Home|更新履歴(リスニングルーム)
更新履歴(リスニングルーム)
前のページ/
次のページ
(Vn)レオニード・コーガン:コンスタンティン・シルヴェストリ指揮 パリ音楽院管弦楽団 1959年録音コーガンは直接学んだわけではないのですが、「師弟関係」という血統ではハイフェッツと同様にアウアー門下と言うことになります。
そう言う意味では、とびきりのテクニックでもって作品が持つ本質をギリギリのところまで掘り下げて表現しつくすという共通...

マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音世間ではこれを、「現在のピリオド楽器演奏の原型ともいうべき、スリムで新鮮な演奏を繰り広げて」いると評しているのですが、それは少し違うような気がします。
おそらく、ピリオド楽器による演奏というスタイルがクラシック音楽の演奏史における一つの到...

ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 1959年12月4日録音この作品には、ワーグナー作品に珍しくと言っては語弊があるかも知れませんが、雑じりけのない幸福感に溢れています。
そして、そう言う幸福感をワルターは見事に表現しています。
人が生きる世の中の「ろくでなさ」というものは、空から降る雨のよ...

カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月録音ベームに関してはどこか奥歯に物が挟まったような物言いをしてきました。
しかし、50年代のモノラル録音からステレオ録音黎明期の彼の演奏を聴き直してみると、そう言う「留保条件」は吹き飛んでしまいます。
ベームは1894年生まれですから、...

(P)クラウディオ・アラウ 1963年9月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1956年10月録音クリップスにとっては因縁の相手のウィーンフィルとのブラームスです。
クリップスとウィーンフィルとの確執については色々書いてきたのですが、ウィーンフィル側の言い分は、リハーサルでの決められた時間を超えての長広舌への意趣返しと言うことにな...

ブルーノ・ワルター指揮 (Ms)ミルドレッド・ミラー コロンビア交響楽団 オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団 1961年1月11日録音ミルドレッド・ミラーの名前はこの国ではワルターの名前と結びついて記憶されています。
マーラーの「大地の歌」と「さすらう若者の歌」、そしてこのブラームスの「アルト・ラプソディ」です。
しかし、彼女の活動の拠点はメトの歌劇場でした。
...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ロンドン交響楽団 1950年4月録音昨日紹介したブラームスの2番は1960年録音だったにもかかわらずモノラル録音でした。
それに対してこの第4番の方は1950年録音なので当然の事ながらモノラル録音です。
しかし、前者の1960年録音は「Concert Hall」によるもので...

ヨーゼフ・クリップス指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 1960年5月~6月録音この録音からはあれこれと複雑な感情が引き起こされます。
まず一つめは60年録音であるにもかかわらず、モノラルだと言うことです。レーベルは「Concert Hall」だと思われるのですが、何とも言えずぞんざいな扱いを受けていたとしか思えません...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年7月27日~28日録音バルビローリのシベリウスと言えば定番中の定番です。特に、その最晩年にEMIが録音した交響曲全集はシベリウス演奏の「メートル原器」とも言うべきポジションを占めていました。
この全集は以下のような日程で録音されています。
1966年
交響...

(P)クラウディオ・アラウ 1966年4月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1957年9月録音ハイドンの交響曲というのは指揮者にとってはコスト・パフォーマンスの低い作品のようです。そして、その傾向は近年特に顕著になっているようです。
こんな言い方をするとお叱りを受けるかも知れないのですが、マーラーやブルックナーのような作品は、その...

(Vn)レオニード・コーガン:コンスタンティン・シルヴェストリ指揮 パリ音楽院管弦楽団 1959年録音コーガンは直接学んだわけではないのですが、「師弟関係」という血統ではハイフェッツと同様にアウアー門下と言うことになります。
そう言う意味では、とびきりのテクニックでもって作品が持つ本質をギリギリのところまで掘り下げて表現しつくすという共通...

イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1954年2月26日~28日録音マルケヴィッチは、若い頃は「作曲家」として活躍し期待もされていました。
13才の時にスイス来訪中のコルトーに自作(おそらくはピアノ組曲「結婚」)を演奏して認められ、パリ留学を勧められるるのが音楽家としてのキャリアの始まりです。そして、そのパ...

イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 フランス国立放送管弦楽団 (harpsichord)Denyse Gouarne (vn)Henri Bronschwak (cello)Jacques Neilz (fl)Fernand Dufrene 1956年6月18日~29日録音リヒターによる演奏を紹介したときに、一部のピリオド演奏を推し進める人たちに対していささか毒を含んだ物言いをしてしまいました。
さすがに、最近は「ピリオド演奏だけ唯一正しい演奏のスタイルだ」などと言う「原理主義的」な物言いは影をひそめました...

(P)ジュリアス・カッチェン カール・ミュンヒンガー指揮 シュトゥットガルト室内管弦楽団 1966年9月14日~16日録音カッチェンのモーツァルト録音はそれほど数は多くはありません。
「ブルドーザー」と形容されたほどにパワフルな演奏活動を行ったことを考えれば、それははっきりと「少ない」と言った方がいいのかも知れません。
私の記憶では(いつものことながら...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年7月26日~27日録音バルビローリのシベリウスと言えば定番中の定番です。特に、その最晩年にEMIが録音した交響曲全集はシベリウス演奏の「メートル原器」とも言うべきポジションを占めていました。
この全集は以下のような日程で録音されています。
1966年
交響...

マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音「Max Goberman」は「マックス・ゴバーマン」と読むらしいです。
今となってはほとんど記憶の彼方に消えてしまった名前ですが、バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」や「オン・ザ・タウン」の初演をつとめたミュージカルの指揮者と...

(P)クラウディオ・アラウ 1966年4月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

(Vn)レオニード・コーガン:キリル・コンドラシン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音ヴァイオリニストというのはサラブレッドみたいな血統があるようです。
もちろん、サラブレッドは「親子関係」という血統そのものなのですが、ヴァイオリニストは「師弟関係」という血統です。
私はコーガンのことを「ハイフェッツと同じ道を歩みながら、...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1957年9月録音ハイドンの交響曲というのは指揮者にとってはコスト・パフォーマンスの低い作品のようです。そして、その傾向は近年特に顕著になっているようです。
こんな言い方をするとお叱りを受けるかも知れないのですが、マーラーやブルックナーのような作品は、その規...

レオポルド・ストコフスキー指揮 (S)アンナ・モッフォ RCA Victor Symphony Orchestra 1964年4月10日~11日録音カントルーブの著作権が消失したことに気づいて、それでは演奏の隣接権が切れている音源はないものかと探し回って見つけ出してきたのがこの一枚です。
残念ながら抜粋盤ですが、美貌のソプラノとして一世を風靡したアンナ・モッフォ(Anna Moffo)...

アンタル・ドラティ指揮 ミネアポリス交響楽団 1957年12月21日~22日録音以前に少し書いたことがあるのですが、バレエ音楽を聞くといつも思い出す情景があります。
随分昔の話ですが、冬のウィーンを訪れたときに国立歌劇場で「くるみ割り人形」を見る機会に恵まれたことがあります。
劇場に入って、すぐにいつもとは全く...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年7月25日~26日録音バルビローリのシベリウスと言えば定番中の定番です。特に、その最晩年にEMIが録音した交響曲全集はシベリウス演奏の「メートル原器」とも言うべきポジションを占めていました。
この全集は以下のような日程で録音されています。
1966年
交響...

(P)グレン・グールド ヴラディミール・ゴルシュマン指揮 コロンビア交響楽団 1967年5月4日録音率直に言って、このバッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲には驚かされました。
グールドは以下のような顔ぶれと日程で、バッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲を録音しています。
ピアノ(チェンバロ)協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052...

カール・ベーム指揮 ウィーン交響楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 (S)テレサ・シュティッヒ・ランダル (A)ヒルデ・レッセル・マイダン (T)アントン・デルモータ (Bs)パウル・シェフラー 1957年6月20日~26日録音ベームに関してはどこか奥歯に物が挟まったような物言いをしてきました。
しかし、50年代のモノラル録音からステレオ録音黎明期の彼の演奏を聴き直してみると、そう言う「留保条件」は吹き飛んでしまいます。
ベームは1894年生まれですから、...

(Vn)レオニード・コーガン&エリザヴェータ・ギレリス:オットー・アッカーマン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1955年録音このバッハの協奏曲(2台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043)を、指揮者とオケを違えた2種類の録音を発見しました。
ルドルフ・バルシャイ指揮 モスクワ室内管弦楽団 1959年録音
オットー・アッカーマン指揮 フィル...

アナトゥール・フィストラーリ指揮 ロンドン交響楽団 (Violin Solo)アルフレード・カンポーリ 1952年録音フィストラーリという指揮者は十分な才能を持ちながら、キャリアとしてはバレエ音楽や伴奏指揮者という位置づけに甘んじた人でした。
不思議と言えば不思議な人でした。
しかし、彼の音楽家としての育ち方を振り返ってみると、なるほどと思わされるものが...

マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音「Max Goberman」は「マックス・ゴバーマン」と読むらしいです。
今となってはほとんど記憶の彼方に消えてしまった名前ですが、バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」や「オン・ザ・タウン」の初演をつとめたミュージカルの指揮者...

(P)クラウディオ・アラウ 1965年11月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...
前のページ/
次のページ
[2025-08-11]

エルガー:行進曲「威風堂々」第4番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 4 In G Major])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1962年8月28日~29日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonia Orchestra Recorded on August 28-29, 1962)
[2025-08-09]

バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533(Bach:Prelude and Fugue in E minor, BWV 533)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-08-07]

ベートーベン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93(Beethoven:Symphony No.8 in F major , Op.93)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-08-05]

ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op. 115(Brahms:Clarinet Quintet in B Minor, Op.115)
(Clarinet)カール・ライスター:アマデウス四重奏団 1967年3月録音(Karl Leister:Amadeus Quartet Recorded on March, 1967)
[2025-08-03]

コダーイ: マロシュセーク舞曲(Zoltan Kodaly:Dances of Marosszek)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1962年11月15日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on November 15, 1962)
[2025-08-01]

ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲(Johann Strauss:Die Fledermaus Overture)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-07-30]

エルガー:行進曲「威風堂々」第3番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 3 in C Minor])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-07-28]

バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545(Bach:Prelude and Fugue in C major, BWV 545)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-07-26]

ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 作品92(Beethoven:Symphony No.7 in A major ,Op.92)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-07-24]

コダーイ: ガランタ舞曲(Zoltan Kodaly:Dances of Galanta)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1962年12月9日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on December 9, 1962)