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ヴァーシャーリ(Tamas Vasary)|リスト:ピアノ作品集
リスト:ピアノ作品集
(P)ヴァーシャーリ 1957年~1961年録音
Liszt:ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S.244
Liszt:即興的ワルツ S.213
Liszt:コンソレーション (慰め) 第2番 ホ長調 S.172
Liszt:コンソレーション (慰め) 第3番 変ニ長調 S.172
Liszt:リゴレット・パラフレーズ S.434
Liszt:ラ・カンパネラ (パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調 S.140)
Liszt:ハンガリー狂詩曲 第15番 イ短調 S.244 《ラコッツィ行進曲》
Liszt:ポロネーズ 第2番 ホ長調 S.223
Liszt:ドン・ジョヴァンニの回想 S.418
Liszt:波の上を歩くパウラの聖フランソワ (2つの伝説 第2番 S.175)
Liszt:パガニーニによる大練習曲 第2番 変ホ長調 S.140
リストの魅力が十分に楽しめるアルバム
ヴァーシャーリが1957年から1961年にかけて録音したリストのピアノ曲をピックアップしました。いってみれば「寄せ集め」のアルバムです。
しかし、リストの作品というのものは基本的に「受けて」なんぼのものですから、こういう「おいしい」部分を寄せ集めて一枚のアルバムにするのは「有り」と言えるでしょう。
リスト:ピアノ作品集
- ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S.244
- 即興的ワルツ S.213
- コンソレーション (慰め) 第2番 ホ長調 S.172
- コンソレーション (慰め) 第3番 変ニ長調 S.172
- リゴレット・パラフレーズ S.434
- ラ・カンパネラ (パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調 S.140)
- ハンガリー狂詩曲 第15番 イ短調 S.244 《ラコッツィ行進曲》
- ポロネーズ 第2番 ホ長調 S.223
- ドン・ジョヴァンニの回想 S.418
- 波の上を歩くパウラの聖フランソワ (2つの伝説 第2番 S.175)
- パガニーニによる大練習曲 第2番 変ホ長調 S.140
リストの音楽と初めて出会う人に対して、安心して勧めることのできる演奏
50年代から60年代にかけて、リスト弾きと言えばシフラか、このヴァーシャーリだったようです。
ただし、ヴァーシャーリはその後指揮者に転身して、今ではピアニストとしての活動を全くしていないので、最近は指揮者に分類される音楽家になってるかもしれません。
そんなこともあって、リスト弾きとしての知名度はシフラに大きく水をあけられてしまっているのですが、久しぶりに彼の20代の頃の録音を引っ張り出してきて聞いてみると、・・・ふんふん・・・、若いに似合わず妙に老成した感じの演奏で、・・・まあ悪くないなぁ・・・などと思ったので、ここにアップすることにしました。
シフラの録音は既にいくつかアップしてあります。
それと聞き比べてもらえれば分かるのですが、リストという人間の持っている悪どいほどのパワー感を感じさせてくれるのはシフラの方です。リスト以来、ピアノというものが抱え込んでしまったサーカス芸を堪能させてくれるのは明らかにシフラの方です。
それと比べると、ヴァーシャーリの演奏は大見得を切ることもなく、穏やかで端正な音楽に仕上がっています。そこには、聞くものを熱狂させてくれるようなサーカス芸は希薄です。
おそらく、パッと聞いた感じでは、大部分の人がシフラに軍配を上げるでしょう。それほどに、言葉を代えてみれば個性に乏しい無難な演奏の範疇に留まっています。
ただし、繰り返し聞かれることを宿命づけられた「レコード」の場合は、そう言う「棘」のなさが決してマイナスにならいのも事実です。
また、アルバムの選曲もなかなかに優れていて、これ一枚でリストの魅力が十分に楽しめるようになっています。リストの音楽と初めて出会う人に対して、安心して勧めることのできる演奏ではあります。
ただし、20代でこんな演奏をしていたのでは、次はどこに進んで良いのか迷うでしょうね。なるほど、それで結局は指揮者に転向しちゃったんでしょうか(^^;
この演奏を評価してください。
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- まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
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