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アンケートのアーカイブ|お好きな交響曲第1番は?
アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・
お好きな交響曲第1番は?
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投票総数: 386
あまりにも手抜きのように思えるのですが、やってみるとこれが意外と面白い企画かもしれないと一人満足しています。なにしろ、この調子でこの一年間は「第2番対決」「第3番対決」とやっていけそうですし、最後には「グランドチャンピオン対決」なんてのもできそうです。
ただ、一つ難点なのは10曲以上も交響曲を残している人たちで、その代表作が10番以降に含まれている場合は、このやり方では取りこぼしてしまうことです。モーツァルトやハイドン、ショスタコーヴィッチあたりがそれに該当するので、この辺は「取りこぼし対決」とでもして何とかしましょう。
さて、交響曲対決の幕開けを飾る「第1番対決」ですが、予想を上回る400をこえる投票をいただきました。あまり難しいことは考えずに気楽に投票をいただけたのでしょうか。
そして結果はなかなかに興味深いものとなりました。
第1番というのは一般的に若書きの作品が多いのですが、なかには作曲家として十分に成熟してから唯一の交響曲として創作したものも混じります。(フランクやメシアン)また、ブラームスのように唯一の交響曲ではないけれども、十分すぎるほどに時間をかけ、様々な経験を積み重ねた後に、まさに満を持して発表したファーストシンフォニーもあります。
そういう作品は、その他一般の若書きの作品とくべてみると頭が一つも二つも抜けていることがはっきりと分かります。ですから、票はそういう作品に集中するであろう事は分かっていました。
結果はおおむねその予想に沿ったものとなったのですが、その中で細かい点に関してはいくつか予想を覆すものがありました。
まず第1に、ブラームスの第1番の圧倒的な強さです。おそらくはトップ争いに加わるだろうとは思っていましたが、まさかここまでの強さを発揮するとは思いませんでした。まさに、男ブラームスが乾坤一擲の思いで勝負をかけた作品だけのことはあります。
第2に、カリニンコフの予想を上回る大健闘です。若書きの作品ではあるのですが、その若さがこの作品の他に変えがたい魅力となっていることがこれだけの支持を集めたのでしょう。カリンニコフ再評価の起爆剤となったナクソスの功績は大きいと言えます。
第3にフランクの意外なまでの不人気です。上位に顔を並べているのは作品としての完成度の高いものが多く、その文脈から言えばプロコフィエフの古典交響曲などの高評価も納得がいくのですが、それならばフランクも同じように上位に食い込んでも良さそうなのですが、現実は厳しいです。チャイコフスキーのファーストシンフォニーよりも評価が低いというのはあまりにも意外でした。
ユング君はかつてこの作品のことを「偉大なるマイナー作品」と書いたことがありましたが、もっともっと聞かれてもいい優れた作品だとユング君は思います。
いただいたメッセージから
「「ラストシンフォニー」なんて呼ばれているのには、有名な物がたくさんあるのに(新世界、悲愴<?>、グレイト、ベト9、ブラ4、ブル9
、マラ9・・・云々)
「スタートシンフォニー」っていわれるとあんまり思いつかないですよね。
でもブラームスの第1番は特別に広く知れ渡るようになった「スタートシンフォニー」の1つですよね。
時間をかけて、練りに練り上げられ作られた、このロマンあふれるシンフォニーを聴くと、やはりブラームスが偉大であったことを感じます。
この偉大なるスタートシンフォニーに1票!!」
さて次は第2番対決なのですが、結果はどうなるでしょうか?
予想としては、マーラーとブラームスの一騎打ちかと思います。そこへ食い込むとすれば、ベートーベン、シベリウス、シューマンあたりでしょうか?
今から結果が楽しみです。
[2025-11-15]

エドワード・ジャーマン:「ネル・グウィン」(German:Nell Gwyn)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1954年3月3日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on May 3, 1957)
[2025-11-13]

ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 作品92(Beethoven:Symphony No.7 in A major , Op.92)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1962年1月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on January, 1962)
[2025-11-11]

ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調, Op.20(Beethoven:Septet in E-Flat Major, Op.20)
バリリ弦楽アンサンブル&ウィーン・フィルハーモニー木管グループ:1954年録音(Barylli String Ensemble:Vienna Philharmonic Wind Group:Recorded on 1954)
[2025-11-10]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541(J.S.Bach:Prelude and Fugue in G major, BWV 541)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-11-08]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2(Beethoven:Piano Sonata No.14 in C-sharp minor, Op.27-2 "Moonlight")
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
[2025-11-06]

ヴェルディ:弦楽四重奏曲(Verdi:String Quartet in E Minor)
イタリア四重奏団 1950年11月24日~29日録音(Quartetto Italiano:Recorded on November 24-29, 1950)
[2025-11-04]

フォーレ:夜想曲第5番 変ロ長調 作品37(Faure:Nocturne No.5 in B-flat major, Op.37)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)