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パスカル弦楽四重奏団:1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

ゲオルク・ショルティ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (A)シルヴィア・スタールマン 1961年2月録音マーラー・ルネサンスと言えば、それはもうバーンスタイン&ニューヨーク・フィルによって1960年代に行われた交響曲全集の録音と言うことになります。しかし、もう一人忘れてはいけないのがこのショルティによるマーラー録音です。
バーンスタインは19...

(P)ヴィトルト・マウツジンスキ:ワルター・ジュスキント指揮 ロンドン交響楽団 1959年7月6日~7日録音マウツジンスキとチャイコフスキーの協奏曲というのは珍しい組み合わせだなと思って興味津々で聞いてみました。残念ながらモノラル録音なのですが、録音そのもののクオリティは悪くはありません。
しかし、最初のピアノの音が出た瞬間に思わず「重い!!」...

ヴァーツラフ・ターリヒ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1951年10月28日~31日録音嘘か本当かは分かりませんが、ターリッヒ&チェコ・フィルによるドヴォルザークの演奏を聞いたムラヴィンスキーは、その素晴らしさに感嘆して、それ以後自らの演奏会ではドヴォルザークを取り上げることはなかったという話が伝わっているそうです。
しかし...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮:フィルハーモニア管弦楽団 1954年4月23日&6月3日録音(ディアギレフへのオマージュ)マルケヴィッチを見いだしたのは世界的な興行師だったディアギレフでした。二人の出会いは1928年の事で、その年の夏にたまたまディアギレフの秘書がマルケヴィッチの母と知合いになり、彼女の息子が若い頃のレオニード・マシーン(ロシア・バレエ団中期の...

ギュンター・ラミン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 トーマス教会少年合唱団 (Org)Hannes Kastner (S)Soloists of Thomanerchor Leipzig (A)Soloists of Thomanerchor Leipzig (T)Gert Lutze (Bass)Johannes Oettel 1953年5月29日録音お恥ずかしい話ですが、ギュンター・ラミンについては全く知りませんでした。ですから、彼の棒による教会カンタータを聞き通してみて思ったことは、「まるで、リヒターのような音楽を作る人だな」と言うことでした。全く持って、お恥ずかしい限りです。
そ...

(P)ピーター・ゼルキン:小澤征爾指揮 シカゴ交響楽団 1965年6月23日録音小澤がシカゴ響の指揮台に立ったのはラヴィニア音楽祭の指揮者が急病のために急遽呼び出されたためでした。そして、その成功によってRCAレーベルがシカゴ響との録音を持ちかけます。
よく知られた話です。
そして、そのRCAレーベルとの初録音...

パスカル弦楽四重奏団:1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

シモン・ゴールドベルク指揮:ネーデルラント室内管弦楽団 1958年10月13~15日録音以前に指揮者としてのゴールドベルクを紹介したときに、「意外と知られていない指揮者としての活動」と書いたのですが、考えてみれば山根美代子と再婚して日本に居を移してからは新日本フィルハーモニー交響楽団の指揮活動を行っていたのですから、日本では指...

ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 1967年1月5日録音(Live)随分昔のことですが、セルのライブ録音は出来損ないのスタジオ録音のようなものだと書いたことがありました。些かどぎつい表現なのですが、それだけライブとスタジオ録音の差が小さくて、それ故にライブ録音の方はスタジオ録音ならば手直しが可能な細部の傷が...

(Vn)ヨセフ・スーク:(P)ジュリアス・カッチェン 1967年3月1日~3日録音ヨセフ・スークは日本とは非常になじみ深いヴァイオリニストでした。初めての来日はソリストとしての活動を強化しはじめた1959年9月に世界一周ツアーを行った時でした。そして、同じ年の秋には、アンチェル指揮チェコ・フィルのツアーにソリストとして同...

(P)スヴャトスラフ・リヒテル:カレル・アンチェル指揮 プラハ交響楽団 1954年5月24日録音リヒテルと言えば、50年代は「鉄のカーテン」の向こうにいる「幻のピアニスト」と呼ばれていました。それは、当時のソ連当局が彼の西側諸国への渡航を許せばそのまま亡命してしまうことを恐れたためです。ですから、ソ連国外での演奏活動は東欧圏に限られ、...

ギュンター・ラミン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 トーマス教会少年合唱団 (Org)Hannes Kastner (A)Lotte Wolf-Matthaus (T)Gert Lutze (Bass)Johannes Oettel 1953年4月10日録音お恥ずかしい話ですが、ギュンター・ラミンについては全く知りませんでした。ですから、彼の棒による教会カンタータを聞き通してみて思ったことは、「まるで、リヒターのような音楽を作る人だな」と言うことでした。全く持って、お恥ずかしい限りです。
そ...

(P)レナード・ペナリオ:小澤征爾指揮 ロンドン交響楽団 1965年8月9日~10日録音小澤征爾は1965年8月と12月にピアニストの「レナード・ペナリオ」、ヴァイオリニストの「エリック・フリードマン」の伴奏者としてロンドン響を指揮して録音する機会を得ています。その直前の6月にはシカゴ響を指揮して、同世代のピアニストである「ピ...

パスカル弦楽四重奏団:1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

(P)ジュリアス・カッチェン 1964年10月1日~2日録音ブラームスのピアノ・ソナタというのは演奏される機会も録音される機会もそれほど多くはないようです。
それは、その3曲全てが20歳までに書かれたがゆえに「若書きの作品」と思われるのに、それを効果的に演奏するのは意外と難しいようなのです。本質的に...

ヴァーツラフ・ターリヒ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1954年9月28日~30日録音嘘か本当かは分かりませんが、ターリッヒ&チェコ・フィルによるドヴォルザークの演奏を聞いたムラヴィンスキーは、その素晴らしさに感嘆して、それ以後自らの演奏会ではドヴォルザークを取り上げることはなかったという話が伝わっているそうです。
しかし、...

ジョージ・セル指揮 (P)ユージン・リスト ニューヨーク・フィルハーモニック 1943年7月11日録音この2回のデビュー・コンサートにおいて一番興味深いのはスーザやガーシュインを取り上げていることです。おそらくは、アメリカの聴衆へのサービスだと思うのですが、、セルの演奏歴から言えばとても珍しい作品であり、それ故に私のようなセル・マニアにとっ...

ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1943年7月11日録音(ニューヨーク・フィル デビュー・コンサート)最初のコンサートから一週間後に第2回目のコンサート行われたのですが、おそらくはこの2回のコンサートがワンセットでセルのニューヨーク・フィルへのデビュー・コンサートと考えていいでしょう。
そして、最大の危機とも言うべきベートーベンの不発を乗...

ギュンター・ラミン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 トーマス教会少年合唱団 (A)Lotte Wolf-Matthaus (T)Gert Lutze (Bass)Friedrich Hartel 1953年4月10日録音お恥ずかしい話ですが、ギュンター・ラミンについては全く知りませんでした。ですから、彼の棒による教会カンタータを聞き通してみて思ったことは、「まるで、リヒターのような音楽を作る人だな」と言うことでした。全く持って、お恥ずかしい限りです。
そ...

(Clarinet)カール・ライスター:アマデウス弦楽四重奏団 1967年3月録音若いころはどうにも室内楽というものが苦手でした。その頃と言えば、何よりもゴージャスな響きと雄大な旋律に溢れた管弦楽曲が大好きでした。
それ故に、響きは地味で退屈なだけの室内楽なんてものに対して、「こんな音楽の何が楽しくてみんな聞いているん...

パスカル弦楽四重奏団:1952年録音恥ずかしながら、「パスカル弦楽四重奏団」という存在は私の視野には全く入っていませんでした。ですから、最初にこの団体について少しばかり紹介させてください。
まず、この団体なのですが、ヴィオラ奏者である「レオン・パスカル」の名前をとって団...

(P)スヴャトスラフ・リヒテル:カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1954年6月4日~5日録音リヒテルと言えば、50年代は「鉄のカーテン」の向こうにいる「幻のピアニスト」と呼ばれていました。それは、当時のソ連当局が彼の西側諸国への渡航を許せばそのまま亡命してしまうことを恐れたためです。ですから、ソ連国外での演奏活動は東欧圏に限られ、...

(P)レナード・ペナリオ:小澤征爾指揮 ロンドン交響楽団 1965年8月9日~10日録音小澤征爾は1965年8月と12月にピアニストの「レナード・ペナリオ」、ヴァイオリニストの「エリック・フリードマン」の伴奏者としてロンドン響を指揮して録音する機会を得ています。その直前の6月にはシカゴ響を指揮して、同世代のピアニストである「ピ...

(P)ヴィルヘルム・バックハウス 1963年11月録音バックハウスのステレオ録音によるソナタ全集はその全てがパブリック・ドメインになることははるか彼方に遠のいてしまいました。しかし、すでにパブリックドメインとなっている音源で18番と25番が未収録だったことに気づきました。
落ち穂拾いです。
...

アマデウス弦楽四重奏団:(Viola)セシル・アーロノヴィッツ (Cello)ウィリアム・プリース 1966年12月16日~18日録音若いころはどうにも室内楽というものが苦手でした。その頃と言えば、何よりもゴージャスな響きと雄大な旋律に溢れた管弦楽曲が大好きでした。
それ故に、響きは地味で退屈なだけの室内楽なんてものに対して、「こんな音楽の何が楽しくてみんな聞いているん...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:(P)ブルックス・スミス 1954年12月8&9日録音ハイフェッツの手になるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタというのはそれほど多くはないと思うので、興味を持って聞いてみました。そして、おそらくハイフェッツがモーツァルトのソナタを演奏すればこうなるだろうなという予想を上回るほどに「硬派のモーツ...

(P)ヴィルヘルム・バックハウス 1963年11月録音バックハウスのステレオ録音によるソナタ全集はその全てがパブリック・ドメインになることははるか彼方に遠のいてしまいました。しかし、すでにパブリックドメインとなっている音源で18番と25番が未収録だったことに気づきました。
落ち穂拾いです。
...

ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1943年7月4日録音(ニューヨーク・フィル デビュー・コンサート)オープニングのベートーベンの演奏が大コケだったことは前回紹介しました。
あんなライブ録音を紹介するのはセルの名誉のためにも宜しくないとは思ったのですが、しかし、そこから何があったのかは分からないのですが、後半からはセルもオケも別人のように...

ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1943年7月4日録音(ニューヨーク・フィル デビュー・コンサート)さて、セルのニューヨーク・フィルへのデビューを飾ったのがこのベートーベンの交響曲第7番でした。
コンサートに先立って、おそらくは全員起立にもとでのアメリカ国歌の演奏が行われているので、それもついでに紹介しておきましょう。さすがは戦時下におけ...
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[2025-08-03]

コダーイ: マロシュセーク舞曲(Zoltan Kodaly:Dances of Marosszek)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1962年11月15日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on November 15, 1962)
[2025-08-01]

ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲(Johann Strauss:Die Fledermaus Overture)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-07-30]

エルガー:行進曲「威風堂々」第3番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 3 in C Minor])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-07-28]

バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545(Bach:Prelude and Fugue in C major, BWV 545)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-07-26]

ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 作品92(Beethoven:Symphony No.7 in A major ,Op.92)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-07-24]

コダーイ: ガランタ舞曲(Zoltan Kodaly:Dances of Galanta)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1962年12月9日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on December 9, 1962)
[2025-07-22]

エルガー:行進曲「威風堂々」第2番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 2 in A Minor])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-07-20]

ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調, Op.53「英雄」(管弦楽編曲)(Chopin:Polonaize in A flat major "Heroique", Op.53)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-07-18]

バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565(Bach:Toccata and Fugue in D Minor, BWV 565)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-07-16]

ワーグナー:ローエングリン第3幕への前奏曲(Wagner:Lohengrin Act3 Prelude)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年12月30日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on December 30, 1959)