルートヴィヒ・ヘルシャーとエリー・ナイという、ある意味では凄い組み合わせによるベートーベンのチェロソナタ全曲と3つの変奏曲の録音です。
何が凄いのかと言えば、分かる人は分かると思うのですが、ともに元ナチス党員だった過去を持っている二人による...

ピエール・モントゥー指揮 サンフランシスコ交響楽団 1949年4月13日録音かつて、モントゥとサンフランシスコ交響楽団の50年代の録音を取り上げて以下のようにかいたことがあります。
モントゥーのことをかつて「プロ中のプロ」と書いたことがありました。
キャリアには恵まれず、客演活動が中心だったのですが、どのオケに...

(Vn)ヘンリク・シェリング:ワルター・ヘンドル指揮 シカゴ交響楽団 1959年2月28日録音すでに紹介したことがあるのですが、シェリングと言う人は随分と変わった経歴を持ったヴァイオリニストでした。
第2次大戦前は、カール・フレッシュやジャック・ティボーに学び、1933年にはブラームスの協奏曲を演奏してソリストとしてデビューしてい...

アンタル・ドラティ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年8月16日~21日録音チャイコフスキーの組曲を4曲まとめて録音していたというのは、さすがは録音活動に極めて熱心であったドラティならではのお仕事でしょう。
この組曲は、規模的には交響曲に匹敵するほどのボリュームがあります。実際、この録音の初リリースもLP2枚組み...

カール・シューリヒト指揮:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (Ms)ケルステン・トルボルイ (T)カール=マルティン・エーマン 1939年10月5日録音こういう録音こそ、歴史的録音という言葉がもっとも相応しいのかもしれません。それは、まさに「歴史的」という言葉の通り、一つの時代の相をものの見事に切り取ったような瞬間が刻みこまれているからです。
事件は最後の第6楽章「告別」で起こります。
...

エーリッヒ・クライバー指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団 1954年11月録音彼のほぼ最後の録音に近い1956年1月のケルン放送交響楽団とのモーツァルトも交響曲第39番にかんして、その時の私個人の特殊な状況と絡めて以下のように書いたことがあります。
ベートーベンは悲しんでいる人の首根っこをつかんで、「さあ立って...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:サー・マルコム・サージェント指揮 ロンドン交響楽団 1949年6月6日録音ハイフェッツの手になるベートーベンとかブラームスとかメンデルスゾーンなどの大物協奏曲と言えば、50年代のステレオ録音でもって代表するのが常識です。もちろん、それらは全て素晴らしい演奏であり、それでもって代表させられても何の不都合もありません...

(P)アルトゥール・ルービンシュタイン:1964年3月4日~6日録音気づいてみれば、ショパンのポロネーズをあまりアップしていないですね。
さらに言えば、60年代以降にルービンシュタインが録音したショパン作品もほとんどアップされていないですね。
ルービンシュタインはショパンのピアノ曲をまとまった形で3...

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 1952年録音 ちなみに、この時代のエリート四重奏団はワルター・バリリをリーダーとしたバリリ四重奏団でした。
まあ、言ってみればバリリ四重奏団の方はウィーン・フィルという「金看板」を背負わざるをえないのですが、コンツェルトハウス四重奏団のほうにはそう...

ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 1962年9月録音ホーレンシュタインという指揮者は本当に謎としか言いようがありません。戦前はフルトヴェングラーの助手も務め順調にキャリアを積み上げていったのですが、ナチスの台頭でアメリカに亡命を余儀なくされ、戦後は1949年にヨーロッパに復帰するものの特定の...

アンタル・ドラティ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年8月16日~21日録音チャイコフスキーの組曲を4曲まとめて録音していたというのは、さすがは録音活動に極めて熱心であったドラティならではのお仕事でしょう。
この組曲は、規模的には交響曲に匹敵するほどのボリュームがあります。実際、この録音の初リリースもLP2枚組みで...

(P)ヴィルヘルム・ケンプ:フェルディナント・ライトナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1961年7月録音ソリストにはコンプリートする人としない人に別れるみたいな事を書いたことがあります。その二分法を適用すればケンプは典型的な「コンプリートする人」に分類されます。
しかし、そのコンプリートの仕方は一般的なコンプリートする人と較べれば随分と様子...

ピエール・モントゥー指揮:(Vn)ナウム・ブラインダー サンフランシスコ交響楽団 1942年3月3~4日日録音かつて、モントゥとサンフランシスコ交響楽団の50年代の録音を取り上げて以下のようにかいたことがあります。
モントゥーのことをかつて「プロ中のプロ」と書いたことがありました。
キャリアには恵まれず、客演活動が中心だったのですが、どのオケに...
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[2025-11-06]

ヴェルディ:弦楽四重奏曲(Verdi:String Quartet in E Minor)
イタリア四重奏団 1950年11月24日~29日録音(Quartetto Italiano:Recorded on November 24-29, 1950)
[2025-11-04]

フォーレ:夜想曲第5番 変ロ長調 作品37(Faure:Nocturne No.5 in B-flat major, Op.37)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)
[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-10-22]

バターワース:管弦楽のための狂詩曲「シュロップシャーの若者」(Butterworth:A Shropshire Lad)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-20]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13()Beethoven:Piano Sonata No.8 in C minor, Op.13 "Pathetique"
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
[2025-10-18]

フォーレ:夜想曲第4番 変ホ長調 作品36(Faure:Nocturne No.4 in E-flat major, Op.36)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)