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作曲家で選ぶ | d'Indy
d'Indy
<フランス:1851年〜1931年>
生涯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポール・マリ・テオドール・ヴァンサン・ダンディ(Paul Marie Théodore Vincent d'Indy, 1851年5月27日パリ – 1931年12月2日パリ)はフランスの作曲家・音楽教師。フランスの古い貴族の家系に属する。
幼い頃からピアノを学ぶが、一族を喜ばせるために法学を学ぶ。しかしながら、音楽家になることを決心しており、セザール・フランクの献身的な門人となった。1894年に、シャルル・ボルドやアレクサンドル・ギルマンに協力して、パリにスコラ・カントルムを創設し、没するまで同校ならびにパリ音楽院で音楽を指導した。門下に、サティ、ルーセル、アルベリク・マニャール、(後にダンディの評伝を書いた)ジョゼフ・カントルーブ、ボフスラフ・マルティヌーがいる。「作曲学教程 Cours de composition musicale」(1903年)の執筆に参加したほか、フランクやベートーヴェンに関する研究書を書いた。
ダンディの作品は、今日さほど一定して演奏されていない。最も有名な作品はおそらく「フランスの山人の歌による交響曲 Symphonie sur un chant montagnard français」ことピアノと管弦楽のための「セヴェンヌ交響曲 Symphonie Cévenole」(1886年)や、交響的変奏曲「イスタールIstar」(1896年)であろう。その他に、管弦楽曲や室内楽曲、ピアノ曲、歌曲、たくさんのオペラ(たとえば、1897年の「フェルヴァール Fervaal」など)がある。ダンディの作品は、フランクと並んでワーグナーからの影響を見せている(ダンディは1876年にバイロイト祝祭劇場において、「ニーベルングの指環Der Ring des Nibelungen」の初演に出席している。)
ダンディは、当時はほとんど忘れ去られていた古楽の復権に尽力し、一例をあげると、モンテヴェルディのオペラ「ポッペアの戴冠 L'Incoronazione di Poppea」などの独自の校訂版を作成した。
第一次世界大戦前に、長く連れ添った愛妻と死に別れてから、一時的に創作意欲が減退したものの、戦後に子供たちの反対を押し切って再婚してからは創作意欲を新たにした。セヴェンヌの城館を離れて、コート・ダジュールのアゲーに新妻とともに居を移し、作曲に専念した。その時期の作品には、「海岸の4つの詩」、「地中海2部作」、ピアノと室内アンサンブルのための協奏曲や、弦楽四重奏曲第3番などがある。「海岸の4つの詩」の第2楽章「深い青の喜び」の導入部は、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の第2部の導入と酷似している。ラヴェルのほうは1912年、ダンディのほうが1919年から1921年に完成されていることを考えると、ダンディがなぜラヴェルを借用したのか、あるいはこの間の事情がどういうことであったのか、非常に興味深いものがある。
フランスの山人の歌による交響曲
《フランスの山人の歌による交響曲(仏語:Symphonie sur un chant montagnard français)》作品25は、ヴァンサン・ダンディが1886年に作曲した交響曲で、ダンディの数ある作品のうち、今日かろうじて演奏されるほとんど唯一の作品である。題名に示されているように、主要な主題はセヴァンヌ地方で聞き覚えた民謡が充てられている(同地は山岳地帯であり、そのため「セヴァンヌ交響曲 Symphonie cévenole 」という別名も存在する)。交響曲としては異例なことに独奏ピアノの存在が目立っているが、決して支配的であるわけではない。ピアノはオーケストラに寄り添っているため、さる評論家からは「協奏交響曲」と呼ばれた。
以下の3つの楽章から成り、30分弱の長さである。
1. きわめて緩やかに - 中庸の速さで、生き生きと Assez lent - Modérément animé
2. きわめて穏やかに、しかし遅くなく Assez modéré, mais sans lenteur
3. 活き活きと Animé
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