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        <title>Yung Site logo</title>
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        <title>ケルビーニ：歌劇「アナクレオン」序曲(Cherubini:Anacreon Overture)&gt;&gt;&gt;イーゴリ・マルケヴィチ指揮:コンセール・ラムルー管弦楽団 1961年1月録音(Igor Markevitch:Concerts Lamoureux Recorded on January, 1961)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5877</link>
        <description>&lt;h3&gt;ケルビーニ・クレッシェンド&lt;/h3&gt;歌劇「アナクレオン」はパリ・オペラ座で発表した2幕からなるオペラ・バレエです。 &lt;br /&gt;
現在ではオペラ全編が上演されることは稀ですが、その序曲はオーケストラの重要なレパートリーとして今日まで親しまれています。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
古代ギリシャの抒情詩人アナクレオンを主人公とした空想的な恋愛物語であり、老詩人アナクレオンが保護している若い男女、クロエとバティルの恋をめぐる物語です。&lt;br /&gt;
アナクレオン自身がクロエと結婚すると見せかけて若者を試しますが、最終的には二人の仲を認め、結婚を許すというハッピーエンドで結ばれます。&lt;br /&gt;
しかしながら、当時のパリの聴衆には内容が古臭いとみなされて、わずか数回の上演で打ち切られるという歴史的な失敗に終わりました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、オペラ本編の評価とは裏腹に、序曲は発表当時から「管弦楽の最高傑作」として熱狂的に支持されました。 &lt;br /&gt;
イタリア的な美しい旋律、フランス的な劇的構成、そしてドイツ的な緻密な展開が融合しています。&lt;br /&gt;
ウェーバーやベルリオーズがこの序曲を絶賛しました。特に冒頭のホルンの使い方は、ベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番に影響を与えたと指摘されています。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;序奏（Largo）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	荘厳でミステリアスな雰囲気で始まります。特に冒頭のホルンのユニゾンは印象的で、ベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番などの劇的な序奏に大きな影響を与えたと言われています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;主部（Allegro）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	一転して、非常に躍動感のある軽快な第1主題が弦楽器によって提示されます。ケルビーニらしい「知的な熱狂」が感じられる部分です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この曲の最大の聴きどころの一つは、執拗に繰り返されるリズムの上で音量を増していく、劇的なクレッシェンドで、「ケルビーニ・クレッシェンド」とも言われます。&lt;br /&gt;
これは後にロッシーニが完成させる「ロッシーニ・クレッシェンド」の先駆けとも評され、当時は「最も効果的な器楽的クレッシェンド」として賞賛されました。</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5876">
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        <dc:date>2026-05-13T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調, S.125(Liszt:Piano Concerto No.2 in A major S.125)&gt;&gt;&gt;(P)レナード・ペナリオ:ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン交響楽団 1963年3月12日~18日録音(Leonard Pennario:(Con)Rene Leibowit London Symphony Orchestra Recorded on March 12-18, 1963)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5876</link>
        <description>&lt;h3&gt;ある意味ではリストが求めたものがもっともはっきりと具現化された作品&lt;/h3&gt;19世紀においてはピアノの王者としてヨーロッパに君臨したリストですが、その評価は下がる一方であり、現在では「ラ・カンパネラ」とか「愛の夢」のようなごく限られたピアノ曲しかレパートリーにあがらなくなってしまいました。(と、書いたのは随分昔のことで、最近は再評価と言うよりは、彼の作品が持つ華やかさゆえにかコンサートのメインプログラムとなることも増えてきています。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、この傾向は今に始まったことではなくて、20世紀に入った頃にはすでに演奏される作品の範囲は限られたものとなっていたようです。&lt;br /&gt;
そのことは、一部の方からリストに対するリクエストをいただいて、何かいい音源はないものかと探してみて、あまりの数の少なさに驚かされたことからも、その不人気ぶりを確認することができました。（これもまた、昔の一文で、探せば結構あるもの・・・でした。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このピアノ協奏曲の第2番も今ではほとんど演奏される機会のないマイナーな作品となっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第1番に関してはそれでもときおりレパートリーにあがることもあるのですが、この2番に関しては1番のカップリングとして埋め合わせ的に収録されるような風情は否定し切れません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、あのバルトークがリストを高く評価していたことはあまり知られていない事実です。&lt;br /&gt;
砂糖菓子のようにひたすら甘くてロマンティックなピアノ音楽ばかりを書いたと思われがちなリストですが、バルトークはその中にドビュッシーや新ウィーン学派の音楽につながるような先見性を見つけていたようです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今後、リストに対する再評価が進むのかどうかは分かりませんが、今のような「ラ・カンパネラ」とか「愛の夢」だけの作曲家みたいな認識のされ方はいささかひどすぎるかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この第2番とナンバーリングされたピアノ協奏曲は1839年に創作をされているのですが、その後何度も補筆が加えられ、1848年には「交響的協奏曲」という名称を与えられています。&lt;br /&gt;
たしかに、単一楽章で構成されたこの作品はピアノ付きの交響詩という雰囲気をもっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後も、この作品は楽譜として出版される1863年まで、事あるごとにリストが手を加えつづけたようで、ある意味ではリストが求めたものがもっともはっきりと具現化された作品だといえます。&lt;br /&gt;
それぞれに好みはあるでしょうが、完成度という点では第1番の協奏曲よりも頭一つ抜けているのではないでしょうか。</description>
    </item>
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        <dc:date>2026-05-11T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27-3(Eugene Ysaye:6 Sonatas for Solo Violin, Op.27-3)&gt;&gt;&gt;(Vn)マイケル・レビン:1959年1月1日録音(Michael Rabin:Recorded on January 1, 1959)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5875</link>
        <description>&lt;h3&gt;バッハから始まる壮大な旅&lt;/h3&gt;イザイの「6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ, Op.27」はシゲティがバッハを演奏するのを聴いて深いインスピレーションを受け、わずか24時間以内にこの曲集のスケッチを書き上げたと言われています。&lt;br /&gt;
全曲を通して聴くと、バッハへの回帰から始まり、徐々に近代的な色彩や異国の情緒へと移り変わっていく壮大な旅のような構成になっています。&lt;br /&gt;
この作品の面白いところは、第1番から第6番まで、当時の名だたるヴァイオリニストたちに捧げられている点です。&lt;br /&gt;
それぞれの曲は、献呈された奏者の演奏スタイルや個性を反映した音楽性を持っています。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1番 ト短調（献呈：ジョゼフ・シゲティ&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	バッハの「無伴奏ソナタ第1番」と同じト短調で書かれており、全4楽章構成もバッハを意識しています。非常に厳格で知的な構造と重音の扱いが極めて巧みです。&lt;br /&gt;
	とりわけ、第2楽章「フーガ」はヴァイオリン一本で複雑な声部を編み上げる、精神性の高い楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2番 イ短調（献呈：ジャック・ティボー）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	全6曲の中で最もドラマチックな一曲です。バッハの無伴奏パルティータ第3番「プレリュード」の断片と、グレゴリオ聖歌の「怒りの日（Dies Irae）」の旋律が全編にわたって衝突・融合します。&lt;br /&gt;
	第1楽章「妄執（Obsession）」はバッハの美しい旋律を弾こうとしても、死の影（怒りの日）が執拗に追いかけてくるようなスリリングな展開です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3番 ニ短調「バラード」（献呈：ジョルジュ・エネスク）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	全曲の中で最も人気が高く、演奏頻度も圧倒的な単一楽章の傑作です。ルーマニアの名ヴァイオリニストで作曲家のエネスクに相応しく、即興的で情熱的、かつ幻想的な雰囲気を持っています。&lt;br /&gt;
	静かな導入部から、中間部の激しい重音の連打、そして圧倒的なフィナーレへと向かう感情の高ぶりが見事です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第4番 ホ短調（献呈：フリッツ・クライスラー）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ウィーンの巨匠クライスラーの優雅さと、古風な様式美を讃えた作品です。「アルマンド」「サラバンド」「リゴドン」というバロック時代の舞曲形式を採用しています。&lt;br /&gt;
	第2楽章「サラバンド」はピッツィカートとアルコが交互に現れる、クライスラーらしいチャーミングで気品ある響きが特徴的です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第5番 ト長調（献呈：マチュー・クリックボーム）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	イザイの愛弟子に捧げられたこの曲は、他の曲に比べて非常に独創的で印象派的な響きがします。&lt;br /&gt;
	第1楽章「オーロラ」は、夜明けの光が少しずつ広がっていくような神秘的な響きです。第2楽章「田舎の踊り」は一転して、村の祭りを楽しむような素朴で力強いリズムが特徴的です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第6番 ホ長調（献呈：マヌエル・キロガ&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	スペインのヴィルトゥオーゾ、キロガのために書かれた、技巧の限界に挑む終曲です。スペイン風のリズム（ハバネラ）や、情熱的な旋律が随所に散りばめられています。&lt;br /&gt;
	息をもつかせぬ超絶技巧の連続であり、キロガ本人は事故で演奏活動を断念したため、この曲を公開演奏することはありませんでしたが、イザイが彼に求めた驚異的なテクニックが譜面に刻まれています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
</description>
    </item>
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        <title>ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調, Hob.III:66(Op.64-4)(Haydn:String Quartet in G major, Hob.III:66(Op.64-4))&gt;&gt;&gt;ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団:1954年3月録音(Vienna Concert House Quartet: Recorded on March, 1954)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5874</link>
        <description>&lt;h3&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲「第2トスト四重奏曲」, Op.64&lt;/h3&gt;作品64の「第2トスト四重奏曲」には、トストからの依頼があったという記録は残っていません。&lt;br /&gt;
ヨハン・トストというのはずいぶんと面白い人物だったようで、ヴァイオリンを演奏しながら実業家としても活動していて、軍需品の政府納入によって財をなしたようです。そして、ボヘミアなどに織物工場を形成して成功を収めます。そして、エステルハージ家の家事管理人だった「マドモワゼル・ナネッテ」と結婚をします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみにマドモワゼル・ナネッテは、侯爵夫人が亡くなった後に家事全般を取り仕切った女性で、ハイドンは彼女のことを「女主人」と読んでいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「第2トスト四重奏曲」はそんなトストとマドモワゼル・ナネッテが結婚した年に作曲されています。&lt;br /&gt;
その結婚に際して彼らがハイドンに作曲を依頼したという記録は残っていないのですが、この曲集にはトストが限定的なものながら権利を持っていました。&lt;br /&gt;
おそらく、マドモワゼル・ナネッテからの何らかの依頼があったものだと考えられます、と、いうことでこの曲集もまた「トスト四重奏曲」と呼ばれるようになったよりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なおこの曲集のややこしいのは作品の並び順です。&lt;br /&gt;
ハイドン全集では、曲順はHob.III:65,68,67,66,64,63という並び方を採用しています。&lt;br /&gt;
初版はハイドンの許諾も得て「ヨハン・トスト氏に献呈 作品65」として出版されていて、Hob.III:65,68,67,66,63,64という順番だったようです。&lt;br /&gt;
それでは、Hob.III:63,64,65,66,67,68という並び方は何なのかというと、ザロモン・コンサートでの演奏譜に基づいて出版されたプレイエル全集版に基づくものだそうです。&lt;br /&gt;
このあたり、本当にややこしい！！&lt;br /&gt;
ここではハイドン全集に倣っておきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第63番 ニ長調「ひばり」 Op.64-5, Hob.III:63&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「ひばり」としてよく知られています。冒頭の雲雀の主題は印象的で、明快なメロディが楽しい音楽です。この第1楽章は変則的なソナタ形式となっています。アダージョ楽章とフィナーレは三部形式でメヌエットは第3楽章におかれています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第64番 変ホ長調 Op.64-6, Hob.III:64&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はソナタ形式で、展開部では対位法的な書法が特徴的です。第2楽章は表情豊かな短調の世界が展開されます。メヌエットは第3楽章におかれトリオを二つ持ちます。&lt;br /&gt;
	フィナーレはハイドンにとっては定型とも言うべきプレスト・ロンドで、どこかオーケストラ的な響きになっています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第65番 ハ長調 Op.64-1, Hob.III:65&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	両端楽章がソナタ形式で、緩徐楽章が第3楽章におかれています。この緩徐楽章は変奏曲形式で美しく魅力的です。第2楽章はメヌエット楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第66番 ト長調 Op.64-4, Hob.III:66&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はソナタ形式で、第2主題が属短調で開始されるのは初期の手法を思い出させます。第2楽章はメヌエット楽章で、第3楽章のアダージョは三部形式で美しい楽章です。&lt;br /&gt;
	終楽章はノットゥルノ第7番を思い出させるジーグ楽章に基づくソナタ形式です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第67番 変ロ長調 Op.64-3, Hob.III:67&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	両端楽章はソナタ形式で、とりわけ第1楽章は多様な楽想を持っています。第2楽章はアダージョ楽章で三部形式と変奏曲形式が混合したような形式です。第3楽章のメヌエットはリズム的な対比が特徴的です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第68番 ロ短調 Op.64-2, Hob.III:68&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はかなり自由な構成によるソナタ形式で、終楽章は舞曲的な雰囲気が支配的なソナタ形式です。第2楽章のアダージョは2主題による変奏曲形式となっています。&lt;br /&gt;
	第3楽章のメヌエットはリズム感の鋭いモティーフを軸として構成されています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>エルガー：エニグマ変奏曲, Op.36(Elgar:Variations on an Original Theme for Orchestra, Op.36)&gt;&gt;&gt;マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年3月3日&amp;11月1日録音(Sir Malcolm Sargent:The Philharmonia Orchestra Recorded on March 3 &amp; November 1, 1959)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5873</link>
        <description>&lt;h3&gt;エルガーの出世作&lt;/h3&gt;エルガｰはこの作品によって成功を勝ち取り､世界的作曲家へと駆け上がっていきました｡&lt;br /&gt;
よく知られていることですが､この作品にはいくつかの謎(エニグマ)が存在しているため､正式名称である｢独奏主題による変奏曲｣よりは｢エニグマ変奏曲｣の方が通りがよくなっています｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まず､第1の謎ですが､｢実際に作品では演奏されていないけれども､全曲を通じて沈黙の伴奏の役割を果たしている別の主題が隠されている｡｣というものです｡&lt;br /&gt;
これに関しては､イギリス国家だとか蛍の光だとか､はたまたBACHであるとか諸説が入り乱れています｡&lt;br /&gt;
エルガｰ自身はこの謎に関しては最後まで黙したままだったので､この謎解きは今もって解明されていません｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第2に謎は､各変奏に添えられているイニシャルです｡&lt;br /&gt;
エルガｰは､｢必ずしも音楽家ばかりとは限らないが､私の友人達の特徴を､彼らを愉しませ､自分の愉しみのために､私がこれらの変奏の中にスケッチしたことは事実である｡｣と語っています｡&lt;br /&gt;
こちらの方もエルガｰは何も語っていないのですが､イニシャルはモデルとなった人物のものをそのまま使用しているので､こちらの方は全て明らかになっています｡&lt;br /&gt;
参考までに列記しておきます｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;主題:Andante 4分の4拍子&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏1:C.A.E.→エルガｰの妻､&quot;Caroline Alice Elgar&quot;(キャロライン･アリス･エルガｰ)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏2:H.D.S-P.→ピアニストの&quot;H.D.Steuart-Powell&quot;(H.D.スチュワｰト=パウエル)｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏3: R.B.T.→アマチュア俳優の&quot;R.B.Townshend&quot;(リチャｰド･バクスタｰ･タウンゼント)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏4:W.M.B.→&quot;William Meath Baker&quot;(ウィリアム･ミｰス･ベイカｰ)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏5:R.P.A.→&quot;R.P.Arnold&quot;(リチャｰド･ペンロｰズ･アｰノルド&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏6:Ysobe→エルガｰの教え子のヴィオラ奏者&quot;Miss Isabel Fitton&quot;(ミス･イザベル･フィットン)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏7:Troyte.→建築家の&quot;Arthur Troyte Griffith&quot;(アｰサｰ･トロイト･グリフィス)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏8:W.N.→&quot;Miss Winifred Norbury&quot;(ウィニフレッド･ノｰペリｰ)｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏9:Nimrod→エルガｰの友人の&quot;A.J.Jaeger&quot;&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏10:Intermezzo.; Dorabella.→エルガｰの友人の&quot;Miss Dora Penny&quot;(ドｰラ･ペニ)｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏11:G.R.S.→ヘリフォｰド大聖堂のオルガニストである&quot;George R.Sinclarir&quot;(ジョｰジ･ロバｰトソン･シンクレア)とその愛犬のブルドッグである&quot;Dan&quot;(ダン)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏12:B.G.N.→チェロ奏者､&quot;Basil G.Nevinson&quot;(バｰジル･Ｇ･ネヴィンソン)｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏13:Romanza.→エルガｰが作曲中に乗船していた&quot;Lady Mary Trefusis&quot;&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;変奏14:Finale.;E.D.U.→エルガｰ自身の自画像&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
エルガーは独学で作曲を学んだのですが、この曲ではリヒャルト・シュトラウスも絶賛するほどの華やかで緻密なオーケストレーションを披露しています。&lt;br /&gt;
また、単なる変奏曲にとどまらず、個々の友人の話し方、笑い声、あるいは内面的な気品までを音楽で描き出す「音によるポートレート（肖像画）」としての側面を持っています。</description>
    </item>
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        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-05-05T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56(Bartok:Romanian Folk Dances, Sz.56)&gt;&gt;&gt;(P)ジェルジ・シャーンドル:1951年1951年9月12日録音(Gyorgy Sandor: Recorded on September 12, 1951)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5872</link>
        <description>&lt;h3&gt;音楽の絵葉書&lt;/h3&gt;「ルーマニア民俗舞」は、バルトークが実際に採集した民謡のメロディをほぼそのまま活かした、非常に親しみやすい作品です。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1曲：棒踊り (Bot tanc / Jocul cu bata)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	トランシルヴァニア地方のムレシュで、2人の若者が棒を持って踊る様子から着想を得ました。&lt;br /&gt;
	力強く、堂々とした足取りの旋律です。中音域で奏でられる主題は、リディア旋法（4度音が半音上がった音階）を含み、独特の明るさと開放感があります。&lt;br /&gt;
	ピアノ版ではスタッカートを効かせた左手の伴奏が、地面を踏みしめるステップのような役割を果たします。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2曲：飾り帯の踊り (Braul)&lt;/strong&gt;「ブラウル」とは、伝統的な衣装の腰帯（飾り帯）を指します。第1曲よりも速いテンポで、非常に軽やかです。音域が少し上がり、優雅でありながらも活発に動き回るような旋律が特徴です。ほとんどが単旋律の動きに近い透明感のある響きで、短いながらも非常に洗練された印象を与えます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3曲：踏み踊り (Topogo / Pe loc)&lt;/strong&gt;その場（Pe loc）で小さくステップを踏みながら踊る舞曲です。アンダンテ。非常に個性的で、狭い音程範囲（増2度を含む音階）を蛇行するように動く、どこかオリエンタルで神秘的な旋律です。ヴァイオリン版では、この曲をフラジオレットという高音の裏声のような技法で演奏することが多く、その浮遊感のある響きが聴きどころです。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第4曲：角笛の踊り (Bucsumi tanc / Buciumeana)&lt;/strong&gt;カセーユ地方の舞曲で、「ブチュム」と呼ばれるアルプホルンのような長い角笛を吹く羊飼いの音楽が元になっています。ゆったりとした憂いのあるメロディです。バルトークらしい、美しくもどこか寂寥感のある和声が付けられています。全曲の中で最も叙情的で、民俗音楽が持つ「静かな情熱」を感じさせる楽曲です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第5曲：ルーマニア風ポルカ (Roman polka / Poarga Romaneasca)&lt;/strong&gt;急速なテンポで踊られる、活気あふれるポルカです。4分の2拍子ですが、ヘミオラ（2拍子の中に3拍子的要素が混ざる）のようなリズムの遊びがあり、聴き手をドキッとさせる躍動感があります。非常に短い曲ですが、アクセントが強調された打楽器的なピアノの響きが楽しめます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第6曲：速い踊り (Aprozo / Marunｔel)&lt;/strong&gt;実際には2つの異なる速い舞曲が連続して演奏されます（第6曲と第7曲を合わせた構成）。モルト・アレグロ。非常に細かく速いステップを刻みます。曲が進むにつれて熱狂を増し、最後は華やかな盛り上がりを見せて一気に終止します。バルトークのピアノ語法における「力強さ」が凝縮されたフィナーレです。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もともとはピアノ独奏曲として書かれましたが、後にバルトーク自身によって管弦楽編も作られました。また、セーケイ編曲によるヴァイオリン版もあります。&lt;br /&gt;
管弦楽版:は楽器の色彩（クラリネットの民族的な音色など）が加わり、より情景が鮮やかに浮かび上がります。ヴァイオリン版は、ヴァイオリニストの技巧や「節回し」によって、民俗楽器フィドルのような生々しい表情が加わります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
各曲は短いですが、一つひとつがルーマニアの特定の村の風景を切り取った「音楽の絵葉書」のようでもあります。</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5871">
        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-05-03T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>ベｰトｰベン:ディッタースドルフのジングシュピール「赤ずきん」からのアリエッタ「昔々おじいさんが」による13の変奏曲 WoO. 66(Beethoven:13 Variations on the arietta Es war einmal ein alter Mann from Dittersdorf's Das rothe Kappchen, WoO 66)&gt;&gt;&gt;(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&amp;1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 &amp; 1960)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5871</link>
        <description>&lt;h3&gt;ベートーベンのピアノ変奏曲&lt;/h3&gt;ベートーベンは若い頃を中心に数多くの「ピアノのための変奏曲」を作曲しているのですが、その後も折に触れてこの形式によるピアノ曲を残しています。その中でも、とりわけ重要であり、しかしながら最後まで聞き通すにはかなりの忍耐を強いられるのが「ディアベリ変奏曲」でしょう。&lt;br /&gt;
しかしながら、あれはベートーベンの「ピアノのための変奏曲」の中においてみればモンスター的に異形なる存在であって、その大部分は当時の聴衆に人気のあったオペラなどの一節をテーマにしたものが大部分でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「変奏」とは一般的には「ある旋律のリズム、拍子、旋律、調子、和声などを変えたり、さまざまな装飾を付けるなどして変化を付けること」とされています。しかし、ベートーベンの「変奏曲」というジャンルにおける探求を跡づけていくと、「変化をつける」などと言う範疇に留まらないことに気づかされます。&lt;br /&gt;
いや、確かに最初は、オペラなどから拝借した旋律を面白おかしく変化させて聴く人の耳を楽しませる所からスタートしています。しかしながら、その到達点である「ディアベリ変奏曲」を聴くとき、そこには面白おかしく変化をつけて聴く人の耳を楽しませるなどという姿勢は吹き飛んでいます。&lt;br /&gt;
それでは、そこでベートーベンは何をしようとしたのかといえば、それは主題が内包する可能性を徹底的に汲み尽くすことでした。&lt;br /&gt;
よく知られているように、ディアベリによって示された「テーマ」は実に単純で陳腐なもののように見えました。しかしながら、外面的には「陳腐で単純」に見えたテーマの中に豊かな可能性をかぎつけたのがベートーベンの天才でした。&lt;br /&gt;
そのテーマが単純であるがゆえに、それを様々な音楽的スタイルの中においてみることが可能であり、そのスタイルによってはディアベリのテーマはほとんど姿を消しているように見えながらも、それもまた主題の可能性を最大限に追求した結果であるような音楽になっているのです。&lt;br /&gt;
そして、その最後の到達点と若い頃の作品を並べてみれば、ベートーベンという音楽家がその生涯においてどれほど長い距離を歩いたかが分かるのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ベートーベンにとって「ピアノ・ソナタ」という形式は常に実験の場であったのですが、「ピアノのための変奏曲」はそれ以上に実験的な場だったのかも知れません。そして、その実験的性格ゆえに、例えば「ハ短調変奏曲」と呼ばれることもある中期の作品などには作品番号を与えなかったのかも知れません。&lt;br /&gt;
そう考えれば、ベートーベンのこのジャンルにおける歩みを辿ってみることも意味あることなのかも知れません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;ベｰトｰベン:ディッタースドルフのジングシュピール「赤ずきん」からのアリエッタ「昔々おじいさんが」による13の変奏曲 WoO. 66&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
ベートーヴェンが故郷ボンを離れ、ウィーンへ居を移す直前の瑞々しい感性が溢れる作品です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
変奏曲の主題となったのは、当時ウィーンで絶大な人気を誇った作曲家、カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフの歌劇「赤ずきん、または小さな村の教会（Das rothe Kappchen, oder Mein lieber Anton）」の中のアリエッタです。&lt;br /&gt;
当時のウィーンでは、流行したオペラの旋律を主題にして変奏曲を書くことが、ピアニストとしての実力を誇示し、楽譜を売るための定石でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
13という比較的多い変奏の数は、若きベートーヴェンの尽きることのない即興演奏のアイディアを反映しています。技術的な難易度はそれほど高くありませんが、ピアノという楽器の表現力を隅々まで試すような工夫が凝らされています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;主題（Theme）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	非常にシンプルで素朴な、民謡風の親しみやすいメロディです。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1~11変奏&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	旋律装飾やリズムの細分化、3連符の多用など、古典派の王道を行く変奏が続きます。右手の華やかなパッセージと左手の伴奏が交互に入れ替わり、対話のような面白さがあります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第12変奏&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	イ短調へ転じ、全体の雰囲気が一変します。哀愁を帯びた、深い内省的な響きが初期ベートーヴェンの特質を示しています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第13変奏（コーダ）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	再びイ長調に戻り、最後は速度を上げて華やかに締めくくられます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ベートーヴェンが後に確立する「性格変奏曲」への第一歩とも言える要素を孕んでいます。力強い打鍵や繊細なニュアンスの対比に、独自の個性が現れ始めています。</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5870">
        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-05-01T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>リリ・ブーランジェ：詩篇第24篇「地と、そこに満ちるものは、主のもの」(Boulanger:Psaume 24, La terre appartient a l'Eternel)&gt;&gt;&gt;イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 エリーザベト・ブラッスール合唱団 (Br)ピエール・モレ 1958年録音(Igor Markevitch:Orchestre Des Concerts Lamoureux Elisabeth Brasseur (Br)Pierre Mollet Recorded on 1958)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5870</link>
        <description>&lt;h3&gt;圧倒的な肯定のエネルギー&lt;/h3&gt;1916年、彼女が病と戦いながら、第一次世界大戦の激化という緊迫した情勢の中で書き上げられました。&lt;br /&gt;
彼女が遺した3つの詩篇の中でも、最も華やかで力強く、勝利への確信に満ちた作品です。&lt;br /&gt;
「詩篇第129番」や「詩篇第130番」が「苦悩」や「深い淵」を描いているのに対し、この「詩篇第24番」は「栄光の王」の到来を告げる熱狂的な響きが特徴です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この詩篇は、もともとエルサレムの神殿に契約の箱を運び入れる際の「入場歌」としての性質を持っています。&lt;br /&gt;
リリはこのテキストの後半（「門よ、こうべをあげよ」）において、金管楽器を多用した極めて輝かしい音楽を付けました。&lt;br /&gt;
彼女の死を予感させるような他の合唱曲とは対照的に、ここでは「永遠の門が開かれ、神（光）が迎え入れられる」というイメージが、若々しい爆発力をもって描かれています &lt;br /&gt;
わずか4分程度の短い曲ですが、その密度と衝撃力は凄まじいものがあります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
冒頭、金管楽器が鮮烈なリズムを刻み、合唱がユニゾンで「La terre appartient a l'Eternel!（地は主のもの！）」と叫ぶように歌い出します。このダイナミズムは、彼女が尊敬したベルリオーズの壮大な宗教曲をも想起させます。&lt;br /&gt;
旋律線には中世の教会旋法や、どこかオリエンタル（東方的）な色彩が混じり合っており、フランス近代音楽らしい洗練と、原始的な力強さが同居しています。&lt;br /&gt;
中間部ではテノール独唱が「誰が主の山に登りうるか」と静かに問いかけます。外向的な合唱部と、内省的な独唱部の対比が見事です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
戦時下という暗黒の時代にあって、死を目前にした彼女が、絶望（第129番や130番）だけでなく、このような圧倒的な肯定のエネルギーを音楽として結晶させたことに驚かされます。</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5869">
        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-04-29T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>ハイドン:弦楽四重奏曲第64番 変ホ長調, Op.64, No.6, Hob.3:64(Haydn;String Quartet No.64 in E-flat major, Op.64, No.6 Hob.3:64)&gt;&gt;&gt;プロ・アルテ弦楽四重奏団:1933年12月11日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on December 11, 1933)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5869</link>
        <description>&lt;h3&gt;弦楽四重奏曲の道(ハイドン:弦楽四重奏曲「第2トスト四重奏曲」, Op.64)&lt;/h3&gt;&lt;h4&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲「第2トスト四重奏曲」, Op.64&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
作品64の「第2トスト四重奏曲」には、トストからの依頼があったという記録は残っていません。&lt;br /&gt;
ヨハン・トストというのはずいぶんと面白い人物だったようで、ヴァイオリンを演奏しながら実業家としても活動していて、軍需品の政府納入によって財をなしたようです。そして、ボヘミアなどに織物工場を形成して成功を収めます。そして、エステルハージ家の家事管理人だった「マドモワゼル・ナネッテ」と結婚をします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみにマドモワゼル・ナネッテは、侯爵夫人が亡くなった後に家事全般を取り仕切った女性で、ハイドンは彼女のことを「女主人」と読んでいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「第2トスト四重奏曲」はそんなトストとマドモワゼル・ナネッテが結婚した年に作曲されています。&lt;br /&gt;
その結婚に際して彼らがハイドンに作曲を依頼したという記録は残っていないのですが、この曲集にはトストが限定的なものながら権利を持っていました。&lt;br /&gt;
おそらく、マドモワゼル・ナネッテからの何らかの依頼があったものだと考えられます、と、いうことでこの曲集もまた「トスト四重奏曲」と呼ばれるようになったよりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なおこの曲集のややこしいのは作品の並び順です。&lt;br /&gt;
ハイドン全集では、曲順はHob.III:65,68,67,66,64,63という並び方を採用しています。&lt;br /&gt;
初版はハイドンの許諾も得て「ヨハン・トスト氏に献呈 作品65」として出版されていて、Hob.III:65,68,67,66,63,64という順番だったようです。&lt;br /&gt;
それでは、Hob.III:63,64,65,66,67,68という並び方は何なのかというと、ザロモン・コンサートでの演奏譜に基づいて出版されたプレイエル全集版に基づくものだそうです。&lt;br /&gt;
このあたり、本当にややこしい！！&lt;br /&gt;
ここではハイドン全集に倣っておきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第63番 ニ長調「ひばり」 Op.64-5, Hob.III:63&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「ひばり」としてよく知られています。冒頭の雲雀の主題は印象的で、明快なメロディが楽しい音楽です。この第1楽章は変則的なソナタ形式となっています。アダージョ楽章とフィナーレは三部形式でメヌエットは第3楽章におかれています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第64番 変ホ長調 Op.64-6, Hob.III:64&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はソナタ形式で、展開部では対位法的な書法が特徴的です。第2楽章は表情豊かな短調の世界が展開されます。メヌエットは第3楽章におかれトリオを二つ持ちます。&lt;br /&gt;
	フィナーレはハイドンにとっては定型とも言うべきプレスト・ロンドで、どこかオーケストラ的な響きになっています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第65番 ハ長調 Op.64-1, Hob.III:65&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	両端楽章がソナタ形式で、緩徐楽章が第3楽章におかれています。この緩徐楽章は変奏曲形式で美しく魅力的です。第2楽章はメヌエット楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第66番 ト長調 Op.64-4, Hob.III:66&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はソナタ形式で、第2主題が属短調で開始されるのは初期の手法を思い出させます。第2楽章はメヌエット楽章で、第3楽章のアダージョは三部形式で美しい楽章です。&lt;br /&gt;
	終楽章はノットゥルノ第7番を思い出させるジーグ楽章に基づくソナタ形式です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第67番 変ロ長調 Op.64-3, Hob.III:67&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	両端楽章はソナタ形式で、とりわけ第1楽章は多様な楽想を持っています。第2楽章はアダージョ楽章で三部形式と変奏曲形式が混合したような形式です。第3楽章のメヌエットはリズム的な対比が特徴的です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ハイドン:弦楽四重奏曲第68番 ロ短調 Op.64-2, Hob.III:68&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第1楽章はかなり自由な構成によるソナタ形式で、終楽章は舞曲的な雰囲気が支配的なソナタ形式です。第2楽章のアダージョは2主題による変奏曲形式となっています。&lt;br /&gt;
	第3楽章のメヌエットはリズム感の鋭いモティーフを軸として構成されています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;弦楽四重奏曲の道&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
貴族の館において「音楽」というものは部屋の装飾のようなものであったようです。言うまでもなく、何の装飾も施されていない殺風景な部屋に賓客を招くなどと言うことがあり得ないことです。ですから、賓客を招く場に音楽もまた必要不可欠のものでした。&lt;br /&gt;
しかし、装飾はあくまでも装飾であって、あまり自己主張をして表にしゃしゃり出てこられては困ります。ですから、そう言う時代における音楽は基本的に「ディヴェルティメント」だったといえます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、ここで一つ問題が発生します。&lt;br /&gt;
部屋の装飾は貧弱なものよりはある程度の豪華さがあった方が見栄えが良いように、音楽もまたある程度の華やかさがあった方が良いと言うことになります。つまりはある程度の楽団員を常に雇用していて自前の管弦楽団を持っている方が良いと言うことになります。&lt;br /&gt;
しかし、それはある程度の領地を持っていてそれなりの収入が確保できる上級貴族ならば可能であっても、そこまでの領地を持たない中小の貴族にとってはそう言う楽団を保持し、維持することは不可能でした。&lt;br /&gt;
もちろん、特別に重要な式典などであれば臨時に管弦楽団を編成することもあったでしょうが、それを日常的に維持していけるのは、後のハイドンの雇い主になるエステルハージ侯のような一握りの大貴族に限られていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこで、そう言う問題を解決するために、少人数の演奏家でも演奏が可能な「室内楽」というものへの需要が発生します。しかしながら、現在では室内楽と言えば「弦楽四重奏曲」に代表されるようないささか取っつきにくい小難しい音楽を想像してしまうのですが、この時代における「室内楽」もまた「シンプルであっても上品な部屋の装飾」という役割が期待されていましたから、それもまた基本的には「ディヴェルティメント」でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、管弦楽の場合で言えば、その後様々な紆余曲折を経て最後は「交響曲」という王道に辿り着くのですが、室内楽もまた最後は「弦楽四重奏曲」という王道に辿り着くことになります。そして、この二つの王道の頂点を極めたのがベートーベンであったことに異論を唱える人はいないと思うのですが、当然の事ながらその偉業はベートーベン一人で成し遂げたものではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
交響曲というジャンルで言えばその前にハイドンによる長い開拓の歴史がありました。そして、その事は多くの人に認知されていて、ハイドンには「交響曲の父」という尊称が奉られています。&lt;br /&gt;
「弦楽四重奏曲」に関してもハイドンの貢献を否定する人はいないでしょう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしながら、ハイドンがたどった交響曲や弦楽四重奏曲の道程を実際に自分の耳で実感することはそれほどたやすくはありません。確かに、ハイドンが残した交響曲や弦楽四重奏曲は単独で聞いても素晴らしい作品が目白押しです。しかし、それらの作品の真価もまた彼がたどった長い道程を俯瞰して、その全体像の中に位置づけられてこそより深くその真価がわかるものです。&lt;br /&gt;
私はそのことをゴバーマンによる交響曲の全曲録音を目指したチャレンジに接することで身に染みて思い知らされました。その試みはゴバーマンの突然の死によって未完に終わったのですが、それでも彼が残した数多くの録音によってハイドンがたどった交響曲の道の全体像が少しは見えてくるようになったからです。&lt;br /&gt;
つまりは、ハイドンの交響曲というのは個々の作品への評価も重要なのですが、真に評価すべきはその総体としての「交響曲の道」なのです。&lt;br /&gt;
そして、そのことは弦楽四重奏曲においても同様なのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おそらく、ハイドンの初期や中期の弦楽四重奏曲を次々と聞かされればうんざりする人もいるでしょう。しかし、それを我慢して聞き続けてくれることでハイドンの「弦楽四重奏曲の道」が少しずつ見えてきたならば、そういう初期・中期作品の魅力を感じ取っていただけるでしょう。そして、彼の業績はそういう一つの様式にチャレンジし続けた総体としてとらえてこそ、ハイドンの姿が本当に理解できるのではないかと思うのです。</description>
    </item>
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        <dc:date>2026-04-27T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調, S.124(Liszt:Piano Concerto No.1 in E flat major S.124)&gt;&gt;&gt;(P)レナード・ペナリオ:ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン交響楽団 1963年3月12日~18日録音(Leonard Pennario:(Con)Rene Leibowit London Symphony Orchestra Recorded on March 12-18, 1963)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5868</link>
        <description>&lt;h3&gt;循環形式によるソナタ形式を初めて完全に実現させた作品&lt;/h3&gt;「ピアノのパガニーニ」を目指したリストなので、ピアノの独奏曲は数多く残していますが、協奏曲となると完成した形で残されているのはわずか2曲です。これを少ないと見るか、それともこんなものと見るかは難しいところですが、作品の認知度という点で言えばかなり落ちることは事実です。&lt;br /&gt;
例えば、ショパンやブラームスもピアノ協奏曲は2曲しか残していませんが認知度は抜群です。&lt;br /&gt;
シューマンは1曲しか残しませんでしたが、認知度ではリストの協奏曲を少し上回る雰囲気です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、実際に聞いてみると、これがなかなかに面白い音楽なのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たとえば、ハンスリックが「トライアングル協奏曲」と冷笑した第3楽章は、そう言われても仕方がないほどにトライアングルの響きが突出しているのですが、音響的な面白さは確かにあります。&lt;br /&gt;
また、バルトークが「循環形式によるソナタ形式を初めて完全に実現させた作品」と評価したように、決してピアノの名人芸ををひけらかすだけの音楽でもありません。&lt;br /&gt;
そう言われてみれば、冒頭の音型があちこちに姿を現すような雰囲気があるので、ある種のまとまりの良さを感じさせますし、4つの楽章が切れ目無しに演奏されるので、ピアノ独奏を伴った交響詩のようにも聞こえます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、最終楽章の怒濤のクライマックスは、やはり「ピアノのパガニーニ」を目指したリストの真骨頂です。&lt;br /&gt;
聞いて面白いと言うことでは、決して同時代のロマン派のコンチェルト較べても劣っているわけではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第1楽章:Allegro maestoso&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第2楽章:Quasi Adagio&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第3楽章:Allegretto vivace. Allegro animato&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第4楽章:Allegro marziale animato&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
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