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ショパン:練習曲 Op.10&Op.25

P:コルトー Op.10 1933年7月4・5・15日録音 Op.25 1934年6月18・21日録音



Chopin:練習曲集 Op.25「第1番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第1番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第2番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第2番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第3番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第3番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第4番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第4番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第5番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第5番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第6番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第6番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第7番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第7番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第8番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第8番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第9番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第9番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第10番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第10番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第11番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第11番」

Chopin:練習曲集 Op.25「第12番」

Chopin:練習曲集 Op.10「第12番」




とりあえず簡単な作新紹介

・作品10
第1番  ハ長調 作品10-1(アルペッジョの練習曲)
第2番  イ短調 作品10-2(半音階の練習曲)
第3番  ホ長調 作品10-3「別れの曲」(表題はショパン自身のものではない!)
第4番 嬰ハ短調 作品10-4[68](一番難しい曲!)
第5番 変ト長調 作品10-5「黒鍵」(あまり評判が良くない!〜ビューロー曰く、「婦人サロン用練習曲」)
第6番 変ホ短調 作品10-6(外声と内声を弾き分ける指の独立を練習)
第7番  ハ長調 作品10-7(トッカータ風練習曲)
第8番  ヘ長調 作品10-8(右手の練習?)
第9番  ヘ短調 作品10-9
第10番 変イ長調 作品10-10(ビュロー曰く、「天分と空想に満ちた無窮動的性格を持った練習曲」だとか・・・)
第11番 変ホ長調 作品10-11(オクターブをしっかり弾いて手を広げる練習)
第12番  ハ短調 作品10-12「革命」(技術的には左手のための練習曲)
・作品25
第1番 変イ長調 作品25-1「エオリアン・ハープ」(アルペッジョのなかから旋律を浮かび上がらせる練習)
第2番  ヘ短調 作品25-2(異なるリズムの二本の旋律線プレストで!)
第3番  ヘ長調 作品25-3(微妙なタッチでアクセントや音型に変化を与える)
第4番  イ短調 作品25-4 (シンコペーションの上で旋律を弾き分ける))
第5番  ホ短調 作品25-5(スケルツォですね)
第6番 嬰ト短調 作品25-6(右手3度の練習曲、むっちゃムズイ!)
第7番 嬰ハ短調 作品25-7(夜想曲ですね。ビューロー曰く「フルートとチェロの二重奏」だそうな・・・)
第8番 変二長調 作品25-8 (右手の6度の練習曲)
第9番 変ト長調 作品25-9「蝶々」(一番短い作品です)
第10番  ロ短調 作品25-10 (両手のオクターブの練習曲)
第11番  イ短調作品25-11「木枯らし」(24曲中のベストワン!)
第12番  ハ短調作品25-12「大洋」(両手のアルペッジョの練習曲)

ナチス協力者の悲しみ


ナチスは多くの芸術家たちに過酷な選択を押しつけました。協力するか、もしくは反抗、非協力の姿勢を示して亡命するか?
コルトーは前者の道を選択しました。

そのためにショパン弾きとして一世を風靡しながら戦後は一切の演奏活動を禁止され、寂しい晩年を送ることになります。演奏活動そのものは1946年には許されるようになるのですが、フランス人の国民感情が彼の演奏を許さなかったようです。
それでも、そういう感情が次第におさまりを見せてきたなかで再び戦後の演奏活動を再開するのですが、すでに指はまわらず、楽譜の度忘れもしばしばで、全盛期の彼を知る人々を失望させるものでした。

しかし、コルトーのそのような衰えは、ビシー政権のもとで録音された1942年の演奏からも感じ取ることができます。
1933・34年のすばらしい録音と比べるとその違いは明らかです。確かに録音の悪さは差し引いてあげないとかわいそうですが、すでにこの時点で指はまわらなくなっていることは事実です。
確かに音楽はテクニックだけで成り立つものではありませんが、音楽を成り立たせるに必要なだけのテクニックがすでに失われはじめています。

それでもコルトーは1958年まで演奏活動を続けて、1962年にこの世を去ります。1955年には前奏曲集の録音を残していますが、その頃は細かいパッセージを弾き分ける能力は失っていたので、作品によっては音の固まりとしか聞こえないような代物です。

でも、そういう衰えを感じ取って指揮活動に逃げてしまう人が多い昨今の状況を見ていると、最後までピアニストであり続けようとしたコルトーの姿勢には共感できる部分があります。(若い頃のコルトーは指揮者としても活躍していました。)

歴史に「IF」はありませんが、ナチスとの関わりがなければ彼の晩年はまた異なったものになっていたでしょう。もちろんこの「IF」はコルトーだけのものではありません。
フルトヴェングラー、メンゲルベルグ、R.シュトラウスなどなど、どの人生に思いをいたしても、ナチスがヨーロッパの知識人に与えた甚大な影響を感じざるを得ません。

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