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アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



お好きな交響曲第4番は?

  • ブラームス:交響曲第4番
154
  • チャイコフスキー:交響曲第4番
140
  • メンデルスゾーン:イタリア
71
  • ベートーベン:交響曲第4番
66
  • シューマン:交響曲第4番
40
  • ブルックナー:ロマンティック
34
  • マーラー:交響曲第4番
31
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
17
  • ニールセン:不滅
10
  • シベリウス:交響曲第4番
9
  • その他
7
  • ドヴォルザーク:交響曲第4番
7
  • シューベルト:悲劇的
7
  • オネゲル:バーゼルの喜び
1
  • プロコフィエフ:交響曲第4番
0
  • ルトスワフスキー:交響曲第4番
0
  • 吉松隆:交響曲第4番
0
  • ルーセル:交響曲第4番
0

投票総数: 594


日本人はこんなにもブラームスが好きだったのでしょうか?ブラームスに対する圧倒的な支持の高さにはただただ恐れ入るばかりです。

第1番:2位のマーラーにダブルスコアの大差をつけて圧勝
第2番:マーラーと大接戦を繰り広げるも最終盤で振り切ってトップを確保
第3番:これは相手が悪すぎ!エロイカにトップを譲るもしっかりと2位を確保

そして、この第4番でもチャイコフスキーとトップ争いを繰り広げながらも、終始リードを保って余裕でゴールインしました。
「ブラームスの4番は…「悲劇の佃煮」みたいな音楽で、ちっとも面白くないと思っている私は異常なんでしょうか?」という、極めて説得力のある批判的意見(^^;もありながらもこの強さには脱帽です。

そして、この強いブラームスに最後まで食い下がって大健闘をしたのがチャイコフスキーです。それほどメジャーともいえない初期の1〜3番の作品でも予想以上に票を集めていましたから、ある程度はいくだろうと予想はしていたのですが、この結果はその予想をさらに上回るものとなりました。「僕のこれからの人生にチャイコフスキーはもういらない!」と豪語された評論家の先生がおられましたが、この結果を見たらどのように思われるのでしょうか。
本当に、とっても楽しくなってしまう結果です。(^^v

今回の結果で非常に面白かったのは、はっきりといくつかのグループに分かれたことです。
まずは、上述したブラームスとチャイコフスキーがトップグループを形成して他を寄せ付けませんでした。
次に、この両者からは二歩も三歩も譲るのですが、メンデルスゾーンとベートーベンが第2のグループを形成しました。
専門家筋の間ではとかく低く見られがちなメンデルスゾーンなのですが、3番・4番に対する支持は非常に高いようです。
そして、さらにこの両者から一歩遅れて、シューマン・ブルックナー・マーラーが第3グループを形成して、それ以外の諸作品は「その他」扱いの票しか入りませんでした。
シューマンにはフルトヴェングラーによる歴史的名演がありますし、マーラーもブルックナーもそれなりにメジャーな作品ですから、この支持の低さはちょっと意外でした。
「なんでシューマンがたったの7票なんでしょうか(7月4日現在)」という嘆きも納得できますが、一般的にはシューマンに対する評価はなかなかあがってこないようです。また、一時のマーラーやブルックナーに対する熱狂的な支持も今ではかなり下火となってきているということでしょうか。

さあ、このアンケートシリーズもいよいよ佳境となってきました。
次からはブラームスが姿を消すと言うことで、いよいよベートーベンの独壇場となるのでしょうか。それとも、マーラーやブルックナーがその牙城に食い込んでくるのでしょうか?
それとも、ショスタあたりが大穴で上位を脅かすのでしょうか?
楽しみです。

<いただいたコメントから>
「昨夜、録り溜めしていた「N響アワー」を観ておりました。
その中にプレヴィン指揮の「イタリア」があり、改めてこの曲の良さと、プレヴィンの演奏が自分の好みであることがわかりました。
クレンペラー良いですね。」

「「ブラームスのため息」とでも言えばよいんでしょうか。
ブラームスの人間臭い一面が最高に出た曲だと思います。
2楽章で涙。。。
ブラ4に1票。」

「なんでシューマンがたったの7票なんでしょうか(7月4日現在)
ブラームスの4番は…「悲劇の佃煮」みたいな音楽で、ちっとも面白くないと思っている私は異常なんでしょうか?」

「ニールセンが入ってないのが少し残念でした。
ニールセンの4番「不滅」が好きなのです。
初めてあの曲聞いたときの衝撃といったら・・・・・」

「19世紀の最も偉大なパッサカリアであるブラームスの第4交響曲は、記念碑的偉大さという点ではベートーヴェンの諸作品以降最も偉大であると思います。」

「チャイコフスキーのヘ短調と言えば、昔観た手塚治虫の素晴らしいアニメーション「森の伝説」が忘れられません。」

「ブルックナーもブラームスも大好きですが、ずいぶん票差が開いているので判官びいきな私はオネゲルに一票。
晦渋なオネゲルらしからぬ明るい音楽です。3番5番に挟まれて割り食ってますが、お勧め。」

【リスニングルームの更新履歴】



[2024-04-24]

ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲, Op.120(Beethoven:Variations Diabelli in C major, Op.120)
(P)ジュリアス・カッチェン 1953年録音(Julius Katchen:Recorded on 1953)

[2024-04-22]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 K.157(Mozart:String Quartet No.4 in C major, K.157)
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)

[2024-04-20]

ショパン:バラード第3番 変イ長調, Op.47(Chopin:Ballade No.3 in A-flat major, Op.47)
(P)アンドレ・チャイコフスキー:1959年3月10日~12日録音(Andre Tchaikowsky:Recorded on Recorded on March 10-12, 1959)

[2024-04-18]

エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調, Op.85(Elgar:Cello Concerto in E minor, Op.38)
(Cello)アンドレ・ナヴァラ:サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1957年録音(Andre Navarra:(Con)Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on 1957)

[2024-04-16]

フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(P)ロベール・カサドシュ:(Vn)ジノ・フランチェスカッティ 1947年5月7日録音(Robert Casadesus:(Vn)Zino Francescatti Recorded on May 7, 1947)

[2024-04-14]

ベートーヴェン:序曲「コリオラン」, Op.62(Beethoven:Coriolan, Op.62)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1945年6月1日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on June 1, 1945)

[2024-04-12]

モーツァルト:弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 K.156/134b(Mozart:String Quartet No. 3 in G Major, K. 156)
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)

[2024-04-10]

ハイドン:弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調「狩」,Op. 1, No. 1, Hob.III:1(Haydn:String Quartet No.1 in B-Flat Major, Op. 1, No.1, Hob.3:1, "La chasse" )
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1938年6月5日録音(Pro Arte String Quartet:Recorded on June 5, 1938)

[2024-04-08]

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18(Rachmaninov:Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18)
(P)ジェルジ・シャーンドル:アルトゥール・ロジンスキ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1946年1月2日録音(Gyorgy Sandor:(Con)Artur Rodzinski New York Philharmonic Recorded on January 2, 1946)

[2024-04-06]

シベリウス:交響的幻想曲「ポヒョラの娘」(Sibelius:Pohjola's Daughter - Symphonic Fantasy Op.49)
カレル・アンチェル指揮:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1962年6月7日~8日録音(Karel Ancerl:The Czech Philharmonic Orchestra Recorded on June 7-8, 1962)