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アンケートのアーカイブ|誰の指揮でききたいですか?(チャイコフスキー:交響曲第4番)
アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・
チャイコフスキー:交響曲第4番
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投票総数: 525
ここまでの圧勝とは思わなかった。これでは序盤戦からアンケートをする意味がなくなってしまったので、どれくらい投票してくれるのか不安でしたが、それでも500を超える投票をいただきなんとか形にはなりました。(^^;
投票してくれた皆様、ありがとうございます。
結果の方は、投票総数の40%をムラヴィンスキーが獲得して圧勝だったのですが、ここでも第2位にカラヤンが食い込んで意地を見せました。
チャイコフスキーの音楽を心の底からベートーベンに匹敵するほどの偉大な作品であると信じて、その己の信念を有無を言わせぬ力で現実のものにしたムラヴィンスキーの演奏は、誰もが到達できないほどの高みにこの作品を引き上げてしまいました。まさに別格と言うことなのでしょう。
それに対して、カラヤンのチャイコフスキーは、ベルリンフィルという最高の楽器を思う存分に駆使して、その凄さで聞き手を納得させてしまう演奏です・・・なんて言ったらカラヤンファンに怒られるかな?
でも、彼のチャイコはベルリンフィルの機能を抜きにしては存在しない演奏であることは確かです。
「ムラヴィンスキーの凄さは重々承知していますが、投票経過を見て今回は別格ということでそれ以外の演奏から選びました。いまさらながら舌を巻くほどのベルリンフィルの実力で聴かせてしまうカラヤン、逆ににへたうまの極地(かなり失礼な言い方ではありますが他に適当な言葉が見つからなかったもので)とでも言いたいようなバルビローリ、第二楽章の木管が印象的なモントゥ(初めて聴いたときは衝撃的でした)も良かったのですが、ロストロポーヴィッチにしました。発売当時の『遥かなる帰れぬ祖国への望郷の念溢るる演奏』のというようなコピーそのままの演奏に追悼の意も込めて一票を投じます。ロンドンフィルも見事です。」
バルビローリの演奏をヘタウマの極地というのも言い得て妙です。彼の演奏は、他の指揮者では絶対に浮かび上がってこないような内声部のメロディが突然浮上してくる面白味があります。それは意図したものなのか、ヘタウマの結果なのかは分かりませんが、なかなかミニカラヤンと言い切れない魅力があります。(それなら、きちんとノミネートしておけ!と言う声が聞こえてきそうですが・・・正直言うと忘れてしまっていました。スマン!!)
それ以外では、小沢に21票も入ったのが印象的でした。若い頃の彼はなかなかに魅力的でした。いわゆる「伝統」という重みから自由で、まるで脱皮したばかりの蝶のような瑞々しさと清潔感がただよっていました。
上手に年を取るというのは本当に難しいものです。
<寄せられたコメントより>
「これは、誰がなんと言ってもムラヴィンスキーでしょう。」
「この曲、ムラヴィンスキーも素晴らしいし私自身も大好きですが、フルトヴェングラーの演奏も忘れえぬ魅力を放っています。特に終楽章コーダのアッチェレランド!!」
「1番はザンデルリンクです。以前はムラヴィンスキーの徹底したアンサンブルが好きでしたが、ザンデルリンクの地味だが丁寧な仕事が逆に曲の美しさと厳しさを見せてくれます。ベルリン交響楽団だけど、きちんとロシアが香っています。」
「ユーリ・テミルカーノフは、サンクトペテルブルク・フィルーハーモニーとの演奏会を、数年前大阪・フェスティバル・ホールで聴きました。地味だが暖かく、土のにおいのする演奏で、感動して帰路についたことを覚えています。」
「その他(ストコフスキー指揮アメリカ響)に一票。この曲を初めて聴いた時(確かNHK−FMで放送していた諸井誠さん司会のクラシック・リクエスト)の演奏です。何てゴージャスな響きなんだと感動したのを覚えています。もちろんムラヴィンスキーも良いし、カラヤンも好きです。曲自体が演奏映えするんでしょうね〜」
「ショルティの演奏はまさに聴かせる演奏だと思っています。強烈に個性的なところが気に入っています。」
[2023-05-30]

リスト:ハンガリー狂詩曲第13番~第15番(Liszt:Hungarian Rhapsody No.13 in A minor/Hungarian Rhapsody No.14 in F minor/Hungarian Rhapsody No.15 in A minor)
(P)サンソン・フランソワ:1953年10月2日,8日&11月16日,26日&12月13日 1954年1月15日&3月29日~30日録音(Samson Francois:Recorded on October 2,26&November 16,26&December 13, 1953 and January 15&& March 29-30, 1954)
[2023-05-29]

ショパン:ワルツ(第5番) 変イ長調, Op.42(Chopin:Waltzes No.5 In A-Flat, Op 42)
(P)アルトゥール・ルービンシュタイン:1963年3月25日録音(Arthur Rubinstein:Recorded on June 25, 1963)
[2023-05-29]

ショパン:3つのワルツ(第6番~第8番), Op.64 (Chopin:Waltzes, Op.64)
(P)アルトゥール・ルービンシュタイン:1963年3月25日録音(Arthur Rubinstein:Recorded on June 25, 1963)
[2023-05-28]

ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14(Berlioz:Symphonie fantastique in C minor, H 48)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1957年2月14日録音(Dimitris Mitropoulos:New York Philharmonic Recorded on February 14, 1957)
[2023-05-27]

モーツァルト:交響曲第40番 ト短調, K.550(Mozart:Symphony No.40 in G minor, K.550)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮:ウィーン・フィルハーモニ管弦楽団 1941年11月9日録音(Hans Knappertsbusch:Vienna Philharmonic Orchestrar Recorded on November 9, 1941)
[2023-05-26]

ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲(Rossini:l`italiana In Algeri Overture)
ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 1967年5月5日録音(George Szell:Cleveland Orchestra Recorded on May 5, 1967)
[2023-05-25]

ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲, WoO 46(Beethoven:Variations in E-Flat Major on Bei Mannern, welche Liebe fuhlen from Mozart's Die Zauberflote, WoO 46)
(Cell)ルートヴィヒ・ヘルシャー:(P)エリー・ナイ 1956年録音(Ludwig Hoelscher:(P)Elly Ney Recorded on 1956)
[2023-05-24]

バッハ :平均律クラヴィーア曲集 第1巻, BWV 858‐BWV 863(Bach:The Well-Tempered Clavier Book1, BWV 858‐BWV 863)
(Cembalo)ラルフ・カークパトリック:1962年5月15日~7日&6月15日~27日録音(Ralph Kirkpatrick:Recorded on May 12-26 & June 15-27, 1962)
[2023-05-23]

ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)
(P)ギオマール・ノヴァエス:オットー・クレンペラー指揮 ウィーン交響楽団 1951年6月9日~11日録音(Guiomar Novaes:(Con)Otto Klemperer Vienna Symphony Orchestra Published in June 9-11, 1951)
[2023-05-22]

リヒャルト.シュトラウス:メタモルフォーゼン(Richard Strauss:Metamorphosen, Studie fur 23 Solostreicher)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 フランス国立放送管弦楽団 1964年4月録音(Jascha Horenstein:Orchestre national de la radiodiffusion Francaise Recorded on April, 1964)