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作曲家で選ぶ | GERSHWIN
GERSHWIN
<アメリカ:1898〜1937>
経歴

1898年ニューヨークに生まれる。
音楽的な環境に恵まれた家庭ではなかった。しかし、幼い頃に耳にした自動演奏ピアノに心を奪われて音楽に目覚めたと言われている。
しかし、家にピアノがなかったために友達の家に通って独学でピアノの腕を磨き、その後、兄のために買い与えられたピアノがガーシュインの才能を見いだすきっかけとなり、ピアノのレッスンを受けられるようになる。
しかし、勉強の方は思わしくなく、15才で高校を中退して音楽出版社の「ソング・ブラッガー」(楽譜を買いに来た人にこんな曲ですよと弾いて聞かせるピアニスト。昔はこんな仕事があったんですね。)の職に就く。
しかしこの仕事を通して音楽関係者の知己を得るようになり、やがて劇場のリハーサルピアニストから有名歌手の伴奏、そして数々の作曲活動も行うようになっていく。
そして、1919年"SWANEE(スワニー)"という歌が大ヒットし、名声を確立する。
その後は、ポピュラーだけにとどまらず、クラシック、オペラ、映画音楽といった幅広いジャンルにわたって作曲活動を展開し、1937年に死去。
代表作は「ボギーとベス」「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」など
ユング君の一言
作曲家としての名声を確立したあともガーシュインは自分に専門的知識が乏しいことに劣等感も感じていました。そのためある時、ガーシュインは意を決してフランスに渡りラヴェルの門をたたきます。
しかし、ガーシュインの才能を高く評価していたラヴェルは、「君はすでに一流のガーシュインなのだから、何も二流のラヴェルになる必要はない」といって励ましたのは有名なエピソードです。
後期ロマン派の音楽がすでに黄昏をむかえ、その突破口を探っていたヨーロッパの人々には、そんな専門的悩みなどお構いなしに軽々と新しい地平を切りひらいたガーシュインがどのように映じたかを語るエピソードでしょう。
そして、ガーシュインも一流のガーシュインとして数々の優れた作品を残してその短い人生を終えました。
20世紀が終わろうとする今、無調の音楽の大部分は今や誰からも見向きもされませんが、ガーシュインの歌は今も多くの人に親しまれています。
色々と考えさせられるエピソードです。
【最近の更新(10件)】
[2025-07-04]

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64(Mendelssohn:Violin Concerto in E minor Op.64)
(Vn)ヨーゼフ・シゲティ:トーマス・ビーチャム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1933年録音(Joseph Szigeti:(Con)Sir Thomas Beecham London Philharmonic Orchestra Recoreded on 1933)
[2025-07-01]

ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 作品67(Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
(P)エリック・ハイドシェック:1964年9月18日~21日&30日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 18-21&30, 1964)
[2025-06-27]

ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)
[2025-06-25]

バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(J.S.Bach:Fantaisie Et Fugue En Sol Mineur, BWV 542)
(organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-06-22]

ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(Ravel:Daphnis And Chole, Suite No.2)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年4月19日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on April 19, 1959)
[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音
[2025-06-15]

エルガー:ため息 (ソスピーリ), Op.70(Elgar:Sospiri, Op.70)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-06-11]

ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-06-08]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)アルフレード・カンポーリ:エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月3日~4日録音(Alfredo Campoli:(Con)Eduard van Beinum The London Philharmonic Orchestra Recorded on March 3-4, 1953)