クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~


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アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



ブラームス:交響曲第2番(第9位)

  • カラヤン
60
  • フルトヴェングラー
59
  • C.クライバー
56
  • モントゥー
55
  • ワルター
50
  • その他
44
  • バルビローリ
43
  • バーンスタイン
25
  • ベーム
23
  • シューリヒト
23
  • ザンデルリング
23
  • ジュリーニ
22
  • ハイティンク
20
  • アバド
12
  • ヴァント
11
  • スウィートナー
7

投票総数: 533


大変な大接戦になりました。最初から最後まで団子状態で、ゴールになだれ込んだ後もダブり票の整理の結果を待ってトップが確定するという、トップページのアンケート史上最大の大激戦となりました。
そして、その大接戦を制したのは辛くも1票差でフルトヴェングラーを振り切ったカラヤンでした。

この結果はユング君にとって二重の意味で驚きでした。

まずは、フルトヴェングラーにとってブラームスの2番というのは、亡命直前の脳天かち割りの演奏があるものの、それほど相性がいいとは思えない作品であるのに、これだけの票を集めたということへの驚きです。「ブラ2でフルヴェンはないだろう!」と思いつつも着実に票を伸ばしていく現実に、あらためて日本におけるフルトヴェングラーへの支持の大きさを感じさせられました。

次に驚いたのは、なんだかんだと批判の石礫に曝されながらも、依然として高い人気を誇っているカラヤンの凄さです。
正直言って、ユング君は至る所でカラヤンのことを悪く言ってきました。しかし、最近になって少しずつ考えが変わりつつあります。
気がつけば、カラヤンも死して20年近い年月が経過しようとしています。生きている間はもてはやされても、この世を去ってしまえば忘れ去られてしまうのがこの世界の常識です。実はユング君も、カラヤンもこの世を去ってしまえば、彼が生前残した「星の屑」ほどの録音共々消えてなくなってしまうだろうと思っていました。しかし、現実は忘れ去られるどころか、今もなお多くの人に愛され、聴かれ続けています。
現実の前には謙虚にならざるを得ません。
ユング君もいつまでも毛嫌いしていないで、一度はまともに彼の業績と向き合う必要があると感じています。

それにしても、この大混戦が意味するものは何なのでしょう。
うーん、と考え込んで思い当たったのは、ブラームスの2番という作品が持つ特性です。おそらくこの作品は1番や4番を比べればストライクゾーンが広いのだと思います。そして、その多様な表現スタイルを多くの人が自然に受け入れ、その結果として票が分散したのではないでしょうか?
50票以上の支持を集めたのは、上記二人以外に、ワルター、モントゥー、クライバーの3人です。これら5人の演奏スタイルはずいぶんと異なりますが、それでもこの5人がわずか10票差の中にひしめき合うほどの支持を集めたと言うことに、ブラームスの2番という作品の特性が表れているのではないでしょうか。

個人的には中盤から終盤にかけてトップを維持していたモントゥーがブラ2を制すれば、実に渋いチョイスで面白いなと期待していたのですが、カラヤン・フルヴェンというビッグネームには敵いませんでした。残念!!

さて、次回はベートーベンのエロイカです。
ユング君の予想は単勝フルヴェンの一点買い。絶対に間違いなし!!(誰が予想しても同じでしょうが・・・^^;)

<いただいたコメントより>
「ドヴォルザークの8番以上に演奏され、名演も数え切れない程あるのでさらに悩みどころですね。
 ヴァントやザンデルリングにも入れたいのですが、ドイツの統一後理不尽なバッシングにあったというスイトナー氏を応援する意味も含めて彼に投じます。のどかで柔らかく、リピートも効果的です。」

「カルロス・クライバー&ウィーンフィルライブの衝撃は忘れがたいです。
指揮台の上でただただ華麗に舞っているように見えて、オケに細かく指示を飛ばし続けるカルロスの姿と珍しくそれに必死に答えるウィーンフィル。終演後の聴衆のBravoも当然ですよね。」

「いままでフルトヴェングラーと言い続けてきた自分ですが、ここへきてクライバーへ宗旨替えです。
何故かって?そりゃあ、好きな女の子の泣き顔よりも笑顔が見たいからですよ。」

「カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルの1991年10月ライヴ(DVD)が考えうる最高の名演と思っておりますが、実際にコンサートで体験出来るとするならば、イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーン・フィルです。CD(DECCA)はもちろんすばらしいものですが、ヒスノイズが少しだけ気になります。」

「W.フルトヴェングラーに一票。彼の大戦中最後のライヴは、何度聴いても身震いがします。それに、終楽章コーダの異常なテンポに、一糸乱れずついていっているウィーン・フィルハーモニーのアンサンブルには驚嘆させられます。」

「最初はクライバーが好きで,DVDも買いましたが,フルヴェンの爆裂演奏(1945年)を聴いて以来,あの4楽章の虜になりました。
驀進するドイツの音楽,凄まじい爽快感です。」

「フルトヴェングラーには’45年の凄絶極まりないライブがあるのに、僅差とは言え、カラヤンよりも沈んでいるのは得心が行きません(あれは特異すぎる演奏なのでしょうかねぇ)。」

「今回は迷いました。いつも聞いているのはワルター・コロムビア響、恐らくブラームスの2番を聞く3回に1回はワルターを取り出しています。
しかし、たった一枚と言われればもう何年も聴いていないけれどフルトヴェングラー・ベルリンフィル(1952年ライヴ)を選びます。
1945年録音の鬼気迫る演奏は確かに凄いと思いますが、フルトヴェングラーの演奏としてはEMIスタジオ録音の第5番に通じる大きさを持つこちらの方を聴きたいと思います。」

件の演奏は凄さは認めるのですが、やはり異常な状況下における異常な演奏だと言わざるを得ないのでしょうね。(ユング君)

「このなごやかな曲はやはりカラヤンのようなうまい指揮ですとさらに柔らかな味がでます。」
「ブラームスの交響曲、特に2番と3番の木管楽器の響きがたまらなく好きです。いままで聴いたことのあるCDで気に入ったものは指揮者というよりはウィーンフィルの演奏したもの以外にありません。
木管楽器の響きにこだわりのあるクレンペラーにウィーンフィルを指揮してもらいたいものです。」

この辺にもブラ2という作品のストライクゾーンの広さが顔をのぞかせているのかもしれません。

【リスニングルームの更新履歴】

[2018-09-20]

J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1956年11月27日録音

[2018-09-19]

シューマン:トロイメライ
(Cello)モーリス・ジャンドロン (P)ピーター・ガリオン 1960年11月録音

[2018-09-19]

ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
(Cello)モーリス・ジャンドロン (P)ピーター・ガリオン 1960年11月録音

[2018-09-18]

ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 (1889年稿・ノヴァーク版)
オイゲン・ヨッフム指揮 バイエルン放送交響楽団 1967年1月録音

[2018-09-17]

ワーグナー:ジークフリート牧歌
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 1962年11月録音

[2018-09-16]

メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」
ゲオルク・ショルティ指揮 ロンドン交響楽団 1952年11月録音

[2018-09-15]

ヘンデル:組曲「王宮の花火の音楽」, HWV 35
ルドルフ・ケンペ指揮 バンベルク交響楽団 1962年5月録音

[2018-09-14]

ベートーベン:チェロソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
(Cell)アントニオ・ヤニグロ (P)イェルク・デムス 1964年録音

[2018-09-13]

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
(Cello)モーリス・ジャンドロン (P)ジャン・フランセ 1966年11月録音

[2018-09-12]

ワーグナー:「タンホイザー」序曲
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 1962年11月録音