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ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番

Vn.クーレンカンプ シューリヒト指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 1946年録音



Bruch:ヴァイオリン協奏曲 第1番「第1楽章」

Bruch:ヴァイオリン協奏曲 第1番「第2楽章」

Bruch:ヴァイオリン協奏曲 第1番「第3楽章」


ブルッフについて

今日ではヴァイオリン協奏曲とスコットランド幻想曲、そしてコル・ニドライぐらいしか演奏される機会のない人です。ただし、ヴァイオリニストにとってはこの協奏曲はある種の思い入れのある作品のようです。
と言うのは、ヴァイオリンのレッスンをはじめると必ずと言っていいほど取り上げるのがこの協奏曲であり、発表会などでは一度は演奏した経験を持っているからだそうです。ただし、プロのコンサートで演奏される機会は決して多くはありません。
しかし、ロマン派の協奏曲らしくメランコリックでありながら結構ゴージャスな雰囲気もただよい、メンデルスゾーンの協奏曲と比べてもそれほど遜色はないように思います。

第1楽章
序奏に続いて独奏ヴァイオリンの自由なカデンツァが始まるのですが、最低音Gから一気に駆け上がっていくので聴き応え満点、けれん味たっぷりのオープニングです。力強い第一主題と優美な第二主題が展開されながら音楽は進んでいき、いわゆる再現部にはいるところでそれは省略して経過的なフレーズで静かに第2楽章に入っていくという構成になっています。(・・・と、思います^^;)
第2楽章
ここが一番魅力的な楽章でしょう。主に3つの美しいメロディが組み合わされて音楽は展開していきます。息の長い優美なフレーズにいつまでも浸っていたいと思わせるような音楽です。
第3楽章
序奏に続いて,独奏ヴァイオリンが勇壮なメロディを聞かせてくれてこの楽章はスタートします。。前の楽章の対照的な出だしを持ってくるのは定番、そして、展開部・再現部と続いてプレストのコーダで壮麗に終わるというおきまりのエンディングですが良くできています。


クーレンカンプについて

フルトヴェングラーがその音色を愛したヴァイオリニストと言うことで一部では根強いファンがいるそうですが、病弱だったために、これからと言うときに亡くなったために、一般的には忘れられたヴァイオリニストになりつつあります。
この録音はそんな彼が亡くなる2年前(と言っても、当時まだ48才)のもので、当時スイスに移り住んでいたシューリヒトとの一期一会のような録音です。
下手をすればいくらでも下品になってしまう作品ですが、実に清楚に、そして実に禁欲的に演奏をしていて、とりわけ第2楽章では、そこから得も言われぬ悲しみが迫ってきます。また、そう言うクーレンカンプのヴァイオリンをサポートするシューリヒトの棒も実に見事です。
もしかしたら、この録音、ブルッフの協奏曲ではベストの演奏家もしれません。

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2014-01-12:Joshua





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