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ベートーベン:ピアノソナタ第20番

(P)バックハウス 1953年1月録音



Beethoven:ピアノソナタ第20番 「第1楽章」

Beethoven:ピアノソナタ第20番 「第2楽章」




ソナチネ・・・ですね

出版は1805年ですが、作品そのものはごく初期に作られた物だと言われています。
おそらくは作品2の最初のソナタと同じような時期に作品ではないかと思われます。

そのような作品がなぜにこの時期に発表されたのかいぶかしく思えますが、おそらくは弟子たちの練習用として使われたのだ想像されています。
実際今ではこの作品は「ソナチネ」と言った方が通りが言いようで、ピアノを学ぶ人にとっては必修と言って作品となっています。そんなわけで、この作品にあまりいい思い出を持っていない人も少なくないと思います。(^^;

ただし、純粋に一つの音楽作品として聞いたときには、それなりに美しさを持った作品であることは間違いありません。

二つのやさしいピアノソナタ Op.49
第1楽章
 アレグロ・マ・ノン・トロッポ ト長調 2分の2拍子 ソナタ形式
第2楽章
 テンポ・ディ・メヌエット ト長調 4分の3拍子 ロンド

バックハウス全盛期の演奏


バックハウスはモノラルの時代とステレオの時代にそれぞれ全集を録音しています。(ただし、29番「ハンマークラヴィーア」のみはステレオでの再録音がされなかったのでモノラル時代の録音が流用されています)
以前は随分と高価なボックスだったように記憶しているのですが、最近はどのような仕掛けがあるのか分かりませんが、イタリア・ユニーバーサルからかなり安価な値段で供給されるようになりました。

ところが、面白いのが、音質的には劣るモノラル録音の方がステレオ録音よりも高く値段が設定されていることです。
この手のものはお店によって価格設定が変わることが多いのですが、私がよく利用しているお店では

モノラル録音が10000円
ステレオ録音が6900円

に設定されています。
こういう古い録音は最終的には需要と供給の関係で決まるようですから、多くの人が音質的には劣ることは分かっているのにモノラル録音を求めることをこの事実は示しています。
理由はいうまでもありません、演奏そのものが圧倒的にモノラル録音の方が優れているからです。

日本では何故かシルバーシート優先で老大家の枯れた演奏を持ち上げる習慣があるのですが、いうまでもなく、その様な「枯れた演奏」よりは脂ののりきった全盛期の演奏の方が優れていることが多いのは自明の理です。とりわけ、この23番のような覇気満々たる作品であるならばそのアドバンテージは絶対的です。
ステレオ録音によるバックハウスしか聞いたことがない人には是非とも一度は聞いてもらいたい演奏です。

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