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(Vn)イェフディ・メニューイン 1935年12月19日録音とある雑誌で坂本龍一氏がバッハのこの作品を取り上げていて、一番好きな録音としてメニューインのものを挙げていたのです。
坂本龍一ともあろうものが何というチョイスだと思いました。
1956年から57年にかけて録音されたメニューインの無伴奏ヴ...

(P)ジュリアス・カッチェン サー・ゲオルグ・ショルティ指揮 ロンドン交響楽団 1958年6月18日~20日録音まずは、1958年の録音なのですが、驚くほどに音がいいのには驚いてしまいます。
確かに、協奏曲というスタイルから考えるといささかピアノの響きがオンに過ぎるかもしれませんが、ラフマニノフのコンチェルトというのは基本的にはピアノのヴィルトゥオ...

エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1954年5月22日録音ベイヌムはブラームスの交響曲第1番のリハーサルを行っていた最中に倒れ、わずか57歳で死去しました。
僅か27才でコンセルトヘボウにデビューし、その2年後には次席指揮者、38年からはメンゲルベルクととともに首席指揮者を務めるようになります。...

(Vn)ユーディ・メニューイン:1935年12月19日 & 1936年2月3日録音とある雑誌で坂本龍一氏がバッハのこの作品を取り上げていて、一番好きな録音としてメニューインのものを挙げていたのです。
坂本龍一ともあろうものが何というチョイスだと思いました。
1956年から57年にかけて録音されたメニューインの無伴奏ヴ...

エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1958年7月1日~5日録音このベイヌムによる「水上の音楽」はセルやカラヤンのように刈り込んだ「ハーティ版」ではなくて全曲演奏です。
しかし、新ヘンデル全集の「レートリッヒ版」とは少しばかり違う、旧ヘンデル全集の「クリュザンダー版」なるものが使われています。このあた...

サー・ネヴィル・マリナー指揮 (Recorder)ベルナルド・クライニス ロンドン・ストリングス 1965年録音マリナーという指揮者は長きにわたって低く見積もられてきた指揮者でした。
誰の言葉だったのかは失念してしまいましたが、来日公演の時に、その登場の仕方がヘコヘコとあまりにも腰が低くて、まるでどこかの営業マンみたいだったとボロクソに書いている評...

サー・ネヴィル・マリナー指揮 (Recorder)ベルナルド・クライニス ロンドン・ストリングス 1965年録音マリナーという指揮者は長きにわたって低く見積もられてきた指揮者でした。
誰の言葉だったのかは失念してしまいましたが、来日公演の時に、その登場の仕方がヘコヘコとあまりにも腰が低くて、まるでどこかの営業マンみたいだったとボロクソに書いている評...

カール・シューリヒト指揮 南西ドイツ放送交響楽団 1960年12月録音シューリヒトの音楽と言えば淡彩でさらさららと流れていくというのが一般的です。しかし、50年代の録音などを聞いていると、さらさらと流れているようで、細かく見ていると結構微妙なニュアンスを付与していることに気づく場面があります。
しかし、この...

カール・シューリヒト指揮 南西ドイツ放送交響楽団 1960年12月録音シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 「ライン」 作品97の演奏へのコメントです
シューリヒトの音楽と言えば淡彩でさらさららと流れていくというのが一般的です。しかし、50年代の録音などを聞いていると、さらさらと流れているようで、細かく見ている...

ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 ウィーン交響楽団 1961年11月~12月録音サヴァリッシュは1960年にウィーン交響楽団のシェフに就任して70年に退いています。年齢的に言えば30代後半からの10年という事になります。
この10年間にブラームスの関してはまとまった録音を残しているのですが、それ以外にハイドン、シュー...

ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 ウィーン交響楽団 ウィーン楽友協会合唱団 (S)ウィルマ・リップ (A)アーフェ・ヘイニス (Bass)フランツ・クラス 1962年2月録音サヴァリッシュはケルンの歌劇場の音楽総監督の職を得た1960年にウィーン交響楽団の首席指揮者も勤めることになります。そのウィーンの交響楽団を使って、フィリップスはこのコンビで精力的に録音活動を開始します。そして、その手始めとして計画されたの...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1955年1月11日録音LPレコードのジャケットというのは、SP盤とは異なるLP盤故の「特性」のために「発明」されたものでした。
まず、何とってもLP盤はSP盤よりははるかに細かい溝が刻まれていて、その溝をカートリッジがトレースするのですから埃は大敵です。それに...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年1月録音バルビローリにとってシベリウスは重要なレパートリーであり、それ故に彼のシベリウス演奏は高い評価を得ていました。
そんなバルビローリが手兵のハレ管と、1966年から69年にかけて交響曲と主だった管弦楽曲の録音を行います。そして、この録音は長...

シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1960年3月7日録音この録音にはあれこれと複雑な感情を引き起こされます。
ミュンシュは9番「グレート」に対したときと同じ意気込みと方法論を持って、シューベルトの習作とも言うべき交響曲に対して臨んでいるからです。
まさに「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」な...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1952年2月9日録音この録音にはあれこれと複雑な感情を引き起こされます。
ミュンシュは9番「グレート」に対したときと同じ意気込みと方法論を持って、シューベルトの習作とも言うべき交響曲に対して臨んでいるからです。
まさに「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」なのです...

シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1959年10月5日録音第1楽章の導入部はミンシュにしてはゆったりとした感じで入ってくるのですが、主部に入るやいなや、まってましたとばかりの快速テンポで駆けだしていきます。
しかし、その後はどちらかと言えば真っ当なテンポと造形で、続く第2楽章のラルゲットもしみじ...

シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1959年10月5日録音シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 「春」作品38の演奏へのコメントです
第1楽章の導入部はミンシュにしてはゆったりとした感じで入ってくるのですが、主部に入るやいなや、まってましたとばかりの快速テンポで駆けだしていきます。
しかし、その後は...

(Cello)ヤーノシュ・シュタルケル:アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1964年6月録音チャイコフスキーの「ロココ風の変奏」が1曲もアップされていないようですが、と言うメールをいただきました。
「そんな、馬鹿なことはないだろう?」と思って調べてみると、何と「アップ」していません。
もちろん、アップした音源の数は3500...

(Cello)モーリス・ジャンドロン:エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1953年11月録音チャイコフスキーの「ロココ風の変奏」が1曲もアップされていないようですが、と言うメールをいただきました。
「そんな、馬鹿なことはないだろう?」と思って調べてみると、何と「アップ」していません。
もちろん、アップした音源の数は3500...

(P)グールド 1962年6月7,8,14日&9月20,21日録音このグールドの平均率の録音は長きにわたって「名盤」と言うことになっていますが、正直に告白すれば、これを聞いて心楽しくなったことはほとんどありません。楽しくなるどころか、聞けば聞くほど心が窮屈になっていくような音楽です。
では、つまらない演奏...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1956年4月19日録音 最近はあまり使われなくなりましたが、一頃「ト盤」という言葉がよく使われました。
「ト盤」とは「とんでもない演奏が収録されているレコード(CD)盤」という意味なのですが、その「とんでもない」というのは当然の事ながら「とんでもなく素晴らしい」...

シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1962年2月26日録音 ショーソンの交響曲なんてのはマイナーだから、と書こうとして調べてみると既に2種類の音源をアップしてありました。
ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団 1956年3月23日録音
モントゥー指揮 サンフランシスコ交響楽団 19...

(P)アルド・チッコリーニ 1956年2月21日録音チッコリーニは1953年と56年二回に分けてそれなりにまとまった数のモーツァルトのピアノソナタを録音しています。
1953年に録音したもの
ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280/189e(1953年12月8日録音)
ピア...

シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1961年3月15日録音 ミュンシュのドヴォルザークというのは非常に珍しいです。序曲のような小品まではチェックしていませんが、基本的にはこの第8番の交響曲とピアティゴルスキーをソリストにむかえたチェロ協奏曲くらいしか録音をしていないのではないでしょうか。
そして、...

(P)アルド・チッコリーニ 1956年2月21日録音チッコリーニは1953年と56年二回に分けてそれなりにまとまった数のモーツァルトのピアノソナタを録音しています。
1953年に録音したもの
ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280/189e(1953年12月8日録音)
ピア...

(Vn)ユーディ・メニューイン:アナトール・フィストゥラーリ指揮 ロンドン交響楽団 1955年録音メニューヒンはパガニーニの協奏曲(第1番)を3回録音しています。
モントゥー指揮 パリ交響楽団 1934年5月録音
フィストゥラーリ指揮 ロンドン交響楽団 1955年録音
エレーデ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...

(P)アルド・チッコリーニ 1953年12月10日録音チッコリーニは1953年と56年二回に分けてそれなりにまとまった数のモーツァルトのピアノソナタを録音しています。
1953年に録音したもの
ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280/189e(1953年12月8日録音)
ピア...

グィード・カンテッリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1953年5月15日&21日録音こういう演奏を聴くと、カンテッリにとっては自分を引き上げてくれたトスカニーニの影響は大きかったのかなと思ってしまいます。
そして、ふと頭をよぎったのはバイロン・ジャニスとホロヴィッツの関係です。
ホロヴィッツは不思議なことにラフマニ...

カール・シューリヒト指揮 パリ・オペラ座管弦楽団 1964年6月録音今さら何も付け加える必要もない名盤です。
ただし、その「名盤」という評価は宇野功芳氏の独特な価値観に基づく絶賛を基盤としているため、異論があることも事実です。
実際、私などはどうしても好きになれない物言いなので、彼が褒めているものは何と...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1956年4月17日録音 この録音を聞いていて一つの記憶が蘇ってきました。
それは、一度だけなのですが、大フィルをOzawaが指揮したコンサートを聴いたことがあって、その時のプログラムが武満の弦楽のためのレクイエムとブラームスの1番でした。
武満の音楽はとて...
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[2025-11-11]

ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調, Op.20(Beethoven:Septet in E-Flat Major, Op.20)
バリリ弦楽アンサンブル&ウィーン・フィルハーモニー木管グループ:1954年録音(Barylli String Ensemble:Vienna Philharmonic Wind Group:Recorded on 1954)
[2025-11-10]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541(J.S.Bach:Prelude and Fugue in G major, BWV 541)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-11-08]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2(Beethoven:Piano Sonata No.14 in C-sharp minor, Op.27-2 "Moonlight")
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
[2025-11-06]

ヴェルディ:弦楽四重奏曲(Verdi:String Quartet in E Minor)
イタリア四重奏団 1950年11月24日~29日録音(Quartetto Italiano:Recorded on November 24-29, 1950)
[2025-11-04]

フォーレ:夜想曲第5番 変ロ長調 作品37(Faure:Nocturne No.5 in B-flat major, Op.37)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)
[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)