クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~




Home|ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz)|チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23

(P)ウラディミール・ホロヴィッツ:アルトゥール・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1941年5月6日&14日録音



Tchaikovsky:ピアノ協奏曲第1番「第1楽章」

Tchaikovsky:ピアノ協奏曲第1番「第2楽章」

Tchaikovsky:ピアノ協奏曲第1番「第3楽章」


ピアノ協奏曲の代名詞

ピアノ協奏曲の代名詞とも言える作品です。
おそらく、クラシック音楽などには全く興味のない人でもこの冒頭のメロディは知っているでしょう。普通の人が「ピアノ協奏曲」と聞いてイメージするのは、おそらくはこのチャイコフスキーかグリーグ、そしてベートーベンの皇帝あたりでしょうか。

それほどの有名曲でありながら、その生い立ちはよく知られているように不幸なものでした。

1874年、チャイコフスキーが自信を持って書き上げたこの作品をモスクワ音楽院初代校長であり、偉大なピアニストでもあったニコライ・ルービンシュタインに捧げようとしました。
ところがルービンシュタインは、「まったく無価値で、訂正不可能なほど拙劣な作品」と評価されてしまいます。深く尊敬していた先輩からの言葉だっただけに、この出来事はチャイコフスキーの心を深く傷つけました。

ヴァイオリン協奏曲と言い、このピアノ協奏曲と言い、実に不幸な作品です。

しかし、彼はこの作品をドイツの名指揮者ハンス・フォン・ビューローに捧げることを決心します。ビューローもこの曲を高く評価し、1875年10月にボストンで初演を行い大成功をおさめます。
この大成功の模様は電報ですぐさまチャイコフキーに伝えられ、それをきっかけとしてロシアでも急速に普及していきました。

第1楽章冒頭の長大な序奏部分が有名ですが、ロシア的叙情に溢れた第2楽章、激しい力感に溢れたロンド形式の第3楽章と聴き所満載の作品です。


炎の名演?それとも暴力的迷演?

トスカニーニとホロヴィッツと言えば義理の親子ですが、このコンビで1943年にもライブ録音を残しています。どちらをとるかは難しいところですが、音質の良さを優先するなら1943年の録音と言うことになるでしょう。演奏もテンポを抑え気味にして丁寧に演奏しています。
しかし、多少の録音の悪さに目をつぶってでも、未だにこの41年の録音をこの作品のベスト盤と評価する人がいることも事実です。

もう無茶苦茶な暴力的な演奏ととらえるか、一期一会の炎の名演ととるか、見方によって評価は真っ二つかもしれません。
ただ、おそらくはこのテンポ設定はトスカニーニのものでしょうが、その無茶な要求にこたえて一瞬の乱れも見せないホロヴィッツの凄さだけは誰もが認めると思います。

この演奏を評価してください。

  1. よくないねー!(≧ヘ≦)ムス~>>>1~2
  2. いまいちだね。( ̄ー ̄)ニヤリ>>>3~4
  3. まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
  4. なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~8
  5. 最高、これぞ歴史的名演(ξ^∇^ξ) ホホホホホホホホホ>>>9~10



50 Rating: 6.4/10 (415 votes cast)

  1. 件名は変更しないでください。
  2. お寄せいただいたご意見や感想は基本的に紹介させていただきますが、管理人の判断で紹介しないときもありますのでご理解ください
名前*
メールアドレス
件名
メッセージ*
サイト内での紹介

 

よせられたコメント

2008-11-05:亜季


2012-03-27:homuda





【リスニングルームの更新履歴】

【最近の更新(10件)】



[2026-05-30]

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調, Op.19(Prokofiev:Violin Concerto No.1 in D major, Op.19)
(Vn)アイザック・スターン:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニッ音]1956年2月27日録音(Isaac Stern:(Con)Dimitris Mitropoulos New York Philharmonic Recorded on February 27, 1956)

[2026-05-28]

ルーセル:フルート三重奏曲 ヘ長調 Op.40(Roussel:Trio for Flute, Viola and Cello in F major, Op.40)
(Cello)エティエンヌ・パスキエ (Vn)ピエール・パスキエ (Fl)ジャン・ピエール・ランパル 1954年発行(Pierre Pasquier:(Cello)Etienne Pasquier (Fl)Jean-Pierre Rampal Published in 1954)

[2026-05-26]

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63(Prokofiev:Violin Concerto No.2 in G minor, Op.63)
(Vn)ダヴィド・オイストラフ:アルチェオ・ガリエラ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1958年5月14日&19日録音(David Oistrakh:(Con)Alceo Galliera The Philharmonia Orchestra Recorded on May 14&19, 1958)

[2026-05-23]

ベートーベン:スイスの歌による6つの変奏曲 WoO 64(Beethoven:6 Variations on a Swiss Song, WoO 64)
(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 & 1960)

[2026-05-21]

レスピーギ:イル・トラモント(Respighi:"Il Tramonto" Poem For Quartet And Voice)
バリリ四重奏団:(S)セーナ・ユリナッチ 1954年録音(Barylli Quartet:(S)Sena Jurinac Recorded on 1954)

[2026-05-18]

バルトーク:アレグロ・バルバロ Sz.49(Bartok:Allegro barbaro, Sz.49)
(P)ジェルジ・シャーンドル:1951年1951年9月12日録音(Gyorgy Sandor: Recorded on September 12, 1951)

[2026-05-16]

ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲(Cherubini:Anacreon Overture)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:コンセール・ラムルー管弦楽団 1961年1月録音(Igor Markevitch:Concerts Lamoureux Recorded on January, 1961)

[2026-05-14]

リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調, S.125(Liszt:Piano Concerto No.2 in A major S.125)
(P)レナード・ペナリオ:ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン交響楽団 1963年3月12日~18日録音(Leonard Pennario:(Con)Rene Leibowit London Symphony Orchestra Recorded on March 12-18, 1963)

[2026-05-12]

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27-3(Eugene Ysaye:6 Sonatas for Solo Violin, Op.27-3)
(Vn)マイケル・レビン:1959年1月1日録音(Michael Rabin:Recorded on January 1, 1959)

[2026-05-10]

ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調, Hob.III:66(Op.64-4)(Haydn:String Quartet in G major, Hob.III:66(Op.64-4))
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団:1954年3月録音(Vienna Concert House Quartet: Recorded on March, 1954)