クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~


Home|アンケートのアーカイブ| あなたが指揮者ならどのオケを振ってみたいですか?〜独墺圏のオーケストラ編

アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



独墺圏のオーケストラ編

  • ベルリンフィル
80
  • ウィーン・フィル
73
  • ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
58
  • ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
56
  • ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
19
  • その他
18
  • バイエルン放送交響楽団
18
  • ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
18
  • シュトゥットガルト放送交響楽団
18
  • リンツ・ブルックナー管弦楽団
12
  • 北ドイツ放送交響楽団
10
  • ウィーン交響楽団
8
  • ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
5
  • バイエルン州立歌劇場管弦楽団
4
  • ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
3
  • チューリッヒ歌劇場管弦楽団
1

投票総数: 401


「それにしても、ウイーンフィルとベルリンフィル以外が勝つというシナリオは存在するのでしょうか・・・」というコメントがあったように、やはりこの両者の人気は圧倒的でした。しかし、結果としては常にBPOがリードを保ってゴールインしましたね。
おそらく、「ウィーンフィルのあのウィーン式木管楽器+ウィンナホルンの響きがなんともいえない!しびれる!指揮してみたい!!」という思いも強いものの、「でも暴れ馬っぽいところがある高性能スポーツカーのようなベルリンフィルを指揮してみたい。」という思いの方が一般的には強かったと言うことでしょうか。
でも、オケを車に喩えられたこのコメントは言い得て妙だと思いました。どのオケのシェフになって指揮してみたい?という問いかけは、どんな車のオーナーになって運転してみたい?という問いかけによく似ています。そうすると、「高性能スポーツカー」タイプと、「上品で優雅なクラシックカー」タイプに二分されて、それぞれのトップにBPOとVPOが君臨しているという図式になるのでしょうか。ただし、高性能スポーツカーとしてのBPOではなくて、旧き時代のクラシックカーとしてのBPOに魅力を感じて投票された方もおられるようですから簡単に図式化してはいけないのかもしれませんが、まあ基本は外していないでしょう。

さて、この両者に続いたのが「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」と「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」でした。ドレスデンの方は今の独墺圏における真の意味でのクラシックカーだと思うのですが、その辺が強く支持されたのだと思います。
問題は「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」の方で、投票された方の大部分はクラシックカーとしてのコンセルトヘボウを支持されたと思うのですが、現在のコンセルトヘボウはBPOを追い抜いて世界一のスポーツカーになろうとしています。かつて私はそう言うコンセルトヘボウの「心変わり」をぼろくそに貶したことがあるのですが、昨今の充実ぶりを見ると彼らの決意は固いようで、それほど馬鹿にしたものではないのかもと思い直している次第です。
ただし、その変身がいかに充実したものであったとしても、それが多くの聴衆に指示されるか否かは別問題のようで、僅差とはいえドレスデンに3位の座を譲ったのもその辺の軌道修正が影響したのではないかと思われます。もしも、コンセルトヘボウが古き良きコンセルトヘボウの響きを今も維持していれば、間違いなく3位の座は堅かったでしょうし、もしかしたらVPOをすら脅かしていたかもしれません。

そして、これ以外のオケはまさにドングリの背比べで、その他大勢とひとまとまりにされても仕方がないようです。ただし、「リンツ・ブルックナー管弦楽団」に12票も入ったのは、おそらくブルックナー大好き人間のおかげでしょう。ナンバー1は確かに素敵ですが、オンリー1の魅力を追求するのもこれからの時代のオケが生き延びていく上でとても重要な要素であることを教えられます。
そして、そう考えれば、絶対不動のオンリー1としての魅力を持ちながら、それにあえて投げ捨ててナンバー1を目指したコンセルトヘボウの決断は注目に値するのかもしれません。以前はあまりにも腹を立てすぎたのかもしれません。

<寄せられたコメント>

「いきなり独・墺語圏ということで、正直どこのオーケストラも指揮してみたい、という気持ちですが、まず筆頭は(個人的に)VPOですね!
VPOの響きに優るオケはないような気がします
あのBPO首席ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは「リハはBPO、本番はVPO」と言っていたらしい

ただ今回あえてVPOには投票せず北ドイツ放送響を推したいと思います!
ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントのようなドイツ正統派の音楽はほんとうに自分好みの音楽です!(ブラ1や、意外にもベト8も指揮してみたい)

あと、モーツァルテウム管の独特(!?)の響きがあっていいと思います
それと、BPOももちろんです。とくにジルヴェスター・コンサートでR.シュトラウスの交響詩を指揮してみたい!

以上自分自身の妄想が強すぎましたが北ドイツ放送響をチョイスしました」

「ウィーン交響楽団に一票!
ウィーンフィルの影に隠れて影の薄いオーケストラですが、余りに高貴ウィーンフィルよりも本場土着の熱さみたいなものが伝わってくる感じがします。」

「ウィーン交響楽団に投票しました。
自前で聴きもしない評論家にはやる気のないやっつけ仕事をすると言われ、常にウィーンフィルの後塵を拝する2番手オケの扱いを受けつづけているのですが、私にとっては学生時代にベーム指揮の第九でベートーヴェンの素晴らしさを教わり、1975年の来日公演でジュリーニを聴き始める切掛けを作ってくれた、シュタインとの「グレート」は普通の演奏でありながらそれ故に繰り返し聴きたくなるなど、常に刺激を与えくれる楽団です。」

「ほんとになんとなくですが、ゲヴァントハウスに入れてみました。たいしてこのオケにききこんでる訳でもないのですが、ゲヴァントハウスSQに愛着があるので。」

「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に入れましたが、僕はこのオケと、聖トーマス教会聖歌隊で「マタイ受難曲」がやりたいんです!! 今年3月の「マタイ受難曲」のツアーがあまりに素晴らしかったもので!!」

「ベルリン・フィルに入れましたが、僕が振りたいのはフルトヴェングラー時代のベルリンフィルです。あの時代はベルリンフィルが本当に北ドイツのオケの音を出していた、本当の意味でベルリンフィルがドイツのオケだった時代だと思います。」

「ブロムシュテットが主席指揮者をしていた頃のシュターツカペレ・ドレスデンが好きでしたのでその他に1票入れました。
それにしても、ウイーンフィルとベルリンフィル以外が勝つというシナリオは存在するのでしょうか・・・」

「どのオーケストラを振ってみたいかというより、どの曲を振ってみたいか、という観点から選んでみたいと思います。
北欧音楽やフランス物も好きですが、本質的に私が好きなのは三大Bやブルックナーのようなドイツ音楽です。
特に振るとすればブルックナーかな・・・?
彼はオーストリア人でしたが、残念ながらウィーンフィルの華麗な音はブルックナーには不向きだと思います。(7番は例外)
彼の音楽はウィーンフィルの『黄金の響き』ではなく、シュターツカペレ・ドレスデンの『森の響き』が似合っている。
SKDの伝統が本来求めているタイプの指揮者が居なくなる中、SKDは良き伝統とどのようにして向き合っていくのだろうか・・・?」

「ミュンヘン・フィルに投票しました。贔屓目ですが「格」ではベルリン、ウィーン・フィルに劣っても実力になんら遜色はない、特にブルックナーにかけては他に譲らないものがあると思います。」

「僕にとって、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団は、ブロムシュテット、ライプツィヒ・ゲバントハウスはコンビチュニー、シュトゥットガルト放送交響楽団はチェリビダッケ。でも、もし、指揮ができるなら、バイエルン放送響が良いです。」

「一番すきなのはバイエルン放送響。でも暴れ馬っぽいところがある高性能スポーツカーのようなベルリンフィルを指揮してみたい。」

「ミュンヘン・フィルに入れました。

勝手な印象で批判覚悟ではありますが、ベルリン・フィルは機動性ばかりで音色に深みが無く感じられるし、ウィーン・フィルは指揮者不要というか、指揮者の存在感がやはり希薄な感じがしてしまうのです(結局「ウィーン・フィルの音」になってしまい、「○○の音楽」とはならない気がする)。

是非とも僕はチェリが培ったミュンヘン・フィル・サウンドでブルックナーを振ってみたい!
まろやか且つしなやかな柔軟性のある音色で、尚かつドイツ的な渋みや重厚感というか、決して響きが軽々しくならない所は本当に素晴らしいと思います!」

「ウィーンフィルのあのウィーン式木管楽器+ウィンナホルンの響きがなんともいえない!しびれる!指揮してみたい!!」

【リスニングルームの更新履歴】



[2026-10-25]

ヴォーン・ウィリアムス:トマス・タリスの主題による幻想曲(Vaughan Williams:Fantasia on a Theme_by Thomas Tallis)
マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音(Sir Malcolm Sargent:The Philharmonia Orchestra Recorded on 1959)

[2026-10-23]

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30(Rachmaninov:Piano Concerto No.3 in D minor, Op.30)
(P)モーラ・リンパニー:アンソニー・コリンズ指揮、ロンドン新交響楽団(Moura Lympany:(Con)Anthony Collins New Symphony Orchestra of London Recorded on 1952)

[2026-10-21]

リリ・ブーランジェ:古い仏教の祈り(Boulanger:Vieille Priere Bouddhique)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 エリーザベト・ブラッスール合唱団 (T)レイモンド・アマデ 1958年録音(Igor Markevitch:Orchestre Des Concerts Lamoureux Elisabeth Brasseur (T)Alain Fauqueur Recorded on 1958)

[2026-10-19]

エマヌエル・ポンセ:イ短調組曲(Poncw:Suite In A minor)
(Gt)アンドレス・セゴビア:1930年録音(Andres Segovia:Recorded on 1930)

[2026-10-17]

ベートーベン:ヴィンターの歌劇「妨げられた奉納式」より四重唱「子供よ、静かにお休み」の主題による7つの変奏曲 WoO 75(Beethoven:7 Variations on the Quartet Kind, willst du ruhig schlafen from Winter's Das unterbrochene Opferfest, WoO 75)
(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 & 1960)

[2026-10-15]

メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調, Op.25(Mendelssohn:Piano Concerto No.1 in G minor, Op.25)
(P)モーラ・リンパニー:ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニア管弦楽団 1952年録音(Moura Lympany:(Con)Rafael Kubelik The Philharmonia Orchestra Recorded on 1952)

[2026-10-13]

ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第2集 作品72(Dvorak:Slavonic Dances Op.72)
クルト・ザンデルリング指揮 レニングラード・フィルハーモニー交響楽団 1952年&1954年録音(Kurt Sanderling:Leningrad Philharmonic Orchestra Recorded on, 1952 & 1954)

[2026-10-11]

ヴィオッティ:ヴァイオリン二重奏曲 ト長調(Viotti:Duet for Violin Solo in G minor)
(Vn)ジョコンダ・デ・ヴィート:(Vn)イェフディ・メニューイン 1955年12月4日&6日録音(Gioconda de Vito:(Vn)Yehudi Menuhin Recorded on Decembr 4&6, 1955)

[2026-10-09]

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 「喜び」 Op. 8, No. 6, RV 180(Vivald:Violin Concerto in C Major, Op. 8, No. 6, RV 180, "Il piacere")
(Vn)フェリックス・アーヨ:イ・ムジチ合奏団 1961年9月20日~28日録音(Felix Ayo:Musici, I Recorded on September 20-28, 1961)

[2026-10-07]

J.S.バッハ:カンタータ第51番「全地よ、神を向かえて歓呼せよ」,BWV 51(J.S.Bach:Cantata: "Jauchzet Gott in Allen Landen", BWV 51)
(S)エリーザベト・シュヴァルツコップ:ペーター・ゲルホルン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1950年10月6日録音(Elisabeth Schwarzkopf:(cpn)Peter Gellhorn Philharmonia Orchestra Recorded on October 6, 1950)